中学生の自宅ネット利用、2割弱が自室で~ネットマイル調べ


「インターネットは、自宅のどこでアクセスしますか?」

 バンダイナムコゲームスとネットマイルは17日、小中学生を対象にしたインターネット利用に関する調査の結果を発表した。調査は10月15日から19日まで、小中学生が中心に参加する情報交換サイト「サークルリンク」登録会員を対象にインターネットで実施。514人から有効回答を得た。

 インターネットを利用する端末(複数回答)では、「パソコン」が全体の96.3%で最多。以下は「ニンテンドーDS・DSLite・DSi」が25.1%、「Wii」が20.8%、「携帯電話・PHS」が13.6%と続いた。

 パソコン以外のアクセス方法を学年別で見ると、小学校中学年と同高学年では「ニンテンドーDS・DSLite・DSi」が3割前後、中学生では「携帯電話・PHS」が2割以上で、それぞれ最も多かったとしている。

 インターネット利用歴については、「5年以上」が全体の31.3%で最も多く、6割以上が「3年以上」であることがわかった。利用歴が「3年以上」の割合を学年別で見ると、小学校中学年では4割、小学校高学年では6割、中学生では8割近くだった。

 1日のインターネット利用時間は、「1時間~2時間未満」が32.5%で最も多く、以下は「30分~1時間未満」が24.1%、「2時間~3時間未満」が17.5%で続いた。男子よりも女子の方が長く、また学年が上がるにつれて長くなる傾向が見られた。

 インターネットを利用する場所は、「自宅」が全体の95.3%。「自宅」のどこで利用するかについては、「家の居間やリビング」が66.7%でとりわけ多く、以下は「自分の部屋」が12.2%で続いた。

 「自分の部屋」という回答者の割合を学年別で見ると、小学校中学年が8.5%、同高学年が10.2%だったのに対し、中学生では18.8%だった。ネットマイルでは、「中学生になると自分ひとりでインターネットにアクセスする子どもが増える」と分析している。

 インターネットを利用したきっかけについては、「家で家族がやっていたから」が59.9%で最多。男子は「ゲームのダウンロードや通信対戦をしたかったから」、女子は「雑誌を見て知りたい情報があったから」という回答が多かった。「男子は遊び感覚、女子は情報収集への意欲がきっかけのひとつとなっている」(ネットマイル)。

 インターネット利用の目的に関しては、「ひまつぶし」が56.0%と最も多く、以下は「遊びや趣味の情報を収集するため」が49.8%、「動画をみるため」が40.7%と続いた。性別では、「勉強の情報を収集するため」や「ひまつぶし」と答えた人の割合が、男子より女子の方が多かった。

 このほか、インターネット利用時の家族内で約束事としては、「1時間以上やらない」「夜8時まで」「やりすぎに注意する」など時間に関する内容が多く、時間制限では「1日1時間」が多かった。


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(増田 覚)

2009/11/17 17:28