■ 「パソコンの日」記念……PC-8001の誕生から4半世紀目の“自作”
　9月28日は、誰が決めたのか「パソコンの日」と呼ぶこともあるらしい。25年前に日本初のパソコン、NEC「PC-8001」が発売された日だが、そのPC-8001の自作に最近成功した人がいて、注目を集めている。昔なら、ICを大量に搭載して構成するところだけれど、今時だから、プログラマブルなLSIのFPGAを使って、ものすごくコンパクトに仕上げている。Webページに掲載されているゲームの画面写真はどれもむちゃくちゃ懐かしくて涙ものだ。なお、完成したのは9月28日だった。

■ 人気のソーシャルネット「mixi」対応の専用ブラウザが登場
　ものすごい勢いでユーザー数が増えていて、先頃10万人を突破して日本一となったソーシャルネット「mixi」。使い勝手がいいから人気も高いわけだが、使い込めばもっと効率よく巡回したくなる。というわけで登場したのが専用ツールの「mixiブラウザ（仮）」だ。自分が登録してあるコミュニティと、mixi内のお友達「マイミクシィ」のページを見て回るのが、これを使えばぐっと楽になる。このツールの登場で、mixiから逃れられなくなる人がさらに増えることは間違いない。

■ 懐かしい「アラビヤン焼そば」は千葉県南西部で限定的に生き残る
　Exciteニュースで、サンヨー食品の「アラビヤン焼そば」を取り上げていた。40年近く前からあるものすごく懐かしい製品で、なぜか千葉県のごく一部の地域だけで今も売れているそうだ。ネットで調べてみると、千葉県八日市場市の居酒屋「らすた」では450円でメニューに載っていたりする。「アラビヤン焼きそばファン倶楽部！」によると、最近は関東のあちこちでまた出回っているようで、池袋のデパ地下でも買えたりするらしい。「生で食べろ」という指南も見かけた。うーん、とりあえず「らすた」でむさぼり食いたい……。

■ 右翼活動向け？　黒塗りの街宣車がヤフオクに出品中
　なんでも揃うYahoo!オークションに、「放送宣伝車」が登場していた。黒塗りで、側面には日の丸が貼り付けられている。いわゆる街宣活動用だ。大型の拡声スピーカー4機が屋根に取り付けられていて、400ワットの強力なアンプが搭載されている。車検は来年8月まで有効。ただし、ベースになっている日野自動車製のバスは昭和55年式と少々古い。とても限定された用途向けだが、原稿執筆時点(29日午後3時)で26件の入札があり、価格が16万円ほどになっているから、なかなかの人気だ。

■ なにがなんでもiPodで！　レーザーポインターに早変わりさせるグッズ
　人気のオーディオプレーヤー「iPod」には、各社からケース類や外部スピーカー、小型のACアダプタなど、さまざまな種類の周辺機器が発売されている。iPodには電源が取れる拡張端子が付いているから、電池不要のFMトランスミッターなんてものもある。というわけで、iPodのバッテリーを活用すべく出現したのがこの「iBeam」。取り付けるだけで、iPodをレーザーポインターと懐中電灯に早変わりさせる。これぐらい別にiPodでなくてもいいとは思うから、どうしても見せびらかしたい人向けか。

■ HDDにオーディオアンプをつなぐと、音楽が聞こえるようになる
　inside outによると、HDDで音楽を鳴らす「Hard-disk Sound System」なんてものがあるようだ。壊れたHDDのコイルに、30ワットのオーディオアンプをつないで、プラッタを振動させることで音を出す仕組みだ。Webサイトには、演奏中の様子を撮影した動画が掲載されている。アームが音楽に合わせてピコピコ動く様子は、カエルの足に電気を通す実験のようだが、音はちゃんと出ている。HDDの駆動コイルは「ボイスコイル」という名称だから、先祖返りといえないこともない。

■ 天国のコスト……聖地アキバのメイド喫茶上階の家賃は、約30万円
　最近ではテレビの情報番組などでも取り上げられるようになったメイド喫茶。「メイド イン 秋葉原」によれば、秋葉原には現在11店舗ほどのメイド喫茶が存在するらしい。そして、「BRAINSTORM」によると、メイド喫茶「Mai:lish」が入居するFH協和スクエアの5階に、空室があるようだ。賃貸料が273,000円、共益費が18,000円の計291,000円。FTTHも引いてあるようだ。玄関あけたら2分でメイド喫茶に行けて、5分でPCのパーツが買える。こんな天国なら30万円の家賃も安い？

