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「通信の最適化」にまつわる議論がネットで沸騰。発端は人気MVNOサービスでの抜き打ち導入

 通信事業者側で画像などを圧縮してデータ転送量を削減する、いわゆる「通信の最適化」にまつわる話題が、GW前からTwitterを中心に盛り上がりを見せている。

 発端となったのは、人気MVNOサービスの1つ「mineo」が通信の最適化を開始したことが、ユーザーの調べによって判明したこと。利用規約には明記されているとは言え、これまで長らく実施されていなかったのがアナウンスなしで唐突に開始されたこと、また、解除のオプションが存在しないことで、Twitterやブログを中心に批判が相次いでいるというもの。mineoのコミュニティサイト「マイネ王」では「通信の最適化」をオプション化してほしいとの提案がユーザーから上がり、多くの賛同票が集まる一方、これらの騒動を受けて通信の最適化について詳しく紹介するエントリや、各MVNOサービスで通信の最適化が行われているか検証するエントリも登場するなど、ユーザーの側で情報共有や検証を行う動きが、事業者を超えて広がりつつある。同様の動きは3年前にも起こったことがあるが、今回もそれに匹敵する規模で話題になるのは不可避の状況だ。