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ブラザー、Wi-Fi対応でタブレットからも直接カット可能になったカッティングマシン「CM650W」

 ブラザー販売株式会社は、布や紙をカットするカッティングマシン「ScaNCut」シリーズの最上位機種となる「CM650W」を、12月下旬に販売すると発表した。価格は7万円程度(税別)を想定している。

「CM650W」

 紙や布などが主な対象だが、素材によってはプラスチックシート、ステッカーシートなど、さまざまな素材をカット可能。本体にスキャナーを内蔵しており、カットしたい対象物と、手書きや印刷された図案をスキャンすることで、CM650W単体で対象物にマッチしたオリジナルカッティングデータを作成可能。プリセットされている1000種類以上の模様データや15種類の内蔵フォントからカッティングデータを作成することもできる。操作は、4.85インチに大型化されたタッチ対応液晶ディスプレイで行う。

 無料ウェブサービス「ScanNcutCanvas」でもカッティングデータを作成でき、USBメモリやPCと接続することで、カッティングマシンで利用可能。また、CM650Wでは新たにWi-Fi接続に対応。ScanNcutCanvasを利用しているタブレットで、カッティングデータの作成から送信まで可能となった。ScanNcutCanvasでは、JPEG/GIF/PNG/BMPなどの画像データや、SVG/DXF形式で作成した「Illustrator」などのデザインデータを取り込むことができる。

 そのほか強化された点として、カットデータの最大読み込み可能なオブジェクト数が600に増加し、複雑なカットデータに対応できる。また、24インチカッティングマットが使用でき、296×603mmまでのスキャン/カットに対応。A3サイズにも対応できる。

作例:ステッカー作成
作例:ぬいぐるみの型紙作成
作例:立体的な紙パッケージの作成
作例:装飾用素材の作成

(山川 晶之)