【2005/05/31】
■ 「ホリエモン」商標登録出願中……出願人は堀江社長ではなかった
大人気の、2本足で立つレッサーパンダ「風太」くん。毎日新聞などによれば、キャラクターグッズを作るとか、CFへの出演だとかの打診もあるらしい。今やすっかり有名タレントだ。千葉市では「風太」を商標登録する意向らしい。ほっとけば妙なニセものが出回ることになるのは明らかだから、商標登録も当然だろう。パンダと並べてしまって恐縮だけれど、ライブドアの人気者、堀江貴文社長の愛称「ホリエもん」が商標登録として出願されていたようだ。ただし、ブログ「俺と100冊の成功本」によれば、出願人はライブドアや堀江社長ではなかった。公開されているデータベースでは、「株式会社イオンド大学日本校」の「堀」さんとなっている。つまり、「堀江もん」ではなく、「堀えもん」ということなんだろう。
■ 見えたらまずい? Google Mapsに、ステルス爆撃機が写っていた
地図好きにはたまらないWebサイト「Google Maps」。もうすっかりおなじみだけれど、いじり倒せばまだまだいくらでも未知の情報が出てくるからおもしろい。Google Mapsをガイドするブログとして、こちらもおなじみの「Google Sightseeing」で、川に架かる大きな橋のたもとがずれている区間が紹介されていた。まるで空間に断層でもあるように、すっかりずれている画像が見える。よく観察すると、ずれた点を境にして、画像の上下で撮影された時期が大幅に異なっているようだ。その間に橋の架け替え工事が行われて、奇妙な画像ができあがったのだろう。ブログ「メディア・パブ」によると、ステルス爆撃機の機体がすっかり見えてしまうポイントがあるようだ。フェーダーをあげて最高の解像度にすると、黒い蛾のような独特の形がはっきりわかる。筆者は詳しくないんだけれど、これはひょっとすると米空軍の最高機密なんだろうか。しかし、この程度の解像度なら問題ないのかもしれない。画像のすぐ右側は、解像度の低い区画になっている。この低解像度ではステルス機を確認することはできなかっただろう。
【2005/05/30】
■ 夏には早い、まだ肌寒い今こそ、一足お先に「かき氷」名店情報
さわやかな春もそろそろ終わり。じりじりと照りつける夏の太陽がだんだん待ち遠しくなってきたけれど、まだまだ暑い季節までは間があるのだ。暑かった昨年の夏、日本屈指のかき氷屋さんを連日紹介し続けたブログ「トーキョーウジキントキ」。季節はずれの今、表向きは「閉店中」のはずだったが、5月に3つほど新しい記事が登場している。トップページをするするとスクロールしていくと、こそっと現われるのは鎌倉で営業していた、天然氷のかき氷屋さん「埜庵」のレポートだ。藤沢市の鵠沼海岸に移転して5月から営業中だそうで、すでにここだけ夏の雰囲気。たまりませんね。
■ カウントダウン番組で紹介してくれない「アニソン」を紹介させよう
読者様の「507」さんよりメールをいただいた。CD「ハッピー☆マテリアル」をオリコン1位にしようという動きがあるらしいのだ。まとめサイトによれば、アニメソングはオリコンで上位になっても、テレビのカウントダウン番組でまるで紹介してくれないそうなのだ。ならば、アニメソングを堂々のオリコン1位にして、テレビで絶対に紹介させてやろうじゃないか、というのが趣旨のようだ。「ハッピー☆マテリアル」は、テレビアニメ「魔法先生ネギま!」の主題歌で、放送中の6カ月間、毎月違ったバージョンで発売されている。ターゲットはそのうち、6月8日に発売予定のタイトルだ。過去に発売されたCDは、すべて10位以内に入っているようだから、このもくろみが成功する可能性は高そうだ。価格は735円。サイトを見て何か感じるものがあったら、アマゾンあたりでポチっと買ってみてはどうだろう。
【2005/05/27】
■ 福井県鯖江市の立つレッサーパンダ、ネットで生中継の準備中
2本足で立つ、千葉市動物公園の「風太」くんの登場以降、ひょっとしてレッサーパンダはみんな立つんじゃないかという疑惑がネットに渦巻いている。おなじみ「デイリーポータルZ」でさっそく検証しているようだったけれど、東京近郊では残念ながら直立パンダにはなかなか出会えないようだ。ネットでいろいろ調べてみると、どうやら立ちやすいパンダと立ちにくいパンダがいるようだ。福井県鯖江市の西山動物園のレッサーパンダは、風太くん同様、すっくと自立しやすいようだ。現在、鯖江市役所のWebサイトで、その萌え画像を多数公開中だ。エサで釣っているようにみえる画像もあるが、たぶん気のせい。ネットで生中継の予定もあるそうで、問い合わせてみると、静止画を1秒おきに更新するコンテンツで来週中をめどに公開準備中なんだそうだ。乞うご期待。
■ 思い浮かべたものを、簡単な質問で言い当ててしまうコンテンツ
