Microsoft、AOLから取得する特許の一部をFacebookに売却


 米Microsoftと米Facebookは23日、MicrosoftがAOLから購入する特許の一部をFacebookが買収し、両社が互いに保有する特許を供与するライセンス契約を結ぶと発表した。

 Microsoftでは4月9日、米AOLが保有する特許を総額10億5600万ドルで取得することを発表している。今回の合意により、Microsoftが取得する925件の特許のうち、650件の特許をFacebookが5億5000万ドルで取得する。

 Microsoftでは275件の特許を引き続き保有するが、これらの特許についてはFacebookに対してライセンス供与を行う。同時に、Facebookが取得した650件の特許も、Microsoftに対してライセンス供与を行う。

 Microsoft上級副社長兼法務責任者のBrad Smith氏は、「今回のFacebookとの合意により、AOLからの特許取得における当初の目的を達成した上で、コストの半分以上を回収できる」とコメント。Facebook法務責任者のTed Ullyot氏は、「今回の買収は、長期的にFacebookの利益を保護するための知的財産ポートフォリオを構築するという、我々の取り組みにおける重要なステップだ」とコメントしている。


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(三柳 英樹)

2012/4/24 12:47