■ 野球界参入希望のライブドアと楽天、ネットでの評判はどっちが上？
　球団の合併問題から端を発した野球界のごたごたは、いつの間にか仙台を舞台に、ライブドアと楽天の一騎打ちの様相になってしまった。この飛び石連休中は、ネットはこの話題で持ちきりで、両社のどちらの参入が望ましいか、というネットアンケートがいくつか始まっている。その中のひとつ「ラーメン占い blog」では、ライブドアへの賛同表明が圧倒的（9月27日現在）だった。しかし、どうしてこんなことになっちゃったのやら。

■ 労作！　２ちゃんねらーの分布がひと目でわかる日本地図が完成
　２ちゃんねるのユーザー「２ちゃんねらー」の皆さんが、日本のどこに住んでいるのかをまとめた地図が完成している。調査は、各人がそれぞれ、住んでいる市町村を２ちゃんねるのスレッドに書き込み、それを人力でカウントしたようだ。スレッドには調査とは無関係の荒らしの投稿も多く、その中から有効な回答を拾い出していくのは大変な作業だっただろう。東京や大阪、名古屋などの大都市に集中している様子が一目でわかる。黒字に赤、という昔のアンダーグラウンドなサイトのような配色だからか、異様な不気味さが漂ってくるんだけれど、それはいいのか悪いのか……。

■ 脱毛の“べりっ”に耐え、身をよじる毛深い男性をとらえた動画
　海外のWebサイトで、脱毛している様子をとらえた動画が掲載されていた。とても毛深い男性が半裸になって横たわっているのは、どうやらエステティックサロンのような場所らしい。粘着テープ状の脱毛用品を男性の肌に貼り付けて、一気にはがすと体毛がごっそり取れ、男性は痛さに身もだえる。これを繰り返すだけの動画だ。こんな思いをしてもつやつやお肌になりたいなんて、この人に何があった？

■ トラックバックでスレッドを立てる掲示板「とらばちゃんねる」
　投稿をトラックバックで行なう掲示板「とらばちゃんねる」がオープンしている。一見、よくある２ちゃんねる風の掲示板のようだけれど、ブログなどトラックバック機能を持つWebサイトから個別のスレッドを立てるのが特徴だ。スレ立てしたい人は自分のブログに記事を投稿しておいて、「とらばちゃんねる」にトラックバックする。多くのブログをまとめて匿名掲示板風に仕立てることで、ブログのコメント機能を積極的に活用する試みが面白い。

■ 南海の孤島の会社が“スパム人力より分け”サービスを開始!?
　Weblog Hackingによると、メールボックスに毎日大量に届くスパムを、きれいさっぱり消し去ることができる、夢のようなサービスが登場したそうだ。米国領のパルミ ラ環礁にあるというこの会社では、ユーザーのメールボックスに到着するスパムを、人力で完全により分けるとのこと。スパムのほか、トロイの木馬やウイルスも排除してくれるらしい。料金は年間19.95ドル(約2,200円)と、人手がかかっている割に信じられないほどの安さだ。もっとも、信じられないのは米Slashdotの皆さんも一緒のようで、「会社の所在地のパルミラ環礁は砂地で無人の土地だ」「表記の電話番号は無効」といった指摘があった。楽園は夢だったか。

■ 警視庁が“オレオレ詐欺防止レターセット”PDFファイル配布中
　警視庁のWebサイトでは、「敬老の日スペシャル」として、警視庁特製「オレオレ詐欺防止カード」のPDFファイルを配布中だ。印刷して切り取ると、便せんと封筒ができあがるようになっている。ただし、文面が警察の広報文書そのままの紋切り型で、手紙としておじいちゃんやおばあちゃんに出すにはむちゃくちゃ恥ずかしい代物だ。出向いて、電話の前に貼ってきちゃうのがいいかもね。

■ 鼻でマウスをコントロールする技術「Nouse」が登場
　PCで文書の編集をしていると、右手がキーボードとマウスを行ったり来たりして、 端から見ると「カエルの水かき」のように見える。効率も悪いわけだが、これを解消 する方法が出てきた。AZOZ BLOGによると、カナダの研究所で、鼻でマウスカーソルをコントロールする技術「Nouse」が開発されたそうだ。使い方は簡単で、PCに接続したカメラで自分の顔をとらえて、ソフトウェアに鼻の位置を学習させるだけだ。マウスの左右のボタンは左右の目に割り当てられていて、ウインクすればクリック動作となる。

