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「JTB時刻表」プロデュースによる乗りつぶし共有アプリ「レールブック」公開

 株式会社JTBパブリッシングは、鉄道路線の乗車記録を共有するSNSアプリ「レールブック/鉄道の乗り降りを記録して、みんなで楽しもう!」を公開した。現在、iOS版が提供されており、App Storeから無料でダウンロードできる。Android版の提供は未定。

 乗り降りした駅をアプリで記録していくことで、総乗車距離・乗車率、エリア別・会社別などの切り口でデータを分析したり、乗車した路線を地図上で確認することが可能。「未完乗路線の一覧や地図上の記録空白地帯は、鉄道旅行に出かけたい気持ちを掻き立てる」としている。一方、旅行に出かけられない時も、こうした過去の記録を眺めて楽しめる。

 記録は、全ユーザー間で共有される。ユーザーはプロフィールとして好きな路線や所属している鉄道研究会などを登録できるため、同じ趣味のユーザーなどをフォローしてつながれる。今後、鉄道関連の有名人も実名で登場するという。

 JTBでは「鉄道会社各社や鉄道ファンの有名人達との連携にも積極的に取り組む」としており、「アプリ活性化を通して鉄道乗客数の増加を実現することで、地域のローカル線を応援していく」としている。

 アプリのほか、レールブックの公式TwitterアカウントやFacebookページも開設。レールブックユーザーの総距離や乗車率が最も低い駅などの統計データを提供していく。

 JTBパブリッシングは「JTB時刻表」や「るるぶ」の発行元。今回公開したレールブックは、JTB時刻表がプロデュースするアプリだという。JR、私鉄、第三セクターなど日本全国の全鉄道路線に対応しており、JTB時刻表の最新データと連携して路線の統廃合、駅新設、名称変更などをタイムリーに反映するとしている。

(永沢 茂)