「Gumblar」改ざんサイト、2009年10~12月で1427件確認


 セキュアブレインは7日、ウイルス「Gumblar(ガンブラー)」のWeb改ざん被害についての調査結果を発表した。

 セキュアブレインによると、GumblarによるWeb改ざんは2009年5月から多発しているが、10月から12月にかけて増大したという。同社先端技術研究所の調査では、7~9月は299件だったが、10~12月は1427件と、4倍以上に増加した。

 なお、12月に発見されたGumblarウイルスに関しては、これによって改ざんされたサイト336件を調査したところ、その37.8%にあたる127件が企業のサイトだった。

 セキュアブレインでは10月23日、それまでのGumblarウイルスと類似した新たな攻撃手法について報告していた。この攻撃によって、被害がネズミ算的に拡大したと考えられるとしている。


攻撃手法のイメージ(セキュアブレインの発表資料より)

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(永沢 茂)

2010/1/8 19:51