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「紙」に印刷すると間違いに気付く理由とは? リコーによる解説がためになると評判

 PCの画面上で見ていると気付かないが、紙に印刷すると誤字や脱字などの間違いに気付くのはなぜかを解説したリコーのブログエントリがためになると評判だ。

 これはリコー経済社会研究所の河内康高研究員が自社ブログに投稿したもので、画面よりも紙のほうが間違いに気付きやすい理由を、紙と画面それぞれでの脳の働き方の違いなどを踏まえて考察したもの。詳細はリンク先を参照いただきたいが、透過光=画面で見ていると脳は「パターン認識モード」になるのに対して、反射光=紙だと「分析モード」になるという話や、画面では脳が高性能すぎてデタラメな文章を瞬時に予測・補正する「タイポグリセミア現象」が発動するという話を挙げ、紙の正確性の高さを紹介する一方で、リモートワークにおける画面表示の優位性についても触れ、最終的にそれぞれの特徴を生かした併用が便利であると説いている。あくまでも「説」であることには留意する必要があるが、業務で紙と画面を併用する人にとっては、誰もが抱く疑問なだけに、興味深い内容と言えそうだ。