フォトフレーム機能搭載、音楽再生可能な無線ルーター「Rugby」


 プラネックスコミュニケーションズは22日、3.5型のタッチパネル対応液晶ディスプレイを搭載し、デジタルフォトフレーム機能などを備えたIEEE 802.11n/b/g対応の無線LANルーター「Rugby(MZK-WDPR)」を発売した。標準価格は2万6040円。

 「Rugby」は、ラグビーボールのような外観をした製品。事前にUSB接続したPCから2GBの内蔵メモリーに転送した動画や写真ファイルを、本体液晶ディスプレイ上で再生できるデジタルフォトフレーム機能を用意した。また、YouTube再生機能やカレンダー、時刻表示にも対応する。ディスプレイの解像度は320×240ピクセル。

 また、Thinking Screen Mediaが運営するウィジェットサービス「FrameChannel」との連携機能も備え、TwitterやFlickr、ニュースなどのウィジェット表示が可能。同機能の利用には、PCから「FrameChannel」のWebサイト(英語)にアクセスして無料アカウントを取得し、利用したいウィジェットを事前に設定する必要がある。


「Rugby(MZK-WDPR)」本体背面

 両側面には1.5Wのアンプ付きスピーカーを内蔵し、PCから取り込んだ音楽ファイルが再生可能。デジタルフォトフレーム機能で写真を表示しながらの再生にも対応する。加えて、インターネットラジオやFMラジオも聴取できる。

 ルーター機能としては、理論値で最大150Mbpsの無線LAN通信が可能。インターネット接続は、光ファイバーやADSLといった固定回線に加えて、各社のデータ通信カードの利用にも対応する。データ通信カードは当初、イー・モバイルのD31HW/D02HW/D21HW/D23HW、NTTドコモのA2502、ソフトバンクモバイルのC01LCが利用できる。

 セキュリティ面では64/128bitのWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)などをサポート。無線LAN設定機能「WPS」やマルチSSID機能、同時2セッションまでのPPPoE接続、IPv6ブリッジ機能などを備える。また、本体液晶ディスプレイを利用した各種設定も可能。このほか、ファームウェア更新通知機能、バックライトのオン・オフ設定機能なども用意した。

 再生可能なフォーマットは、動画がMotion JPEG/MPEG-1/MPEG-4/H.264、音声がMP3/WMA、画像がJPEG/BMP。有線インターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載。本体サイズは約193×119×130mm(幅×高×奥行)で、重量は約450g。


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(村松 健至)

2010/1/22 19:52