公園のベンチで語らう恋人たち。「私がいま、何を考えてるかわかる?」「うーん、なんだろう。なに?」「うふっ、教えないー」「おしえてよー」。日本が平和である限り一生やっててほしいものだが、そんな甘いシーンに縁がある人もない人も、コンピュータ相手に似たような遊びができるコンテンツがある。「渋谷セルリアンタワーで働く社長のブログ」で、「ようこそ!人工知能研究所へ!」というWebサイトを知った。「アソビジョン」の1コンテンツのようで、「人工知能と対戦!」とある部分をクリックすると現われる。挑戦するには、まず、何か頭に物体を思い浮かべる。固有名詞ではなく、「パン」「テレビ」「ガラス」「本」などの一般名詞にするのが条件だ。そのあと、サイトに表示されてくる質問に、「ハイ」、「イイエ」、「ときどき」などの選択肢からひとつ選んで答えていく。すると不思議なことに、20問程度のやりとりで、挑戦者が何を考えていたのかサイトに表示してくるのだ。20数問のやりとりで答えが判明しないと、「参りました」と表示されて、サイト側の想定との答え合わせの結果が現われてくるのもおもしろい。
【2005/05/26】
■ 米Time誌の「映画100選」リストに、2ちゃんねらーがツッコミ
米Time誌が22日に「ALL-TIME 100 Movies」と題して、名作映画のリストを発表した。チョイスがちょっとおもしろくて、「市民ケーン」や「天井桟敷の人々」あたりの古典的名作がある一方で、「ロード・オブ・ザ・リング」や「ファインディング・ニモ」もランク入りしている。日本映画が4本、含まれているのも目をひく。ただ全体に、微妙な「ずれ」も感じてしまう。2ちゃんねるに、このリストをネタにしたスレッドがあった。2ちゃんねる風の冗談の書き込みが多いんだけれど、興味深い指摘も多い。黒澤明監督の映画「生きる」と「用心棒」が含まれている一方で、類似の名作リストには入ることが多い「七人の侍」や「羅生門」はない。「ローマの休日」など、オードリー・ヘップバーン主演映画はまるでない。最近売り出しの「韓流」もリストにはなし。Time誌のリストはたぶん、米国内に住む、Time誌の読者がDVDで鑑賞するのに適したタイトル、という線で選んでいるから、「ずれ」を感じるのだろう。日本で映画を観るなら、スレッドを参考にした方が的確かもしれない。
■ 巨大文字のプレゼン技法「高橋メソッド」にまた新しいツール誕生
やたらと大きな文字で、簡潔な文章を表示していくプレゼンテーション技法「高橋メソッド」。なんだか急速に普及しているようで、「使ってみた」との報告がネットでちらほら見かけられる。はてなダイアリー「t-wadaの日記」によれば、高橋メソッドの家元、高橋征義さんのプレゼンはずいぶんスピードが速いそうだ。高速にパラパラと画面を切り替えていくのがどうやら成功するコツらしい。高橋メソッドの画面を、簡単に作るツールを以前当欄で紹介したけれど、さらに高機能なツールがWebサイト「outsider reflex」で公開されている。Mozilla FirefoxやNetscape 7などのWebブラウザに搭載の、XUL機能を使って作られている。プレゼン画面の切り替えをスクロールバーなどで高速に行なえるほか、画面にリンクや画像を取り込むことができる。編集画面への切り替えも簡単だ。お試しあれ。
【2005/05/25】
■ フジテレビ「木10」ドラマ「電車男」で「キター!」要員募集中
フジテレビの木曜日夜10時といえば、「木10(モクジュー)」などとやや無理矢理な呼称もあったりする、連続ドラマを放送する時間帯だ。ここで放送されるのは、現実にありそうだが、真剣に考えると絶対にそんな生活できないような登場人物が、恋愛に傷つき悩みながらも明るく生きる、なんてドラマだ。視聴者のあこがれをかき立て、架空の世界へ巻き込んでいく。そんな時間帯で、あの「電車男」がドラマ化されるとは、意外なことが起こるものだ。このドラマで、一般からも出演者を募集している。PCに向かって「キター!」と叫ぶ様がドラマに登場するそうだ。2ちゃんねるで頻繁に登場する「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」を映像化したいのだろう。もっともこれ、「orz」や「wっうぇwww」同様、現実には音声はない。それはとにかく、あの「木10」でテレビに顔を出したい人にはチャンスだ。下手するとこんな機会はもう2度とないかもしれないのだ。締め切りは6月10日。
■ 中国Yahoo!で「ある単語」を検索すると、サーバーに拒絶される
