「Opera 10 beta 3」公開、「Opera Turbo」機能の強化など


 Opera Softwareは13日、「Opera 10 beta 3」を公開した。安定性の向上を図ったほか、ブラウジング高速化機能「Opera Turbo」の性能強化や、デザインの変更などが行われている。Windows版、Mac OS X版、Linux版などがあり、同社サイトよりダウンロードできる。

 「beta 3」での新機能としては、タブバー位置の選択肢を増やしたという。これまで画面上または下に表示可能だったのが、画面右または左にも表示できるようにした。このほか、クラッシュログを利用し、クラッシュの可能性をできる限り減らしたとしている。また、日本語など含めた合計38言語に対応した。


「Opera 10 beta 3」Windows版。タブバーを画面左に表示した状態タブバーを画面上に置いた状態。従来同様、タブのサイズ調整や、タブ内でのサムネイル表示・非表示が可能

 なお、Webブラウザにサーバー機能を持たせる新技術として6月に公開された「Opera Unite」については、アルファ版段階であるとし、「Opera 10 beta 3」にはまだ搭載していない。

 「Opera」の次期バージョンである「Opera 10」では、Operaのサーバーを経由して画像などのデータを圧縮することでブラウジングを高速化する「Opera Turbo」を搭載する。また、新レンダリングエンジンの搭載により高速化を行い、GmailやFacebookなど大量のリソースを必要とするページが「Opera Turbo」機能無しでも、現行バージョンの「Opera 9.6」に比べて40%以上高速化されるという。6月に最初のベータ版が公開され、今回が3つめのベータ版となる。


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(永沢 茂)

2009/8/17 14:14