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グループで在庫を爆買? 2年ぶりのコミケ開催で危惧される「ライブコマース問題」とは

 スマホによるライブ中継の手法を用いた、即売会における在庫買い占めの事例が報告され、コミケに向けての対応が不安視されている。

 これらの買い占め事例の特徴は、スマホを使ってライブで中継しながら購入の是非を決定していることで、いわゆる「ライブコマース」と呼ばれる手法を用い、現地と回線をつないで購入者をライブで募っているとみられる。最近では11月13日・14日に開催された「デザインフェスタvol.54」において、スマホでやり取りをしながら在庫を買い占めていく外国人グループが各ブースに出没したことが、SNSで報告されている。出展者にとっては数が売れる利点はあるものの、在庫を根こそぎ買われること、ブースを数人で長時間占拠することから他の利用者が寄り付きにくなること、マスクを外して大声で会話することを注意しても言葉が通じず改められないなど、出展者の悩みの種となっているようだ。ライブコマースの手法はコロナ禍で急成長を遂げたことから、今年12月が2年ぶりの開催となるコミケや、今後開催されるイベントでも同様の事例は起こる可能性があり、出展者は注意する必要がありそうだ。