Google ChromeとGoogleアカウントをシンクロする機能を開発中


 米Googleが、ブラウザ「Google Chrome」のユーザーデータをGoogleアカウントに保存・シンクロする機能を開発中であることが明らかになった。

 Google Chromeのオープンソース開発プロジェクトであるChromiumの開発メンバーの記述によると、この新機能によってブックマークやその他のユーザーデータをGoogleアカウントに保存できるようになる。

 また、同時に複数のブラウザがこのアカウントにアクセスできるため、1つのブラウザで行った変更が即座に他のブラウザに反映される。さらに、Webインターフェイスからユーザーデータにアクセスできる仕組みも提供される。

 ブックマークやCookieなどユーザーデータのシンクロに関しては、MozillaもWeaveプロジェクトとして取り組んでおり、既にバージョン0.5が公開されている。

 これに対してGoogle Chromeのシンクロ機能は、将来的にはブックマークに限定せず、他のデータタイプにも拡張できると記述されていること、Googleアカウントと密接に連携すること、そしてGoogle Chromeが同社開発のOS「Chrome OS」と密接に関連することなどから、より大きな影響を持つものと考えられる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/8/4 13:58