J:COMらが出資のOpenWP、神奈川県藤沢市で地域WiMAX免許を取得


 オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社(OpenWP)は24日、総務省関東総合通信局から神奈川県藤沢市における「2.5GHz帯を用いる広帯域移動無線アクセスシステム(地域WiMAX)」の無線局免許を取得したと発表した。

 オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社は、地域ワイヤレスアクセス事業の提供を目的に、株式会社インテック、株式会社ジュピターテレコム(J:COM)、株式会社ブロードバンドタワー、株式会社ワイドリサーチなどから出資を受けて、2009年3月31日に設立された。代表社員は慶應義塾大学名誉教授の小檜山賢二氏と、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の特別研究講師を務める梅嶋真樹氏。

 今回取得した無線局免許は、基地局が3局、陸上移動局が包括申請で最大1152局。オープンワイヤレスプラットフォームでは、2009年秋に神奈川県藤沢市湘南台地区での事業開始に向けた準備を進める。

 また、慶應義塾大学 環境情報学部の村井純教授がリーダーを務める慶應義塾大学SFC研究所 アンワイヤード研究コンソーシアムに加え、各地の地域WiMAX事業者、機器開発メーカーなどとも協働体制を推進する考えだ。


関連情報


(村松 健至)

2009/6/24 17:44