「マカフィー2010」シリーズ3製品、11月6日発売


「インターネットセキュリティ 2010」のパッケージ

 マカフィーは、個人向けセキュリティソフト「マカフィー2010」シリーズ3製品を11月6日に発売する。3台のPCまで利用可能なダウンロード版の価格は、総合セキュリティソフトの「インターネットセキュリティ 2010」が5775円など。

 「マカフィー2010」シリーズは、Windows Vista/XP/2000に加えて、Windows 7に対応。ウイルス定義ファイルについては、これまで個々に定義していた脅威の検出情報を「ジェネリックドライバ」に置き換え、ウイルス定義ファイルのサイズを約20%縮小する一方で、検出・駆除の範囲は拡大したという。ジェネリックドライバでは、実行中のプログラムを監視し、怪しいふるまいを検出する。

 機能面では、マカフィー製品を初めてインストールした際に大量のウイルス感染が検出された場合、自動的に検出レベルを「最大」にしてスキャンを実施する「スーパーモード」を導入。さらに、ユーザーの年齢に応じて表示するWebサイトを制限する「保護者機能」は、新たにWebブラウザ「Google Chrome」での利用が可能となった。

 このほか、ノートPCがAC電源に接続されていない間は予定されているスキャンを一時的に延期して、ノートPCのバッテリー残量を長持ちさせる機能を追加した。

 「インターネットセキュリティ 2010」は、ウイルスやスパイウェア、迷惑メールの対策機能やファイアウォールなどを搭載する。ウイルス/スパイウェア対策などの機能に絞った「アンチウイルス プラス 2010」は、3台まで利用可能なダウンロード版が5040円、1台で利用可能なダウンロード版が4095円。「インターネットセキュリティ 2010」にメールやメッセンジャーに含まれるリンクの安全性を評価する「SiteAdvisor Plus」機能を加えた「トータルプロテクション 2010」は、3台まで利用可能なダウンロード版が6980円。このほか、各製品のパッケージ版もオープンプライスで販売する。

 「アンチウイルス プラス 2010」については、1台のPCのみで利用可能な製品も販売する。ダウンロード版は4095円、パッケージ版はオープン価格。

 マカフィーではSaaSモデルを採用し、自動的に製品を最新の状態にアップデートするサービスを提供している。「マカフィー2010」製品では、2010年6月までに次回のメジャーアップデートを実施する予定だとしている。

 なお、「マカフィー2009」製品を利用していてライセンス期間が残っているユーザーに対しては、すでに自動アップデートを通じて「マカフィー2010」製品の新機能を無償提供済みだとしている。


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(増田 覚)

2009/10/19 14:23