【2005/11/30】
■ 12年ぶりの来日が決定したマドンナ、Ajaxを使ったWebサイト公開中
あのマドンナの来日が決定したようだ。日本の公式サイト(いきなり音が出るのでご注意)によると、12年ぶりになるのだそうだ。一定以上長生きした皆さんなら聴くと懐かしさでいっぱいになる、アバの曲をサンプリングした「HUNG UP」ほか、最新アルバムの曲が公式サイトで聴ける。米国の本家サイト(同様にいきなり音が出るのでご注意)だと、いくつかの曲がフルサイズで聴けてしまう太っ腹ぶりだ。この米国サイトの注目点はそれだけではなくて、「webdog」の指摘で知ったのだけれど、Ajaxを採用している点でも目新しい。音楽を鳴らしながら、画面をこぎみよく切り替えられるのが面白い。
■ 耐震偽造マンションを購入して、今も住む人が更新するブログ
このところ、耐震強度データが偽造された高層建築の話題で持ちきりだ。関係する人々があまりにも多くて、いったいどこにどれだけの責任があるのか、これから確定していくのに長い時間がかかりそうだ。一生の買い物なのに、ハリボテのマンションを買ってしまった入居者の皆さんも、お金だけではなくて、命まで関わってくるのだからなんとも不幸なことだと思う。そんな中、入居者の方でブログを開設して心境を書きつづる人が現われた。ブログは数件あったようだった。ただ、「安すぎるものを疑わずに買ったのも悪い」という批判もネットで根強いためか、現在は残っているところは少ないようだ。「『揺れるマンション』顛末記」では、相当手厳しいコメントが書き込まれる中、新しい記事が公開されている。興味深い。
【2005/11/29】
■ 寄生虫卵キムチ「なあに、かえって免疫力がつく」が妙に流行
最近、ネットで脈絡なく「なあに、かえって免疫力がつく」という台詞を見ることが多かった。もとをたどってみると、東京新聞が24日に掲載したコラムだったのがわかった。内容はほとんど、インフルエンザ医の特効薬、タミフルを求める人が多すぎることを嘆くものなんだけれど、最後になってなぜか、韓国産キムチの寄生虫騒ぎに話題が切り替わる。その結びの言葉が「なあに、かえって免疫力がつく」なのだ。筆者も確かに、サナダムシを腹に飼うといいこともあると聞いたことがある。ただそれはきわめて限定的なことで、「夕刊フジBLOG」によると、種類によっては体内をさまよい歩き、肝臓が腫れたりするようだ。つまり、皆さんは「かえって免疫力が付く」を批判的に使っていたというわけだ。2ちゃんねるでは、脳内に寄生する様子を写したレントゲン写真などへのリンクもあった。「かえって免疫力が付く」をどこのWebページにも寄生させられるスクリプトまでできている。「免疫力が付く」ですっかり影響されてしまった筆者、しばらくはキムチを食べる気がしない。
■ ホリエモンの顔入りパッケージ「想定以上のIQサプリ」発売中
プラスチックの容器や中国製陶器などが並ぶ、100円ショップのダイソーの店先で、サプリメントのパッケージを初めて見つけたときは、場違いな印象にびっくりしてしまった。薬局で買えばその数倍はする、大豆イソフラボンやらウコンやらも、100円や200円で買えるのだから、サプリメントを愛好する人には重宝する存在だ。100円ショップに登場するぐらい、サプリを摂る人は多い。そんななか、ライブドアデパートで「想定以上のIQサプリ」なるものが登場していた。パッケージには、オジャマモン、ではなくホリエモンの顔入りだ。おもしろいのは、カテゴリーがなぜか「livedoor SoftwareStore +」だったこと。食品がソフトウェアと並ぶのは場違いだけれど、「記憶力・集中力をサポート」とのうたい文句なので、ソフトを使うなら食べる、という意味では正しい。かもしれない。税込み3,129円で販売中だ。
【2005/11/28】
■ ヤフーの共同通信記事を偽造した人物、ヤフーの共同電記事に載る
「中国軍 沖縄に侵攻」との内容のうそ記事が、9月末ごろネットに登場していた。Yahoo!ニュースのページデザインをそっくり真似て、共同通信発の記事を装ってWeb上に掲載した、うそ記事だ。2ちゃんねらーの皆さんをだましてやろうという動機で作ったようだったけれど、すぐに見抜かれて「あほ」扱いされただけだった。ただ、2ちゃんねるでは「あほ」で済んでも、世間様は許してはくれなかった。28日午前9時過ぎに、うそ記事を公開していた本人が警察に逮捕されてしまったのだ。長崎市在住で無職の彼が、うなだれて警察の車両に乗り込むところが実名入りで大々的に報道されているのだった。逮捕容疑は、ヤフーの著作権を侵害したことらしい。手本にしたYahoo!ニュースで、共同電の記事として自分自身が載ったことを彼はまだ知らないはずだ。
■ 聖地・アキバの観光地化でマナーの悪い人続出、居心地が悪化
これからの時期、街を急ぎ足で歩くのはたいへんだ。年末になって、みんな我先に突き進んでいくから、お互いぶつからないように進むのはなかなか困難になる。そんな時期であっても、アキバに行くと歩きやすい。みんなが道を譲り合うためだ。時折、体の大きい人が真正面からぶつかってくるようなこともあるが、基本的に流れるようにスムーズに歩ける。やっぱりふるさとっていいなと、太陽誘電のDVD-Rを抱えながらしみじみと思うのだ。そのアキバが最近、観光地化されて居心地が悪くなっているようだ。「アキバBlog」でまとめているんだけれど、マナーの悪い人が続々流入しているようだ。いままでも変化の激しかったアキバ、これからどんなことになるのか。
