ドイツのSMS人口は4800万人、国民の60%弱に普及


 ドイツ国内で携帯電話のショートメッセージ機能(SMS)を利用するユーザーが4800万人に達したことがわかった。独IT業界団体のBITKOMが12日、10歳以上の携帯端末利用者を対象にした調査の結果を発表した。

 SMSのほか、携帯端末のカメラ機能を使用するユーザーが2900万人、音楽聴取者が1600万人に上った。一方、電話機能のみを使用するユーザーは6人に1人だった。電話以外の機能を利用する比率は急激に高まっており、SMSは昨年の55%から今年は78%に上昇。また、カメラ機能も40%から48%に、音楽は20%から27%に上昇した。

 年齢層および性別で利用動態に相違があり、男性が女性よりも、技術的な探求心が強いという傾向が出た。例えば、動画の利用者は男性が24%だったのに対して女性は13%、メール利用者は男性が19%だったのに対して女性は8%にとどまった。SMSやMMS、写真については、普及が進んでいることもあり、性差はあまりなかった。年齢層別でも差異はあるが、60歳以上の年齢層でも、電話以外の機能を1つ以上利用すると回答したユーザーが50%を超えており、その差は縮まっているようだ。


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(Gana Hiyoshi)

2009/8/17 16:08