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任天堂、ニコニコ動画へのゲーム動画投稿を公認、奨励金受け取りも可能に

「クリエイター奨励プログラム」に12月1日から対応、250タイトル以上

 株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴは17日、動画サービス「niconico」の「クリエイター奨励プログラム」について、任天堂株式会社の著作物を含む動画が同プログラムに対応すると発表した。これにより、任天堂のゲームタイトルを用いた動画の投稿が、正式な許可を得た上で可能になる。

 クリエイター奨励プログラムは、クリエイターの創作活動支援や二次創作文化を推進する取り組みとして、投稿作品の人気度などに応じて奨励金を支払うプログラム。

 任天堂の著作物を含む動画については、12月1日からクリエイター奨励プログラムに対応予定。ユーザーが、任天堂が指定する対象タイトルの著作物を用いた動画をニコニコ動画に投稿し、その動画が任天堂から許諾されると、許諾された作品がクリエイター奨励プログラムの奨励金支払い対象となる。

 ユーザーが投稿した動画に任天堂の著作物が含まれていると、二次創作作品の参照関係を示す「コンテンツツリー」機能において、その動画が任天堂の「子作品」として登録される。動画に含まれる著作物がクリエイター奨励プログラム対象タイトルであれば、一定の審査期間を経て、動画の人気度などに応じて奨励金が支払われる。審査期間中に不適切なものと判断された場合は、許諾の取り消しや削除となる場合もある。

 プログラムの対象タイトルとしては、「ピクミン3」「マリオカート8」(Wii U)、「トモダチコレクション 新生活」「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」(3DS)、「スターフォックス」(SFC)、「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」「メトロイド」(FC)など250タイトル以上を予定。対象タイトルは後日公表予定で、今後順次拡大していく。現時点ではニコニコ生放送やニコニコ静画などには対応しない。また、同プログラムの対象とならない一部のタイトルは奨励金の対象にはならないが、不適切なものを除き、任天堂から個別に許諾されるとしている。

クリエイター奨励プログラムの奨励金対象タイトル

(三柳 英樹)