Twitter利用者の約3割は東京在住、好きな番組は「タモリ倶楽部」?


 アスキー総合研究所は12月28日、Twitterに関する利用実態調査の結果を公表した。Twitter利用者の居住地は東京都の比率が29.5%と東京に集中しており、利用者の平均年齢は35.7歳。

 調査は、コンテンツに関する大規模調査「MCS(メディア&コンテンツサーベイ)」で、株式会社イードが運営する「あんぱら」会員を対象に行われたもので、回答者数は1万580人。回答者のうちTwitterを利用している人の割合は3.7%となっている。男女比は男性が57.5%、女性は42.5%。年代別では、20代男性が6.5%、20代女性が5.3%で、男女とも20代の利用率が最も高く、次いで30代、40代の割合が高い。

 Twitter利用者の居住地比率は、東京都が29.5%、神奈川県が11.7%で、両都県で全体の4割以上を占める。Twitter非利用者の居住地比率(東京都18.0%、神奈川県11.0%)と比較すると、Twitterユーザーが東京に集中している傾向が見て取れる。一方、同じ関東地方でも千葉県や埼玉県の利用者比率や、中部・関西地方の利用者比率は低い傾向にある。

 Twitter利用者と非利用者のメディア接触度の違いは、映画館での映画鑑賞回数、雑誌の購買冊数、Webサイトでの情報収集時間、ネットでの無料動画の視聴時間などは、Twitter利用者の方が多い。一方、地上波テレビの視聴時間と新聞の閲覧時間は、Twitter非利用者の方が多いという結果となっている。

 個々の地上波テレビ番組への接触度(2009年4月~9月の間に2回以上見たことがあるかどうか)を調べると、Twitter利用者は「けいおん!」「さまぁ~ず×さまぁ~ず」など深夜のアニメやバラエティ番組の割合が高く、特に「タモリ倶楽部」への接触度が30.8%と、Twitter非利用者の2倍近くに達している。一方、「救命病棟24時」「科捜研の女」などゴールデンタイムの番組への接触度は、Twitter非利用者に比べて低い。

 また、アスキー総研アンケートモニターおよびASCII.jp読者中のTwitterユーザー299人を対象にしたアンケート調査の結果も公表した。Twitter利用者がアクセスに使用している端末(複数回答)は、PCが94.3%、携帯電話が42.5%、スマートフォンが39.1%。使用端末別の平均Twitter接触時間は、PCが4.35時間、携帯電話が2.31時間、スマートフォンが2.79時間。また、平均フォロー数では、PCが192.5人、携帯電話が153.2人、スマートフォンが318.3人と、スマートフォン利用者が最も多くなっている。

 Twitterのアカウントを作成した時期については、2009年4月~6月が13.7%、2009年7月~9月が23.5%、2009年10月~12月が25.7%と、2009年4月以降急激に増加している。


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(三柳 英樹)

2010/1/5 17:14