■ 「うまい棒」を家にいながら大人買い！　やおきんの通販サイト
　駄菓子の「うまい棒」でおなじみの、やおきんがオンラインショップ「三冠王」をオープンして話題だ。「ロールプレイングショッピングシステム」と銘打っていて、「業界初」をうたっているけれど、どこの業界なのかは筆者にはよくわからない。Flashムービーをユーザーインターフェイスに使い、仮想的なお店の中で自分のキャラクターが動き回る。商品をチョイスするのに効率的ではないけれど、店内を見て回るうちについついたくさんの品物をカートの中に突っ込んでしまう。ほとんどは数十個単位以上のパックになっているから、いわゆる“大人買い”専用の通販サイトだ。うまい棒や味カレー、ハートチップルに埋もれてみたい人におすすめ。

■ 共同通信のブログ“署名で書く記者の「ニュース日記」”が本格復活
　共同通信の編集委員室によるWebサイト「チャンネルK」のコンテンツ「編集日記」のブログ版が復活している。今年の3月から始まったこのブログだが、 6月末に、ライブドアの堀江社長のブログを批判した内容を掲載した。すると、ものすごい数の抗議のコメントが殺到してしまい、それから2カ月ほど休止していた。共同通信のベテラン記者の生の声が読める貴重なブログで、長期のブランクはじつに残念だった。仕切直しのリニューアルで、新しい運営方針も固まったようだ。これからが楽しみ。

■ 機種変更で未来も変更……ケータイ次第で運勢が変わる!?
　「圏外」のオーナー氏の占い師をやっている知人が「肌身離さず持ち歩く持ち物を変えるときは、運の流れが変わるとき」と言っているそうだ。だから、機種変更をすれば運勢も変わる、ということらしい。考えてみれば、ケータイより身体に密着しているものは、結婚指輪ぐらいなものだ。筆者の場合はほかにガラクタをたくさん持ち歩いているせいか、機種変更の影響は残念ながらさっぱりわからない。とにかく、「人生に新しい展開が欲しい！」と思ったら、とりあえずケータイを変えてみるのは手かもね。

■ Wordで制作された“怪文書”　ブッシュ軍歴疑惑の証拠は偽造だった
　米大統領選も終盤にさしかかり、ブッシュ、ケリー両候補の周辺には、キナ臭さが濃厚になってきている今日この頃。米国の著名な報道番組であるCBSテレビ「60ミニッツ」で先週取り上げられた、ブッシュの軍歴疑惑の証拠となる文書が、マイクロソフトのWordで偽造されたものだったそうだ。「海外ボツ！News」によると、この文書は1970年代にブッシュの上官（当時）が書いたメモであるとされ、軍の上層部からブッシュを優遇するよう圧力が掛かった、という内容。ところが、放送直後から「Wordでフォントを『Time New Roman』に設定すれば同じものを作れる」という指摘が相次いだ。CBS側は「IBMの電子タイプライターで作成されたものだ」と反論したものの、Windowsのフォント開発に携わった人物によって徹底的に検証され、否定されてしまっ た。これでブッシュの軍歴疑惑全部が否定されてしまうかも!?

■ 隣人に仕返しするための「騒音」が20種類収録されているCD
　古今東西製品情報に、うるさい隣人に復讐するための音が収録されているCD「Revenge CD」が紹介されていた。鳩の鳴き声やドアが閉まる音といった優しい感じの音から、電話の呼び出し音や赤ちゃんの泣き声、200人以上の参加者がいるパーティーの喧騒、「Orgasm」なんていうヘヴィな音まで、全部で20種類収録されている。米国の通販サイトで16ドル（約1,800円）で販売中だ。耳栓が付属しているところが泣かせる。実際に復讐のために使ったら警察のご厄介になってしまいそうだけれど、フランス製のこのCD、あくまでジョークみたいね。

■ あの渋谷駅前の会社もブログにまもなく参入！　社長ブログで明かす
　「渋谷ではたらく社長のblog」によると、この会社で新しいブログサービスの開始 が間近なんだそうだ。このブログのオーナー氏は、どこの会社の社長なのかは明言し てないんだけれど、よく読めば、奥さんが有名人だったり、写真の風景や日々の出来 事で誰でもすぐにわかってしまうだろう。さて、ブログサービスとしてはずいぶん遅 く始まるわけで、どんな奥の手が出てくるのか。興味深い。

