ECネット決済市場規模は1194億円、ミック経済研究所


 ミック経済研究所は10日、国内におけるEC(電子商取引)のネット決済サービスを対象とした「ECにおけるネット決済サービス市場の現状と展望2009年版」を発行した。

 2008年度のECにおけるネット決済サービス市場(電子マネー、ネットバンク、モバイルキャリア、クレジットカード)の合計は1194億円で、前年度比14.1%増となった。

 各市場の内訳は、電子マネー決済市場が93億円(前年度比11.4%増)、ネットバンク決済市場が131億円(同22.4%増)、モバイルキャリア決済市場が500億円(同12.1%増)、クレジットカード決済市場が470億円(同14.6%増)。いずれの市場も対前年度で10%以上増加した。

 また、EC事業者と決済機関の間に入って決済サービスを提供する「ネット決済代行サービス市場」は439億円で、こちらも対前年度比で21.9%の増加となった。

 ミック経済研究所では、2009年度以降は成長率が緩やかに下がるものの市場の拡大は続き、2013年度には全体の市場規模が1885億円に達すると予測している。


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(三柳 英樹)

2009/8/10 16:04