最近はあんまり聞かないことだけれど、怪しげなWebサイトを表示させた後、逆に、サーバーではない自分のマシンに妙なアクセスが加えられることがあった。逆アクセスはまず、「ポートスキャン」という、定番のセキュリティホール探しから始まるのが常だ。もしセキュリティホールが見つかってしまえば、そこからややこしい手が加えられ、不正な侵入が試みられることになるのだろう。さて、ネットのアクセスコントロールに非常に熱心だと伝えられる中国で、また興味深い事例が見つかった。中国のYahoo!で、ある単語を検索してみると、とたんにエラー表示となってWebページが表示されなくなってしまうのだ。その後、Yahoo!へアクセスしても、エラー表示が続く。どうやらマシンのIPアドレスで、表示の制限をかけているようだ。2ちゃんねるのスレッドには、2回目のアクセス直後に、中国からポートスキャンを受けることもあるという記述も見かけた。ポートスキャンとはあまり穏やかではない。ネットの噂とはいえ、念のため中国Yahoo!での検索には十分に注意した方が良さそうだ。
【2005/05/24】
■ 竹熊健太郎さんのブログが、Google AdSenseの契約を解除される
Googleの広告配信サービス「Google AdSense」は、ブログなどですっかりおなじみだ。ある程度のアクセスがあるWebページなら、簡単に契約することができて、読者による広告へのクリックに応じた報酬が得られるのが魅力だ。22日、ブログ「たけくまメモ」に、「Google AdSenseからの契約破棄通知」という記事が掲載されていた。Googleからメールが届いて「広告に対する無効なクリックが確認されました。このため、お客様のGoogle AdSenseアカウントを停止させていただきました」という内容だったそうだ。「無効なクリック」とは、Webオーナーやソフトウエアなどによる不正なクリックを指すようだ。いつ、どれぐらいの不正があったのかの説明はないらしい。ブログオーナーの竹熊健太郎さんといえば、マンガ・アニメ関連の著作で名の知られている方だ。そんな著名人がAdSenseの不正クリックなんかするとはとても思えないんだけれど、ブログの記事によれば、半年で3回ほど、うっかり自分でクリックしてしまったことがあったそうだ。もしこのたった3回が原因だとすれば、Googleの審査は極めて厳密ということになるが、他人のブログサイトのAdSense広告を短時間に繰り返しクリックしてAdSense契約を無効にさせる「Google AdSense狩り」が一部で流行しているらしく、このターゲットになった可能性も考えられる。AdSense契約しているブログオーナーなら原因を知りたいところだろう。
■ 暴行を撮影して楽しむ「ハッピー・スラッピング」のえげつなさ
千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」くんが大人気だ。二本足で立ち上がった姿が多くの人の萌え感情をかき立てる。風太くんだけではなく、立ち上がることができるレッサーパンダはほかにもいるようで、そんな画像がネットで出回っていた。筆者もその萌え画像を探しにネットを徘徊していたら、風太くんが英国のタブロイド紙の一面にも掲載されていたのを知った。しかし、紙面の半分には、顔面にひどい打撲を負った女の子の写真が掲載されていて、筆者はショックを受けてしまった。英国では最近、ティーンの間で「ハッピー・スラッピング」なる行為が頻発しているらしいのだ。ブログ「旬のイギリス」によると、通りがかりの見ず知らずの他人をひっぱたき、あるいは殴り、集団で暴行して、脳しんとうでフラフラになった姿を携帯電話のムービー機能で撮影して楽しむらしい。画像は転送され、Webに掲載されることもあるという。まったく、腹立たしい流行だ。
【2005/05/23】
■ 大人気「スター・ウォーズ」のロボット「R2-D2」似のロボット
長大な映画シリーズの完結編「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」が米国で19日に公開となった。毎日新聞によれば、公開初日だけでなんと5,000万ドル(約54億円)以上の興行収入を上げ、以降も順調に過去最高を塗り替え続けているようだ。asahi.comによれば、シリーズ通しての重要な登場人物、というかロボットの「C-3PO」の中の人、アンソニー・ダニエルズさんが来日していて、22日に愛知万博で講演を行なったそうだ。でも、C-3POよりR2-D2の方が筆者には気になる。「小太郎ぶろぐ」によれば、イタリアのピサ大学で、R2-D2そっくりのロボットを作り上げたようだ。イタリアのR2-D2には中の人などいないようで、勝手に歩き、あの電子音を発するという。ライトサーベルを持っている人から逃げる機能もあるらしい。外部との接続用にBluetoothとUSB端子がついているそうなんだけれど、これは現実的すぎてやや興ざめか。