■ とうとう出た！　ヤフオクに、トリビアの泉“金の脳”が！
　あの“金の脳”がヤフオクに出品されている。フジテレビ「トリビアの泉」で、優秀なネタに送られる賞品がこの“金の脳”だ。出品者は「ヘリコプターはエンジンが停止しても墜落しない」（86へぇ）を投稿したらしい。部屋に飾っておいたら、2歳半のお嬢さんが金の脳を怖がるために出品することにした、とのこと。オークションは7日に始まり、13日正午現在で31件の入札を集め、価格は3万円を超えている状態だ。締め切りは14日の夜。落札価格もちょっとしたトリビアになりそう。

■ 北朝鮮の大爆発を2日前に予言していた２ちゃんねらーがいた
　中央日報などの報道によれば、9日、北朝鮮で大きな爆発があった、とのこと。直径3.5キロほどの巨大なキノコ雲が観測されたぐらい、巨大な爆発だったようだ。この大事件を、２ちゃんねるのオカルト超常現象板のスレッド「未来が予知できる人います？　その8」で予言している人がいた。問題の投稿は7日付のもの。2日後に、韓国か北朝鮮のような、漢字やひらがなではない文字のあるアジアの街で、爆発もしくはそれに近いことが起こる、という夢を見たという。本当にそんな夢を見たのか、それともなんらかの情報によるリークだったのか……。

■ “ちゃんねる”系掲示板の一覧「日本のインターネットチャンネル表」
　1999年に「２ちゃんねる」が誕生して以降、類似の掲示板に「××ちゃんねる」と 名前を付ける例がたくさん出現した。いったい、どれぐらいの「ちゃんねる」がある のか、気になる人には「日本のインターネット　チャンネル表　超暫定版（仮）」がおすすめだ。現在のところ、「０ちゃんねる」から順番に「５９ちゃんねる」まではほぼ埋まっている。まるで都市型CATV並の「多ちゃんねる」ぶりだけれど、「ちゃんねる」が重複している例はなさそうなのが面白い。

■ 電話ではとても伝わりにくい本“バカ日本地図”が発売中
　地元の本屋さんに電話で問い合わせをした。「はい、○○書店です」「あの、そち らにですね、『バカ日本地図』という本はありますか」「え、バカ？」「『バカ日本 地図』です」「え？　『バカに本』？」「えーと、バカ、日本地図、です」「『バカ に本日』ですか」「いや、バカ、日本地図、です」「ああ、わかりました、『バカに 日本地図』ですね、少々お待ちください……申し訳ありません、取り寄せになっちゃ いますね」「そうですか、どうもすいません」。人気Webサイト「借力[CHAKURIKI]」の人気コンテンツ「バカ日本地図」の書籍は、技術評論社から絶賛発売中らしい。

■ 飲んだら書くな！　酔っぱらって２ちゃんねるで殺人予告し逮捕
　毎日新聞などによると、8日、女性アナウンサーの実名をあげて、２ちゃんねるに殺人予告の投稿をした派遣会社員の男が逮捕されたそうだ。この男が問題の投稿を行なったのは、8月7日の深夜1時50分だ。「アナウサーなのにアイドルぶってんじゃねえよ」「出た杭は打たれる・・」と、言葉にかなりの乱れもある。そして3日後の8月10日夜8時21分、再びこの男のものらしい投稿があった。「当時、酒を大量に飲み、つい茶化したくなりふざけて『殺していいですか？』と書き込み」「冗談でも書く物ではなかったとひたすら反省しております」とあり、相当の酩酊状態で投稿したのがわかる。酔ったら２ちゃんねるは控えないと……。

■ 1カ月かけて広まったブログ記事“理系の男はなぜモテないのか”
　ブログ「港区赤坂四畳半社長」は、28歳の「社長見習い」を自称するオーナー氏の熱い語りがいつもとても面白い。普段は、記事へのトラックバックが多くても3、4件ぐらいなのだけれど、ひとつ、40件ものトラックバックを集めている記事がある。タイトルは「理系の男はなぜモテないのか」で、女性と男性の感じ方の違いを見事に解説している。この大量のトラックバックは、8月2日の記事掲載から1カ月の期間をかけて少しずつ集まってきたもの。瞬間的に注目が集まりがちなネット社会では、あまり見かけない珍しい現象だろう。

