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Google、Android端末を利用したBYOD支援プログラム「Android for Work」を発表

 米Googleは25日、BYOD(私物端末の業務利用)を支援する企業向けプログラム「Android for Work」を発表した。企業向けモバイル管理(EMM)ソリューションベンダーを通じて提供する。

Android for Work

 Android for Workでは、Android 5.0で導入された暗号化・セキュリティ機能を利用し、企業が管理可能な仕事用プロファイルを端末内に作成。企業は承認したアプリの配布やデータの管理を行うことができ、仕事用プロファイルは個人用のアプリやデータ領域とは切り離されているため、ユーザーは個人的なアプリやデータを従来と同様に利用できる。

 仕事用プロファイルに対応しないAndroid 4.0~4.4向けには、専用アプリ「Android for Work App」を提供。メール、予定表、連絡先、ドキュメント、ブラウジング、承認済みアプリへのアクセスなどの機能を提供する。

 このほか、企業が社内向けアプリを安全に配布するための「Google Play for Work」を用意。ExchangeやNotes、Google Appsに対応する生産性向上ツールも提供する。

 Android for Workには、MobileIron、IBM MaaS360といったモバイルデバイス管理(MDM)や、Samsung、Sony、LGといった端末メーカー、Salesforce、SAP、Adobeといったアプリケーションベンダーなどがパートナーとして提携しているという。

パートナー企業

(三柳 英樹)