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米Google、ドメイン名登録サービス「Google Domains」を一般公開

ウェブサイト作成までワンストップで対応

 米Googleは13日、ドメイン名登録サービス「Google Domains」を一般公開した。現時点で利用可能なのは米国内に請求住所登録されたクレジットカードの保有者のみ。他国へのサービス展開については不明だが、サービス開始時にメールで通知を受け取れる申し込みフォームが用意されている。

 Google Domainsは昨年6月に招待制のベータテストを開始していた。今回、招待がなくても利用できるようになった。しかし現時点でもサービスは「ベータ」のままである。登録料金は年額12ドルから。

ドメイン名登録サービス「Google Domains」のロゴ(Google and Your Business公式ブログより)

 Google Domainsはどんな企業でも簡単に独自ドメイン名を取得し、ウェブサイトを立ち上げられるようにするために開始されたサービス。そのために昨年6月の時点で、ウェブサイト制作サービスのShopify、Squarespace、Weebly、Wixと提携していた。今回、新たにGoogleのBloggerでも利用できるようになった。

 利用者は、取得したドメイン名、メールアドレス、ウェブサイトの管理をダッシュボードで行うことができる。ダッシュボードにはウェブサイトのさまざまなテーマやテンプレートが用意されており、これを選択すると該当するウェブサイト制作サービスに誘導され、サイト作成が可能になる。

 また、新機能としてドメイン名取得時の検索とお勧め機能が改良されたほか、IPアドレス変更にも対応できるようにダイナミックDNSサービスも利用できるようになった。さらに「.company」「.florist」「.coffee」といった60以上のドメインにも対応した。

 Google Domainsの提供開始によりGoogleは、ウェブサイト制作、アクセス解析、広告やGoogle+などのマーケティング、Google WalletやAndroid端末による決済など、インターネットでビジネスを行う際のほぼすべての段階で関与できるようになった。

「Google Domains」のウェブサイト

(青木 大我 taiga@scientist.com)