7月の月例パッチ「MS09-029」、適用時にXP/2000環境で不具合


 マイクロソフトは、7月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)として提供した「MS09-029」について、Windows XP/2000およびWindows Server 2003環境に適用した場合に不具合が発生することがあることを明らかにした。

 「MS09-029」は、Webページにフォントを埋め込む「Embedded OpenTypeフォント」に関する2件の脆弱性を修正するパッチ。悪意のあるWebページを閲覧しただけで任意のコードを実行させられる恐れがあり、脆弱性の最大深刻度は4段階で最も高い“緊急”とされている。

 マイクロソフトによれば、この「MS09-029」の修正パッチをWindows XP/2000およびWindows Server 2003に適用した場合に、印刷スプーラーがクラッシュする場合があることが判明した。マイクロソフトでは、この問題について現在調査を行っており、判明次第情報を公開するとしている。


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(三柳 英樹)

2009/8/6 11:38