「.jp」は世界で最も安全なccTLD、McAfeeの調査で2年連続


 JPドメイン名の登録・管理を行う株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は27日、McAfeeが行った調査で、「.jp」が2年連続で世界で最も安全なccTLD(国別ドメイン)であると評価されたと発表した。

 これは、McAfeeが同日発表した報告書「危険なWebサイトの世界分布」によるもの。「.jp」を利用しているウェブサイト46万4000件以上をテストした結果、99.9%が安全だと結論付けているという。

 このほか安全なccTLDとしては、2位が「.gg」(ガーンジー島)、3位が「.hr」(クロアチア)、4位が「.ie」(アイルランド)、5位が「.ch」(スイス)。

 JPRSによると、「.jp」では登録者が日本国内に住所を持つことを条件としているなど、ドメイン名登録における厳格な管理体制をとっているのをはじめ、JPCERT/CCなどと協力し、フィッシングなどに悪用されたJPドメイン名を見つけた場合にそのドメイン名を無効にするよう対応しているという。また、ドメイン名の廃止などにより不適切となったDNSサーバー設定が残されていないか定期的にチェックし、ドメイン名ハイジャックなどの危険性を排除する取り組みも行っており、「.jp」の高い安全性の維持・向上に努めていると説明している。

 さらに2011年1月には、DNSの安全性を高めるための拡張機能「DNSSEC」も「.jp」に導入する予定となっている。


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(永沢 茂)

2010/10/28 11:00