キヤノンMJ、ビジネス市場向けLTEデータ通信SIMの提供を開始

　キヤノンマーケティングジャパン株式会社（キヤノンMJ）は9日、ビジネス市場向けLTEデータ通信SIMの提供を開始した。

　キヤノンMJでは、企業のスマートデバイスやタブレットの業務活用が進み、今後はSIMロックフリーデバイスの普及も予想されることから、企業向けデータ通信SIMの提供を開始。MVNEとして株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）と協業し、NTTドコモの回線を利用したサービスを提供する。

　料金プランは、「定額プランL」がLTEの高速通信（下り150Mbps／上り50Mbps）が可能なプランで、月間データ通信量上限が1GBの「定額プランL 1G」が月額3800円（税別）、上限が7GBの「定額プランL 7G」が月額5500円（税別）。データ通信量上限を超えた場合には通信速度が256kbpsに制限される。

　「定額プランライト」は、通信速度が上り／下り256kbpsで上限はなく、料金は月額900円（税別）。1年契約の「定額プランライト：いちねん」は年額1万円（税別）。

　オプションサービスとして、端末の接続先IPアドレスを制限する「Biz+サービス」、契約回線全体でデータ通信量をシェアする「データシェアオプション」を提供する。

　キヤノンMJでは、大手、中堅企業を中心に販売を開始。2015年4月ごろからは中小企業にも展開を拡大していく予定。さらに、デバイス管理サービス（MDM）やデータ保存・共有サービス、Office 365などのクラウドサービスのメニューを追加し、2017年に約1万回線、1億7000万円の売上を目指す。