「新語・流行語大賞」のサイトはAmazon EC2を活用


2009ユーキャン新語・流行語大賞

 12月1日に「2009ユーキャン新語・流行語大賞」が発表されたが、今年は残念ならがインターネット関連の言葉はノミネート段階でほとんどみかけなかった。しかし、実はその裏側では、インターネット界のこのところの流行語の1つでもである「クラウド」がこの国民的イベントを支えていたようだ。

 イースト株式会社は2日、自由国民社からの業務委託により、「新語・流行語大賞」のWebサイトでクラウドサービス「Amazon EC2」などを活用したことを明らかにした。

 イーストによれば、同サイトは毎年12月上旬の発表時期にのみ通常の数万倍のアクセスがあるのだという。従来はサーバー増強で対応していたが、今年はクラウドにより効率化を実現できたとしている。

 イーストでは、同社のクラウド開発実績を紹介するサイトも開設。現在、Amazon EC2では、「新語・流行語大賞」のサイトのほか、「共同通信ニュース by 記事蔵」のサイトの計2件、Windows Azureでは、JTBと共同開発した旅の写真サイト「Toripoto Azure」と健康診断書のデジタル保管庫「元気手帳」の計2件の事例を紹介している。


関連情報


(永沢 茂)

2009/12/2 12:20