■ 伝説の映画「Mr.BOO」広川太一郎・ツービート吹替版DVDが発売へ
1976年公開の「Mr.BOO」は、当時ちょっと流行した香港映画だ。マイケル・ホイ、サミュエル・ホイ、リッキー・ホイの、全然似てない3兄弟がドタバタするコメディだ。映画館でのロードショーのあと、まもなくテレビでも放送されたんだけれど、この吹替版の評判がやたらといいのだ。伝説的な吹き替えを手がけたのは、広川太一郎さんと、ツービートだった。普段からアドリブを連発する広川さんだが、当時新鋭の漫才師だったビートたけしさんに刺激を受けたためなのか、この映画ではより強烈なアドリブを繰り出しているのだ。筆者も以前、テレビの深夜放送で何度か観ていて、今でも思い出すだけでニヤついてしまう。リクエストをもとに商品化を実現しようというサイト「たのみこむ」に、2001年に要望が上がっていた。その後2004年7月には、ようやく110度CS放送の「ep055チャンネル」で放送された。さらに1年後、この8月末に満を持してのDVD発売となったわけだ。DVD5枚組の豪華ボックスセットだから、価格も16,275円と少々お高いが、発売までの長い長い道のりも考えると金額分の価値は十分にある。今なら予約特典で、1割引の特別価格14,648円で買える。
【2005/05/20】
■ 「wwwwwっうぇっwwwwwっうぇwwwwwww」を効率よく入力する方法
ここ数カ月、2ちゃんねるで大流行している雄叫び「wwwうぇっwwwうぇw」。またとんでもないものが広まったものだが、それより前から流行っていた「orz」もどう読めばいいのか、音声化するのにとても悩んだ。「wwwっうぇww」は、笑い声なのはわかるんだけれど、「wwwwww」の連続をどう声に出せばいいのかさっぱりわからず、困ってしまう。そもそも「wっうぇwww」の場合、「orz」とは違ってキーボードで入力するのがとても大変なのだ。まず「wwwwww」の連続を適当な長さだけ作っておいて、適当な間隔で「っうぇ」なんて入力すると、一応形にはなる。でも仕上がった文字列のテンポがたいてい悪く、しかも作っている途中でバカバカしくなってきて自己嫌悪に陥ったりする。最近なぜか、ライブドアブログのランキングで急上昇して1位になっているブログ「ニュー速VIPブログ」で、この「wwっうぇっw」の効率的な入力方法が紹介されていた。「w」キーを押しっぱなしにして、適度に「e」キーに変えると簡単にできるのだった。ここでのコツは、ATOKではなく、Windows標準の漢字変換を使うことだ。手際よく「wwっうぇっwwwっうぇw」とやれるのはなかなかの快感だけれど、書きすぎはたぶん嫌われるのでご注意を。
■ 楽しいスターバックスのはしごを極めて、4,583店舗に訪れた人
米シアトル発祥のコーヒーチェーン「スターバックス」。以前は都心のごく限られた場所にしかなかったけれど、最近はさいたま市内だけでも5店舗もあったりするほどで、全国の大きな街で見かけるようになった。それぞれの店舗ごと、土地柄に合わせているためか店内の装飾がだいぶ違っていて、さまざまなバリエーションを楽しめる。そんなことであっちこっちのお店を渡り歩くのはおもしろいんだけれど、それを極めている人がいるのだ。ブログ「労働者日記」によると、米国に住むWinterさんがその人で、全世界に無数にあるスターバックスの店舗を片っ端から訪問しまくっているそうだ。公式サイトによれば、今までに、北米だけで4,583店舗に訪れているそうだ。来日も果たしていて、東京にある51店舗、成田の2店舗の外観写真がサイトに掲載されている。スタバは今も増え続けているから、Winterさんの挑戦が終わることはしばらくなさそうだ。
【2005/05/19】
■ 観測気球説をあっさり却下……Google MapのUFOを発見したブログ
Google Map上のUFOを思わせる謎の物体について、UFO発見元のブログ「Google Sightseeing」では、最新の投稿記事でまたもやUFO説を検討していた。その後の懸命な解析結果によれば、写り込んでいる物体同士を地理的につなぐと、きれいな格子を構成するらしいのだ。気象観測気球だという説は、物体の色が気球とは違っていたり、物体のサイズがきれいにそろっていたこともあって、あっさり却下されてしまっていた。また、「給水塔」説もあったが、塔の影がなく、給水塔にしては大きすぎる、と却下。その他、雲説、惑星説、画鋲説、ゴルフボール説、人工衛星説、空を飛ぶ忍者説など、いろいろと寄せられているらしいが、今ひとつ決定打にかけるらしい。ブログにはコメントが続々と寄せられていて、これを読むのもおもしろい。
■ アマゾンのランキングに影響を与える、ネットラジオの人気番組
