ヤフオク、出品者が梱包料などを別途請求することを禁止するルール改定

　ヤフー株式会社は、オークションサービス「ヤフオク!」において、送料のフェアな表示・請求を目指すためとして、落札代金や送料以外に、梱包料や手数料などの別途請求を禁止するルール改定を3月3日に行うと発表した。

　ヤフーでは、これまでも「出品にあたっての禁止行為」として、落札価格に加えて輸送料や手数料などの名目で、社会通念上不適切な金額を追加費用として求めることを禁止している。

　一方で、実際の送料とはかけ離れた送料を請求する行為や、合理的根拠がないとみられる梱包料や手数料と称する費用を請求する行為が見受けられることから、送料などについてより具体的な規定を設けるという。

　改定後のルールでは、1）落札代金、2）送料、3）返品・交換する際の送料および返金手数料、4）不動産および二輪を含む自動車車体のみ、取得にかかる諸費用および税などの法定費用――以外の料金については、名目を問わず落札者に請求することを禁止し、落札代金以外の料金については商品説明に明記することを求めている。

　梱包の資材費など、その他の費用を別途請求することは禁止となり、落札価格に含む形で出品することを求めている。ただし、落札者が通常とは別の梱包や発送方法を望んだ場合には、別途その費用を請求しても問題ないとしている。

　また、送料を一定で設定している場合は、個別のオークションごとにかかる実際の送料額以内でなければならないとしている。