米Evernote、シリーズBファイナンスで1000万ドルを調達


EvernoteのWebサイト

 ドキュメントや写真をクラウドに保存できるサービスを提供している米Evernoteは16日、シリーズBファイナンスで1000万ドルを調達したと発表した。

 Evernoteは、WindowsやMac OS、iPhone、Windows Mobile、Blackberry、Palm Preに対応しており、ユーザーが撮影した写真やドキュメントを簡単にクラウドにアップロードできる。アップロードしたデータは、Evernoteのソフトを利用すればデスクトップ/モバイル双方から検索・閲覧できる。特に英語の場合、文字認識機能によって高度な検索が可能だ。この便利さのため、日本でも人気サービスとなっている。

 今回のシリーズBファイナンスは、シリコンバレーの老舗ベンチャーキャピタルであるMorgenthaler Venturesがリードインベスターを務める。また、以前のシリーズAファイナンスに参加していたDOCOMO CapitalとTroika Dialogも参加している。

 Evernoteでは、調達した資金をもとに製品の改良、対応プラットフォームの拡大、日本語やスウェーデン語、ポーランド語など10以上の言語への対応作業を進めたい考えだ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/11/17 15:10