MS「Bing」の米国シェア微増、Googleが依然として市場を支配


 Microsoftの新サーチエンジン「Bing」の米国におけるシェアが、6月から7月の期間で1ポイント強増加したことがわかった。アイルランドのWebアクセス解析調査会社のStatCounterが調査結果として発表した。

 それによると、米国におけるBingのサーチエンジンシェアは6月の8.23%から7月は9.41%へと増加した。提携が発表されたMicrosoftとYahoo!のシェアを合わせると20.36%となり、6月の19.27%から1ポイント強増加している。しかしながらGoogleは、依然として77.54%のシェアを保持し、市場を支配しているといえそうだ。

 この傾向は世界全体に広げるとより顕著になる。世界におけるMicrosoftとYahoo!のシェアは合計8.77%であり、それに対してGoogleは89.23%を保持している。

 この結果についてStatCounter創業者兼CEOのAodhan Cullen氏は、「Bingは引き続きゆっくりと、しかし着実に進展しつつある。しかし、Yahoo!と合わせた数字が示しているのは、先週発表された取り引きによって今後Googleの支配にいくらかの打撃を与えようとするのであれば、将来的にはより大きなシナジー効果を実証しなければならないということだ」とコメントしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/8/4 13:09