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LINE、PINコードの設定を全ユーザーに強制化、9月22日より

 LINE株式会社は、「LINE」のスマートフォン版アプリにおいて、4桁のPINコード(暗証番号)の設定を必須にすると発表した。9月22日14時ごろから順次適用する。

 LINEのPINコードは、電話番号の異なるスマートフォンからログインする場合に入力が求められるもの。LINEアカウントが第三者に乗っ取られる不正ログイン被害が今年6月ごろから多発したことを受け、希望するユーザーが設定できるオプション機能として7月より提供を開始している。メールアドレスとパスワードに加え、PINコードを設定することで不正ログインを受けづらくなるとしている。

 今回、不正ログイン被害の拡大を防ぐため、PINコードの設定を必須化。LINEアプリのバージョン「4.5.0」以降のユーザー全員に、PINコードの設定を強制するかたちだ。PINコードは、アプリの設定メニューの「アカウント」→「PINコード」から設定する。

 すでにPINコードを設定しているユーザーに対しても、危険なPINコードを設定していないか再度確認するよう促している。「第三者からの不正ログインを防ぐためには、規則性がなく、かつ本人の個人情報と関連のないPINコードを設定することが肝心」と説明。例えば「1111」「1234」「9876」「4649」「2525」「5963」といったものや、生年月日、住所の一部、メールアドレスやパスワードの一部などに関する数字は不正ログイン犯から推測されやすく危険だとしている。

(永沢 茂)