楽天市場、ディズニー関連商品の専門サイトを開設


発表会登壇者一同

 楽天が運営するオンラインショッピングサイト「楽天市場」は22日、ディズニー関連商品の専門サイト「Disney zone(ディズニーゾーン)」を開設した。書籍やDVDのほか、ディズニーホテルの宿泊予約も取り扱う。

 「Disney zone」は、楽天市場に出店している店舗で販売されているディズニーキャラクターの玩具や日用雑貨などの商品を紹介するサイト。また、楽天ブックスが取り扱うDVD、楽天トラベルが取り扱うディズニーホテル情報、ディズニー関連のコンサートチケット情報なども紹介する。

 楽天市場では現在、ディズニー関連商品の取り扱い店舗数が3500店舗以上あり、その商品点数は約14万点を超えるという。「Disney zone」では、その中から17店舗の商品を掲載しており、商品数は約4000点。商品をクリックすると、当該店舗の商品詳細ページへアクセスする。

 「Disney zone」のトップページでは、キャラクターやジャンル、キーワードで商品を検索できる。「注目アイテム」「秋のおすすめグッズ」「DVDコーナー」なども用意。楽天トラベルと連携し、「東京ディズニーランドホテル」「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」「ディズニーアンバサダーホテル」紹介ページへのリンクも設置している。

Disney zoneのトップページDisney zoneのページ構成

 楽天は22日、東京ディズニーランドホテルで記者発表会を開催した。同社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「子供から大人まで人気のあるディズニーのキャラクター専門サイトを楽天に設置できることは意義が大きい」とコメント。「この試みを成功させ、今後もユーザーが欲しいと思う商品をフィーチャーしていくコンテンツを提供していきたい」とした。

 楽天市場では従来、期間限定の特集ページは多数提供していたが、キャラクターグッズの専門コンテンツは今回が初めてになるという。楽天の黒坂三重執行役員は、「このサイトに来れば楽天市場のディズニー関連の商品がわかる」と説明。当初は17店舗の商品を紹介するが、今後は店舗・商品数を拡充していく考え。「なかなか東京に来られない地方のディズニーファンにも楽しんでもらいたい」とした。

 「Disney zone」の開設は、楽天とウォルト・ディズニー・ジャパンのライセンス契約により実現した。発表会では、ウォルト・ディズニー・ジャパンで商品ライセンスを担当する中澤一雄氏(ディズニー・コンシューマ・プロダクツ日本代表)が登壇。「ディズニーブランドのさまざまな商品を、関係各社協力のもと、消費者にとって便利でわかりやすいワンストップショッピングを提供できることになった。『Disney zone』の商品を通じて、ディズニーの特別な体験を提供できるよう推進していきたい」とコメントした。

楽天の三木谷社長(左)、ウォルト・ディズニー・ジャパンの中澤氏(右)発表会では、楽天の登壇者にディズニーキャラクターのぬいぐるみがプレゼントされた

発表会が行われた東京ディズニーランドホテル発表会場はホテル内の「シンデレラルームI」


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(野津 誠)

2009/10/22 17:33