「Thunderbird 3.0」RC版公開、メール検索の強化や操作性の向上


 Mozillaは米国時間の24日、メールソフト「Thunderbird 3.0」のRC(リリース候補)版を公開した。Windows版、Mac版、Linnux版が用意されており、日本語版を含む各国語版が、Mozilla子会社である「Mozilla Messaging」のサイトからダウンロードできる。なお、RC版はテスト目的と位置付けられており、開発者などによるテスト目的以外での利用は推奨されていない。

 Thunderbird 3は、メールソフト「Thunderbird」の次期バージョンとして開発が進められてきたもの。新バージョンでは、ユーザーインターフェイスとしてタブ表示を採用し、メールの本文やフォルダ、カレンダーなどをタブにより切り替えることができる。さらに、メール検索機能の強化やメッセージを「アーカイブ」として保存することも可能となった。

 RC版のリリースノートでは、メール検索においてフィルタリングツールや検索ボックスでのオートコンプリートを説明しているほか、操作性の向上として新規メールアカウントのセットアップウィザードや、新たな検索ボックスを含んだツールバーの再設計、複数のアカウントから受信トレイなどのメールボックスを組み合わせて作成できるスマートフォルダモードなどを紹介している。



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(野津 誠)

2009/11/25 15:59