最近は「ポッドキャスティング」なんて新しい言葉で紹介されることが多いけれど、ネットラジオは古くから活発に放送されている。従来のラジオ放送をしのぐほどの勢力ではなく、商業的には「あんまりパッとしない」なんて評価もあるが、その一方で、ファンが多い有力な番組も誕生しているようだ。ブログ「5P日記」の観察によると、アマゾンのランキングで突然、「バカ日本地図」の順位が上がっていたそうだ。ブログ書籍化の先駆けとなった本だけれど、2004年9月の発売からはだいぶ経った。このランキング上昇の原因は、ネットラジオサイト「音泉」の番組「そらとレイラのすごい○○」のなかで取り上げられたからだそうだ。
【2005/05/18】
■ プレイステーション 3とスパイダーマンのロゴはそっくりだった
待望の次世代ゲーム機「プレイステーション 3」が17日に発表になった。約1年後に発売の予定で、今回はスペックと本体やコントローラーのデザインが公表されている。ボディの上面中央に横書きされた「PLAYSTATION 3」の文字は、従来とは違う新しいフォントだ。未来を感じさせて、その上躍動感がある素敵なロゴなんだけれど、この書体が、大ヒット映画の「スパイダーマン」のタイトルなどで使われているものと同じだという指摘がある。言われてみれば、よく似ている。「Intermezzo」では、スパイダーマン風のフォント「Homoarakhan」でロゴを生成、比較していた。PS3とスパイダーマン、どちらもソニー系列の会社によるものだから、画期的というほどのことはないのかもしれないけれど、映画からゲーム機へのこんな形での“引用”は、やっぱり感心してしまう。
■ 電子内容証明郵便サービス、WindowsXPのSP2に未対応のまま半年
内容証明郵便は、配達する手紙の文面を郵便局が保管して配達を証明する郵便物だ。言うまでもないが、個人や企業間でトラブルがあった時などにやり取りに使われ、扱いには正確さが要求される、届けば恐い郵便物だ。「電子内容証明郵便」もあり、郵便局の窓口に出向かなくてもネット経由で送付できるようになっている。2001年のサービス開始時には、こんなややこしそうなものまでネットで扱えるようになったのかと、感心したのを覚えている。ところが、ブログ「壇弁護士の事務室」によれば、申込用の専用ソフトウェアが、Windows XPのSP2にいまだに対応していないんだそうだ。どんなことになっているのか、筆者もユーザー登録してSP2のマシンから試してみたんだけれど、1通送るのに1,175円もかかるし、なにしろ物騒な郵便物だから、差し出しボタンを押すのは躊躇してしまった。データをサーバーへ送信することは正常に行なえていたから、SP2でも使えるような気もしたが、正式な対応の発表はまだのようだ。印刷が間に合わなくて配達に時間がかかることもあるようで、e-文書法も施行されたことだし、もうちょっとがんばってほしいところ。
【2005/05/17】
■ 衝撃! GoogleMapにUFOらしい銀色の球体が写り込んでいた!
中毒性の高い地図と人工衛星写真のサイト「GoogleMap」。公開が始まってからしばらく経つけれど、相変わらず米国中のいろんな場所を見て回りまくる人は多いようだ。ここ最近、ブログ「BOX HEAD ROOM」などネットのあちこちで、「GoogleMapにUFOが映ってる!」と大騒ぎになっていた。GoogleMapの該当の場所を見ると、銀色に光る球体がぼんやりと写り込んでいる。なにやら正体不明の気になる不気味な存在だ。「SEOネタなブログ」では、気象観測用の気球だと推測している。まあ、謎のままのほうがワクワクするけれどね。
■ デビッド・リンチ監督本人による、毎日更新の天気レポート
「Weekly Teinou 蜂 Woman」の紹介を見て、「ツイン・ピークス」「マルホランド・ドライブ」などの映画で有名な、あのデビッド・リンチ監督が自身の公式サイトで、天気レポートを公開しているのを知った。さっそく見てみると、コンテンツはQuickTimeで作られた10数秒の動画だった。監督は、明瞭な英語で日付と空模様、温度をしゃべっている。どうやら毎日、更新されているらしい。座っている椅子こそ立派なアーロンチェアらしいが、粗末な木の机の前で、暗い灰色のコンクリート壁に囲まれていて、リンチ監督の映画に出てくるような、怪しげな部屋に閉じこめられているような雰囲気が悪夢のようだ。リンチ監督の映画は、2度3度と繰り返して観ないと理解できない。また、繰り返して観たくなってしまうことでも知られているけれど、この動画も毎日、2回ぐらいは意味なく再生してしまいそうだ。
【2005/05/16】
■ Googleの検索結果で「登録商標侵害」と抗議されたブログ
