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英語学習サービス「iKnow!」が作ったマウスオーバー辞書、Chrome向け無償提供

 セレゴ・ジャパン株式会社は1日、Google Chrome拡張機能「iKnow! ポップアップ辞書」をリリースしたと発表した。WindowsおよびMac OS XのChromeに対応しており、「Chrome ウェブストア」より無料でインストールできる。

 Chromeで表示しているウェブページ上の英単語にマウスオーバーすることで、日本語の意味がポップアップ表示されるほか、スピーカーアイコンをクリックすれば発音を音声で確認することも可能。

ポップアップウィンドウ内のスピーカーアイコンをクリックすると、発音が再生される。オプション設定により、単語をマウスオーバーした時点で再生させることも可能

 語彙は、プリンストン大学が運営する意味辞書「Princeton WordNet」および独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が運営する「日本語 WordNet」をベースに8万語を収録している。

 他社が提供する同様のマウスオーバー辞書としては数百万語を収録したサービスもすでにあるため、iKnow! ポップアップ辞書の8万語はかなり少なく思えるが、セレゴ・ジャパンによれば、英語学習サービス「iKnow!」を提供する同社が自然言語処理技術による頻度分析で厳選したものだという。その分、ポップアップ表示も軽快になり、英文リーディングを極力妨げずに使えるとしている。

 8万語には、ニュース英語やビジネス英語などカテゴリーごとに監修されたiKnow!の英語学習コンテンツに収録されている1万8000語が含まれ、日常英語の95%をカバーする基礎英会話の4000語もこれに入っている。

 セレゴ・ジャパンでは今後、iKnow! ポップアップ辞書のバージョンアップにより、調べた単語をiKnow!の英語学習サービスに登録できる会員向けの連携機能も予定しているという、

アドレスバーの横に表示されるフクロウアイコンをクリックすることで、マウスオーバー辞書機能のオン/オフが行える

(永沢 茂)