■ まるで大昔に製造されたような外観を持つ“新型”PCに一目惚れ！
　「Uniquee Gadgets」に、やたらとカッコいいPCが掲載されていた。赤サビでぼろぼろになったような外観に仕立てられていて、まるで何十年も雨ざらしになっていたかのようだ。リンク先のWebページ「Blackmesa HL2 by piloux」と、さらにリンク先のBBSには、カッコいい画像がたくさん掲載されている。 BBSによると、3.0GHzのPentium4を水冷で使っているらしい。見た目の印象とは違う高性能で、アンバランスなところにまた筆者は惚れてしまった。ああ、欲しい！

■ 「ブリーダー倒産で子犬処分」懐かしのチェーンメールが再発中
　携帯電話に「犬のブリーダーの会社が倒産して、3～6カ月のラブラドール30匹が処分されることになってしまいました。飼える人を探しています」といった内容のメールが届くことがあるそうだ。現実にはそんなブリーダーは存在しない。つまり、チェーンメールなのだ。ちょっとネット歴の古い人なら思い出すかもしれないけれど、このネタ、1998年に大流行したチェーンメールの焼き直し。あのときは、実在のブリーダーに問い合わせが殺到して、電話がパンクしてしまった。今回は誰が始めたのか知らないが、悪質だな。

■ また新たな手口！　“個人識別コード”を詐称する不正請求サイト
　続出する、アダルトサイト利用料を装った不正請求詐欺では、紛らわしい新手の手 口が次々に開発されている。最近では、「ARTIFACT-人工事実-」や「アキバBlog」で解説する「個人識別コードを登録いたしました」と表示するWebサイトが被害を広げているようだ。Webページにアクセスすると、いきなり「登録ありがとう」「15,000円を支払期限以内にお振込み下さい」と表示される。何も登録していないわけだが、接続プロバイダーの名前と“個人識別コード”なる番号を表示しているから、「もう登録されちゃったのか」と不安になってしまう。「個人情報を特定可能な次世代コードです」ともっともらしく説明してあるが、実態は、アクセス順に番号が振られて、クッキーを書き込んでくるだけの単純な仕掛け。からくりを理解できないと不安になってお金を振り込んでしまいそうな手口だ。注意しよう。

■ 日本版セグウェイは“魔法のほうき”風……北大開発の乗り物
　北海道大学のシステム制御情報学研究室が、新しい乗り物“SWEEPER”を開発、Webサイトで動画を公開している。イメージは“魔法のほうき”で、ユーザーはインラインスケートを履いてSWEEPERにまたがる格好で使う。約10km/hのスピードが出るそうだ。動画を見る限りでは操縦性は良好のようで、自由自在に気持ちよさそうに運転している。エンターテイメント向けとのことだから、近いうちに遊園地などで遊べるようになるかも。

■ 実録！　“オレオレ詐欺”体験の長編レポートを公開中
　「Filtration」オーナーの純水さんが、オレオレ詐欺体験の長編レポートを公開中だ。「お父さんが自動車事故を起こしてすぐにお金が必要だから振り込め」と電話で振り込みを促す、最近頻発している詐欺だ。この件でとても怖いのは、純水さんが「オレオレ詐欺ではないか」と疑いながらも騙されてしまっているところ。犯人は百戦錬磨の強者だから、相当気をつけていても引っかけられてしまうのだ。まったく、手口のずる賢さには腹立たしい限りだ。純水さん渾身の文章はとっても読みやすいから、被害に遭わないためにも是非読もう。

■ 入札2,000万円！　漫画「あぶさん」に登場する権利をネット競売
　漫画家の親睦会「マンガジャパン」が、人気漫画「あぶさん」に登場できる権利をヤフーオークションに出品している。著者の水島新司先生が、落札者をキャラクター化してストーリーに登場させてくれるそうだ。想像するとワクワクしてしまうのだけれど、オークションのほうは終了時刻まで残りわずかとなったところで入札価格が急騰している。現在、なんと2,000万円を超えているのだ。筆者は思わず桁を何度も勘定してしまったが、落札者は果たして、この途方もない金額を払うのか。それとも取引不成立で終わってしまうのか。