Googleの検索結果で、どれだけ上位に表示してもらえるかは、Webサイトの価値を左右する重要な問題だ。これを遊びにした「ゴッゴル」や「デースケドガー」なんて楽しい盛り上がりもあった。でも、少しの表示順位の変動が営業利益を左右する、なんてことになれば、喜んでばかりもいられない。ブログ「タイツワールド」で、興味深いやりとりが公開されていた。13日、「タイツくん」という登録商標を持つ会社から、コンテンツの内容を変更するよう求めるメールが届いたというのだ。ブログオーナー氏が何気なく、「仮面タイツ」というハンドル名を「くん」づけで記事に書いたところ、Googleで「タイツくん」と検索した時に最上位に表示されるようになってしまったのだ。もちろん、オーナー氏には権利侵害する意図はなく、第三者として眺めても「タイツくん」の商標をおとしめるようには見えない。メールの文面はあくまで柔らかいんだけれど、何となくあとで大事になるようなことも匂わせてあって、個人が受け取るにははなはだヘヴィな内容になっていた。結局、15日には会社側がこの物騒な要請を撤回、何事もなく終了となった。
■ iPod爆発! 水没したため素人修理しようと分解中の出来事
携帯電話や小型の情報機器など、持ち歩いて使うマシンに水没はつきものだ。トイレに落としてしまったり、服のポケットに入れたまま洗濯してしまったり、ほんのちょっとのうっかりで、機器の修理代が財布から消えてなくなってしまう。少し腕に覚えがある人なら、ここで分解して修理できないかと考えがちだけれど、それが思わぬ危険を呼ぶこともあるようだ。スラッシュドットによれば、オーストラリアに住む少年が、洗濯で水没させてしまったiPodを分解中に、爆発したそうだ。爆発は、ベッドに穴が開くほどの威力で、多量の煙として放出されたガスを吸い込んだ少年は呼吸困難になってしまったそうだ。スラッシュドットのコメントを読むと、電池がものすごく膨らんだとか、大きな火花が出るとか、過熱するとか、恐ろしい事例がたくさん出てきていた。何はともあれ、素人はマシンを分解せず、素直にメーカーに修理依頼するに限る。
【2005/05/13】
■ 次世代Windows「Longhorn」で「青画面」の背景がなんと真っ赤に
Windowsで「青画面」といえば、心臓に悪い例のアレだ。なんの前触れもなく画面一面が一瞬にして青に染まり、なにやら読みたくない英文が勝手につらつらと現われる。こうなると、作業中のデータは全部消えてなくなり、それまでの作業は水の泡となる。昔はマシンが突然動かなくなるなんて日常茶飯事だったから、ベテランユーザーならば作業中のデータをファイルに頻繁に保存する癖が付いているんだけれど、最近のWindowsは妙に出来がよく、青画面が滅多に出てこなくなっているから、油断していて甚大な被害を出すビギナーもいるかもしれない。さて、次世代のWindows「Longhorn」では、意欲的な新機能が数多く追加されて、現行のWindows XPに比べてだいぶ様変わりするようだ。そしてあの青画面だけれど、ブログ「C子のネタもれ帳」によれば、背景色がなんと真っ赤になるそうだ。生命保険の額、今のうちに増やしておこうか……。
■ 映画「電車男」ロードショー公開間近……全国で先行試写会も
映画「電車男」の公開が6月4日に迫っている。これだけ超特急で製作するんでは、スタッフの皆さんは、たぶん今頃とんでもない目に遭っているに違いないだろう。全国東宝系でのロードショー公開に先立ち、一般向けの完成披露試写会が26日に六本木ヒルズの「VIRGIN TOHO CINEMAS」で行なわれる。映画の公式ページから応募でき、抽選で50組100名が招待される。主演の山田孝之さん、中谷美紀さん、村上正典監督の舞台挨拶も予定されている豪華版だ。31日には、全国一斉の試写会もある。最新の試写会情報がある「50円ムービー局」によれば、東京、札幌、富山、名古屋など、14の会場で行なわれるようだ。こちらの応募はハガキだ。一足早く観たい人は、がんばって応募するべし。
【2005/05/12】
■ 2ちゃんねるの謎の隠しリンクで、乙部ブログがランキング1位に
livedoor Blogの人気度が一目でわかるランキングページ。ブログオーナーの励みにもなる大事なページだ。このランキングの順位を不正に上げる手法があることが以前から報告されていた。順位を上げたいブログのページを、どこか別の高アクセスのWebサイトから「iframe」タグを使って隠しリンクを張る――というのがその方法。数多くのブログを開設して、相互に隠しリンクを行なえば、比較的簡単に順位を上げることができるようだ。livedoor Blogを使っている、有力ブロガーの間では話題になっていたんだけれど、なぜか対策がなされる兆しがあまりなかった。そんな中、11日ごろから、あの「2ちゃんねる」のトップページにライブドア広報の乙部綾子さんのブログへの隠しリンクが登場した。トップページのソースコードを表示させると、隠しリンクの存在がわかる。2ちゃんねるのトップページは、世界有数の高アクセスで知られるページだけに、乙部さんのブログのランキングはたちどころに上がり、12日10時の更新ではダントツの1位。なぜ、リンクされているのかは謎だ。なお、ブログ「有志によるlivedoorBlog改善会議」では詳しい考察を行なっている。
