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若者の攻撃的行動と暴力的なゲームとの間に相関関係なし、英大学の研究結果が話題に

 若者の攻撃的行動と暴力的なゲームとの間に相関関係がないとする研究結果を英オックスフォード大学のインターネット研究所が発表し、注目を集めている。

 これは同研究所がRoyal Society Open Science上で発表したもので、それによると英国内の14、15歳の若者の攻撃的行動について両親からヒアリングした結果に、EUおよび米国で用いられているゲーム内のバイオレンス度の評価システムと掛け合わせて影響の有無を調べたところ、相関関係がないことが判明したというもの。若者の攻撃的行動とゲームの関係性を調べた研究は過去にも多数あるが、それらの多くは最終的な集計結果を恣意的に切り取ることで結論を導き出していたのに対し、今回の研究ではあらかじめ仮説および分析方法などを登録した上で、結果がそれらに合致しているか否かで判断しており、一方に有利な結論を導き出そうとする勢力の意向を排除していることが大きな特徴としている。同研究所は発表の中で、政策に影響を及ぼす類似の研究については、今回のようにあらかじめ登録された研究アプローチが用いられるべきだと強調している。