「Facebook」の訪問者が日本でも急増、2010年は注目の存在に


 ネットレイティングスは24日、米国のSNSサイト「Facebook」の日本からの利用者が139万人に達し、この1年間で急増したとするデータを発表した。

 ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年11月分のデータによれば、Facebookの日本からの利用者数は139万人で、2008年11月の36万人から3.9倍に拡大した。Facebookは米国最大手のSNSサイトで、米国での利用者数は1億971万人。なお、mixiの日本での利用者は920万人。

 ただし、サイトの月間平均利用時間は、米国のFacebook利用者が6時間10分6秒、日本のmixi利用者が4時間32分52秒であるのに対して、日本のFacebook利用者は36分7秒と短い。また、サイトの平均訪問頻度や、サイト内でのアプリ利用率も低く、日本ではFacebookを日常的に利用しているユーザーはまだ少ないようだとしている。

 ネットレイティングスシニアアナリストの鈴木成典氏は、「米国におけるFacebookの人気は以前から高く、日本でどのくらい多くの訪問者を集められるかが注目されていた。2008年5月に日本語版をリリース以降、米国のFacebookと日本のmixiにはまだまだ及ばないものの、2009年は着実に訪問者数が伸びている」とコメント。このまま訪問者が増えていけば、mixiを脅かす存在になるかもしれないとして、「2010年は日本のFacebookに注目」と述べている。


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(三柳 英樹)

2009/12/24 19:20