ラック、カード番号がPCに保存されていないかを確認するサービス


 ラックは10日、クレジットカード情報を取り扱う銀行や証券会社などを対象に、故意・過失を含めて従業員のPCにクレジットカード情報が保管されていないことを確認する「カード番号保有チェックサービス」を開始した。料金は個別見積もり。

 「カード番号保有チェックサービス」では、従業員のPCに専用のチェックツールをインストールして情報を収集。ラックの専門エンジニアが調査結果を分析し、調査対象となった各PCにカード情報が保管されているかを判定し、報告書としてまとめる。サービスには、事前のヒアリングによる調査対象の特定や、調査スケジュールの策定、調査結果の報告会、今後の対策方法のアドバイスなどが含まれる。

 サービスの特徴としては、単にカード情報が含まれるファイルを探すだけではなく、利用者によって既に削除されたファイルについても調べることができる。これにより、特に厳重な顧客情報管理が求められる銀行・証券会社・保険会社などにとって、従業員のPCに不要なクレジットカード情報が保存されていないことを客観的に確認できるとともに、クレジットカード情報の流出事故を未然に防ぐ予防策にもなるとしている。


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(三柳 英樹)

2009/8/10 12:54