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ランサムウェアで身代金を払うと本当にデータは戻ってくる? 調査結果が明らかに

 ランサムウェアに感染し、その後身代金を支払った企業のほぼ半数がデータを復旧できなかったという調査結果が明らかになった。

 これはセキュリティ会社Cyber​​Edgeの調査によって明らかになったもので、ランサムウェアの感染後にデータを復元できた企業は全体の72.4%に上るが、そのほとんどは身代金の要求を無視して手持ちのオフラインバックアップからデータを復元したパターンで、要求に応じて身代金を支払った企業のうち50.6%は復元に至らなかったとのこと。同社はこの調査結果を受け、やはりバックアップを取るのが最善の手段であると結んでいる。ちなみに同じ調査によると、ランサムウェアの攻撃を受けたと回答した企業は2016年の79%から2017年は77%へ、また、6回以上の攻撃を受けた組織は同33%から27%へと減少しているということで、セキュリティ対策が功を奏しつつあると分析している。