■ 韓国のきれいなお姉さんが、お願いを聞いてくれるコンテンツ
「OBビール」は、韓国大手のビールメーカーだ。本格的なラガービールでかなりおいしく、筆者は一時期、日本で苦労して見つけては愛飲していた。そのOBビールのプレミアムブランド「Cafri」の公式サイトに、きれいなお姉さんが登場するコンテンツが登場して、韓国内で人気となっているそうだ。ページを表示すると、スタイル抜群のお姉さんが気だるそうにバーカウンターにもたれかかる画像が現われる。その下部にある入力欄に、お姉さんへのお願いを入力すると、その通りに行動してくれるのだ。入力はハングルだけでなく英語でも可能で、「dance」とか「kiss」あたりは受け付けてくれた。「朝鮮日報」によれば、このコンテンツを製作するのに、30時間がかりで200種類あまりのシーンを撮影しているらしいから、いじりがいがある。
■ あの植草氏がWebサイトで「無罪を立証するために活動する」
女子高生のスカートの中を手鏡でのぞき見しようとしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪で罰金50万円と手鏡1枚没収の判決を受けた元早稲田大学大学院教授の植草一秀氏は10日、同氏が代表取締役社長を務める「スリーネーションズリサーチ株式会社」のWebサイトで「無実の立証に向けて活動を続けてまいります」と決意を表明した。犯行に使われたとされる手鏡が由来となって、一部で“ミラーマン”とも呼ばれている植草氏だが、「重大な新事実を発見できた場合には、再審請求を行なう考え」。さっそく2ちゃんねるでもスレッドができており、「なぜ控訴しなかった? 再審は“針の穴にらくだを通す”ように難しい」との意見も。ミラーマンの呼び名返上がかなうか、気長に注目したい。
編集部
【2005/05/11】
■ 癒し系アイドル安田美沙子さんの等身大抱き枕が予約受付中
朝、ふと気が付くと、布団を抱いて寝ていた、なんてことがある。布団を抱きしめると妙に安心して気持ちがいいのだ。筆者はまだ未体験なんだけれど、専用の「抱き枕」も根強い人気があるようだ。抱き枕の歴史はどうやらとても古いらしく、通販サイト「抱き枕.com」によれば、中国では唐の時代に、竹を編んで作られた抱き枕がもう使われていたとか。さて、現代の抱き枕には、やや違う方向性を持っている製品もある。さる方面の方々にここ数年とても人気があるのは、美少女アニメキャラをプリントした抱き枕だ。入手困難な限定品になると、中古でも高価で取引されるらしい。10日から通販サイト「CHARABOY」で予約受付中なのは、芸能証券でもこのところ高値が続いている、グラビアアイドルの安田美沙子さんの等身大の姿がプリントされている抱き枕だ。引っ張ると伸びる新素材が使われているそうだから、たぶん使用感が独特なんだろう。予約制の販売で、価格は16,000円と結構お高いんだけれど、ネットではこれもまた売れまくりそうな気がする。
■ 映画「オペラ座の怪人」字幕の問題点を指摘する、まとめサイト
1月にロードショー公開された映画「オペラ座の怪人」。日本では劇団四季が繰り返し上演していることでも知られる、有名なミュージカルだ。この映画は、作曲者のアンドリュー・ロイド=ウェバー自身による製作だから、すばらしいのは当たり前だ。美しく技術のしっかりした俳優が、壮大な音楽とセットで演技していて、豪華この上ない仕上がりだった。ところで、筆者にはどうもストーリーが頭に入ってこなかったのだ。字幕を必死になって目で追うのだけれど、とても理解しづらい。筆者にはミュージカルは向いてないのだと思っていたんだけれど、どうやら字幕そのものにも問題があったようなのだ。Webサイト「オペラ座の怪人の字幕 珍訳集」に、その詳細がまとまっている。もう劇場にはいない怪人がまだ住んでいることになっていたり、怪人が3カ月姿を現わさないことが、なぜかオペラのロングランが3カ月続いていることになっていたり、「ここ」が「あそこ」になっていたりと、相当混乱している点が指摘されている。こんな字幕をミュージカルの忙しい速度で読んでいたら、筆者の頭では理解が辛いのも当然だったかもしれない。少しホッとしました。
【2005/05/10】
■ 携帯ゲーム機「PSP」に「へぇボタン」など自作ソフトが登場!
