“Kindleアプリ”を開発・公開可能に、Amazon.comがSDKを提供へ


「Kindle Development Kit」のサイト

 米Amazon.comは21日、ソフトウェア開発者向けに「Kindle Development Kit」を2月より提供すると発表した。電子書籍端末「Kindle」向けに“アクティブコンテンツ”を開発し、今年下期より「Kindle Store」で公開できるようになる。

 「Kindle Development Kit」では、プログラミングインターフェイスやサンプルコード、ドキュメンテーションのほか、PCやMac、Linux上でKindleを再現する「Kindle Simulator」も提供する。

 Amazon.comでは現在、「Kindle Development Kit」のサイトを開設し、料金設定のオプションや収益シェア(開発者の取り分は70%)などの概要を説明している。同サイトでメールアドレスを登録すれば、限定ベータ版が2月に始まった際に通知を受け取ることができる。

 「Kindle Development Kit」で実現する“アクティブコンテンツ”としては、ゲームやパズル、リアルタイムで天候やイベントに応じた行動を示してくれる旅行ガイドなどがあるという。このほか、Amazon.comの発表資料にEA Mobileもコメントを寄せており、人気ゲームをKindle向けに投入することも明らかにしている。


関連情報


(永沢 茂)

2010/1/21 19:56