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Apple Watchが世界を変えた? 試験会場への腕時計持ち込み禁止が世界で広まる

 Apple Watchをはじめとするスマートウォッチの話題がたけなわの昨今だが、いま学校の試験や資格試験などではとある異変が起こりつつある。これまで「バイブやアラーム機能がない機種のみ」「アナログ時計のみ」という条件付きで認められてきた腕時計の会場持ち込みが、機種を問わず禁止される例が出てきたのだ。言うまでもなくスマートウォッチを利用した不正行為を防止するためのもので、英国のロンドン大学ではあらゆる腕時計について、携帯電話と同様に会場に持ち込まないよう通達を出し、かわって試験中の時間確認のための置時計を購入する予算を組んだのだとか。日本でも、先週末に日本英語検定協会が実施したIELTSのテストで、腕時計の全面的な持ち込み禁止のほか、受付時にメガネの確認を行うという、スマートウォッチはもちろんスマートグラスにも対応したルール改定を行っている。機種によってはアナログタイプとまったく見分けがつかず、個別にチェックするにも限界があることから、このような措置に至るのはごく自然な流れと言えよう。Apple Watchが発売される4月以降、この流れはさらに加速しそうだ。

◇3/21のIELTSテストより、試験室内への腕時計の持込ができなくなります。(日本英語検定協会)
https://www.eiken.or.jp/ielts/students_info/2015/0302_01.html
◇Watches Banned From University Exams Because Of The Apple Watch(BuzzFeed News)
http://www.buzzfeed.com/jimwaterson/yes-but-will-the-battery-last-a-full-day

(tks24)