むかしむかし、浦島太郎は、竜宮城で「開けてはいけない」といわれて玉手箱をもらって帰りました。太郎はふたを開けておじいさんになっちゃったんだけれど、開けちゃいけない、開けられないといわれれば、無理にでもこじ開けたくなるのが男の子ってものだ。最近、携帯ゲーム機「PSP」をこじ開け、ソフトウェアの起動までの構造を解析に成功した人が現われ、動作する簡単なプログラムが公開された。その結果、以前大流行した、あの「へぇボタン」のPSPへの移植も成功しているようだ。「MobileHackerz」のオーナー氏による製作で、ブログ「Intermezzo」では動作中のムービー画像が公開されている。残念ながら「へぇ」の音はないんだけれど、押すと動くボタンのアニメーションは見事に動作している。「MobileHackerz」では、簡単なゲームまで出来上がっている。なお、PSPを最新のシステムに更新すると動作しないようだ。
■ 東京湾に迷い込んだクジラを、取材ヘリが低空から撮影する画像
ゴールデンウィーク最後の6日、千葉県袖ケ浦沖の東京湾にクジラが迷い込んだ。体長7メートルほどのコククジラで、袖ケ浦市の公式サイトによれば、国際条約により保護されている貴重種、とのことだ。この珍事に地元の方々も現場に大勢見物に押し寄せ、マスコミ各社も報道のために訪れている。「asahi.com」にはヘリコプターから撮影された、見事な潮を吹くクジラの写真も掲載されているんだけれど、こうしたマスコミの撮影方法が一部で話題になっている。ブログ「LOHAS in 房総」には、取材ヘリの画像が掲載されているのだが、どうみても、海面すれすれの危険な飛行だ。ブログオーナー氏の解説によれば、「ヘリのプロペラが起こす風で海面に白波が立つ」ほどだったそうだ。袖ケ浦市の公式Webによれば、9日朝からクジラの姿は確認できてないようだ。無事、クジラが外海に出られたことを祈ります。
【2005/05/09】
■ 長寿番組「サザエさん」のジャンケンを追い続ける長寿メルマガ
以前は、長く続くテレビ番組がかなりの数あったんだけれど、最近はどれも終了してしまい、「サザエさん」が際立った存在になっている。原作のマンガが新聞に初めて掲載されたのが1946(昭和21)年、アニメーションの放送が始まったのが1969(昭和44)年と、堂々とした歴史がある。この数年、番組のエンディングに、サザエさんがジャンケンの手を出すシーンが毎回挿入されている。以前は、サザエさんがのどを詰まらせそうになるシーンだったものを、「子供がマネをして危険」だという批判があって変更したところだ。このジャンケンをずっと追いかけているメールマガジンが「サザエさんジャンケン学」。過去のデータから、次回のジャンケンの手を予想するのが主な内容だ。2001年11月に創刊されてから、もう3年半にもなる。単純なようだけれど、毎週の発行をこれだけ長い間続けるのは大変な苦労だったろう。予想の的中率が上がっているのも面白いところで、最近は4割以上をキープしている。
■ 今も少しずつ増え続ける、メールサービス「Gmail」の残り容量
米Googleが提供している、無料のWebメールサービス「Gmail」。ユーザーになるには、既存のユーザーから招待してもらわなければならず、その招待可能な数も限定されているので、筆者などお願いしまくってようやくユーザーになれた。でも最近は、招待できる数がどんどん増えているようで、利用者になるためのハードルもずいぶん低くなっている。Webメールとしては非常に軽快な使用感に加え、ほぼ完璧にスパムをはじいてくれるフィルターや、Googleならではの検索機能が装備されてとても使いやすい。でもやっぱり気になるのはそのメール保存の容量の大きさだ。1GBでサービスが始まって、1年後の今年のエイプリル・フールには2GBに増えている。驚異的な大容量なんだけれど、これが今も、少しずつなんだけれど増え続けているのが面白い。9日現在、「2,175MB」という表示だ。ブログ「PDA Labs」では増加具合をグラフに起こしていて、このまま増え続けるとすれば、2006年の1月には3GBになるそうだ。
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