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まさかの3ファクタ認証? ラピュタの滅びの呪文「バルス」にまつわる議論が面白い

 「天空の城ラピュタ」の滅びの呪文「バルス」は、多要素認証の観点からして安全だとする説がTwitterに投稿され、セキュリティ界隈を中心に議論が白熱している。

 「バルス」という呪文はたった3文字しかなく、誤って発動しかねないため危険という指摘は過去にもたびたび繰り返されてきたが、今回Twitterを中心に起こっている議論ではこれまでとは若干異なり、昨今よく話題になる多要素認証の観点からはむしろ安全だというもの。というのも、「バルス」という呪文に加えて、王家の血筋の人間が飛行石を持った状態で、かつラピュタにいなくてはいけないという条件があり、それは多要素認証で言うところの3ファクタを満たしているため、というわけ。議論はいまなお紛糾しており、その経緯がまとめられたTogetterにも多数のコメントが付けられているが、多要素認証の考え方を理解するための事例としては非常に分かりやすく、「2段階認証」「2要素認証」の違いが説明できない人にとっても非常に有益だ。

  • 滅びの呪文3文字ってラピュタのシステム担当者やばいのでは?→現代のセキュリティ概念の3要素が詰まってた「古代文明らしからぬセキュリティ意識の高さ」(Togetter)
    https://togetter.com/li/1398089