■ あの「電車男」を新潮社が書籍化、10月末に出版決定!?
　２ちゃんねる発の感動のストーリー「電車男」のまとめサイトに、新潮社で書籍化されて10月末に出版、という告知が上がっていた。書籍化についてはAERAの記事でも触れられており、以前から話題にはなっていたが、とうとうあと2カ月弱で実現することになったわけだ。掲示板の書き込みではもう「次はテレビドラマ」「映画化だ」と気が早い。「冬ソナ」の次は「電車男」か？

■ 「堆肥として使用可」の馬糞が15万円！　五輪金メダル獲得の馬
　AZOZ BLOGによると、英国のeBayで、金メダルを獲得した馬が排泄した糞が、760ポンド（約15万円】で落札されたそうだ。出品者は、アテネオリンピックの個人馬術競技で金、団体で銀メダルを獲得した人物だ。「堆肥として使用可」として出品したところ、35件も入札があったそうだ。気になるのは、この取り扱いが面倒そうな落札品をどう受け渡すかだけれど、どうやら落札者が馬小屋に直接取りに行くことになるらしい。どうせだから、たくさんもらってきてね。

■ 長野県の辰野町消防団のWebサイトにAAが！　２ちゃんねらーも応援!?
　長野県上伊那郡にある辰野町消防団のWebサイトに、２ちゃんねるでおなじみのAA を使用したFlashが掲載されていた。「すわハッキングか」と、２ちゃんねらーも色めきたったが、同消防団のニュースリリースによるとWebサイト作成担当者自ら作成していたとのこと。あまりにアクセスが集中しすぎて、Flashの掲載は取りやめているが、２ちゃんねるからは叱咤激励もあったらしく、コンテンツそのものは残している。「新しいAAを贈るスレ」までできており、新しいAAが掲載されるのも時間の問題かも。

■ ネットが焼けぼっくいに火をつけて、離婚率が年々上昇……英国
　ElephantLogic30によると、この7年間、英国のイングランドとウェールズで離婚件数が増え続けているそうだ。2003年には前年比3.9％増となったらしい。この原因とされているのは、ネットだ。出会い系サイトが激増しているそうで、現在のパートナーに不満を持つ男女を結びつけている。さらに、検索機能が拍車をかける。昔の恋人が今どうしているのか、サイトに登録されていれば簡単に調べられて、連絡がすぐ取れるというわけだ。“焼けぼっくいに火”の状況ができあがりやすい環境だ。そういえば最近、mixi内で旧知の人たちと出会うことが多いのだが、筆者の場合はみんな男……。

■ 携帯電話の使用を注意されたら逆ギレ！　初老の男がシャツを破る
　京都新聞によると、電車内の優先席で携帯電話を使っていた男に注意したら、逆ギレされて暴行を受ける事件があったそうだ。先月末のJR仙石線の中でのこと。暴行されたのは39歳の男性で、東北大学理学部で携帯電話が出す電磁波の影響を研究しているそうだ。以前から、電車内で携帯電話を使っている人に注意を繰り返していたそうで、逆上された経験もあるらしい。犯人は50歳ぐらいの男で、胸ぐらを掴んでシャツを破ったそうだ。年齢相応の行動をしたいものだ。

■ デイリーポータルZに登場の小学生、自由研究を無事完成させる
　小学生の夏休みの自由研究を手伝ってあげよう、というデイリーポータルZのナイスな企画「となりの自由研究」。この中で「虫のフンの模型作り」を手伝ってもらったラッキーな小学校6年生、土屋くんのお母さんが、人気のWebサイト「WeeklyTeinou 蜂 Woman」のオーナーさんだったことを知ってビックリした。26日付の更新では、取材中の裏話も読める。その後も土屋くんは模型製作に没頭、1日午前1時6分に無事完成したそうだ。道ばたでフンを見かけるたび、土屋くんを思い出しそうだよ。

■ ライバル“ドコモ”と“au”の名付け親は、どちらも同じ会社だった
　雅版雑記（仮）によると、携帯電話のシェア上位を占める「NTTドコモ」と「au」の名前を考えた会社は一緒なんだそうだ。ネーミングの専門会社「ジザイズ」がその名付け親。取引先の一覧を見るとほかにも、トヨタとホンダ、ソニーと松下、富士フイルムとリコー、サントリーとニッカなど、ライバル関係にありそうな社名がたくさんあった。意外な分野で市場を占める会社があるものだねぇ。

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