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「Flash Player」が脆弱性を修正、すでに悪用も確認、早急なアップデートを

 米Adobe Systemsは9日、「Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。ユーザーに対してアップデートの適用を呼び掛けている。

 今回アップデートした最新バージョンは、Windows/Mac向けが「16.0.0.235」、Linux向けが「11.2.202.425」。Flash Playerを内蔵しているGoogle ChromeとWindows 8以降のInternet Explorerについては、それぞれ自動的にFlash Playerのアップデートが適用される。

 今回のアップデートでは、計6件の脆弱性を修正。脆弱性が悪用された場合、特別に細工されたウェブページを閲覧した際に、悪意のあるコードを実行させられる危険がある。また、1件の脆弱性(CVE-2014-9163)については、既に悪用が確認されているという。

 修正する脆弱性の危険度は4段階で最も高い“Critical”。適用優先度は、Windows/Mac向けのFlash Playerが3段階で最も高い“Priority 1”で、Adobeではなるべく早急にアップデートを適用することを推奨している。

(三柳 英樹)