【2005/11/25】
■ 音楽にあわせてブルブルするiPod向けバイブレーター「iBuzz」が大人気
100円ショップで売っている、乾電池で動く小型のバイブレーター。先端に取り付けるアタッチメントが何種類かついていて、説明書には肩こり解消グッズとして使うように書いてあるのだけれど、どうも世間では違う用途で使う人もいるらしい。そんなわけで最近は、いろんな肩こり解消グッズが出回っているのだけれど、あの携帯音楽プレーヤーのユーザーには究極といえそうな商品が「超絶」で紹介されていた。その名は「iBuzz」。ヘッドホン端子にiBuzzのコードをつなぐと、音楽の強弱に合わせてバイブレーターが振動するのだ。白いボディもすてき。柔らかい素材でできたアタッチメントが2種付属して、値段はなんと驚きの29.99ポンド(約6,100円)。残念ながら日本からの個人輸入は難しそうなんだけれど、もし入手できたらブログなどでぜひ自慢して欲しい。
■ ヒューザー「オジャマモン」社長の歌テープがヤフオクに出品
まったくひどい話もあったものだ。阪神大震災の教訓もそっちのけで、あんなヤワな高層建築物ができあがっていたとは。そんな欠陥マンションを知ってか知らずか売ってしまった、ヒューザーの小嶋進社長。駆け寄った取材陣に「わたしは小嶋でございますけど『オジャマモン』ということで」と、自分でニックネームを決めてしまう、不思議な受け答えをしていて驚いてしまった。そのオジャマモンだけれど、過去に歌手デビューしていることが一部で報道されていた。そのころに販売されたテープが、何でも揃うヤフオクに出品されていた。出品物の画像が掲載されていたので、拡大してよく観察してみた。徳間ジャパン傘下のミノルフォンレコードから、2000年に発売されたものらしい。定価は1,000円。芸名は「嶋 進太郎」で、キャッチフレーズは「歌うパイロット」。収録曲は、「温海(あつみ)慕情」と、「庄内温海小唄」の2曲で、それぞれオリジナルカラオケ付きだ。当時のプロフィールも載っていて、ヒューザーに改名前の「(株)ハウジングセンター社長」との肩書きだった。オークションのほうは、終了までまだ2日もあるのに、25日18時の時点ですでに62,000円にも跳ね上がっている。
【2005/11/24】
■ 個人運営「オタバ」と企業運営「フィルン」オタク向けSNSの戦い
オタク系SNS「オタバ」。こちらが7日深夜にオープンした後、19日にオープンした同様のSNSが「フィルン」だ。オタバはどうやら個人が開設しているようだが、フィルンの運営母体は企業だ。オタバは口コミだけで広まっていったが、フィルンは、アキバの路上でコスプレ嬢が広告入りのティッシュを撒くなど、相当な資金をつぎ込んで宣伝している。先行したオタバを、フィルンが登録者数で猛追しているところだ。現在はどちらも6,000人を少し越えたぐらいで、オタバがわずかに多いものの、このままだとフィルンが抜くことになるのだろう。先週まではアクセスが困難だったオタバは、今では克服していて快適な利用ができるようになっているが、フィルンは時間帯によっては全く利用できないほど表示が遅くなってしまう現状だ。開設されているコミュニティの数はフィルンが多いけれど、筆者の観察では、活発に投稿があるのは軽快に使えるオタバだろう。まあでも、そのうち両者で何となく棲み分けて、共存していただきたいところだ。
[編集部追記 14:40]25日にフィルンを運営するハイビジョン社より編集部にメールをいただきました。同社によれば、24日までにシステムを最適化した結果、現在では約5割性能が向上し、サイトが利用できなくなる現象は解決しているとのことです。
■ 「○○だけど質問ある?」新旧スレッドのまとめページが登場
「ニャー速VIPブログ」によれば、ニュース速報VIP板に「俺、秋葉原だけど」(アキバ族、とかではなく、秋葉原そのものらしい)なんていうスレッドができていたようだ。2ちゃんねるにはそんな「質問スレッド」が頻繁に登場してきて、みんなそれなりに盛り上がっている。「電波将軍」で、この質問スレッドをリンクにまとめたページが紹介されていた。ずいぶん前に開設されたスレッドも網羅しているので、質問スレッドマニアには永久保存版だろう。読んでおくと役に立ちそうな、興味深いスレッドもある反面、ほとんどはいわゆるネタ系スレッドだ。ただ、大半のスレッドがdat落ちしていて、リンクをクリックしただけでは読めなくなっているのが残念だけれど、マニアならもうお金を払って読むのも常識?
【2005/11/22】
■ 「メイド喫茶に行きたいけど1人では……」日本旅行がアキバ初心者救済ツアー
「アキバに行ってみたいけど、どこに行けばいいのかわからない」。そんなアキバ初心者を救済するバスツアーを日本旅行が販売している。ツアーは、テレビ朝日で放送中のアニメ「ソルティレイ」のコスプレイヤーがバスガイドとなって、アニメにまつわる都内スポットを巡回。その後秋葉原に向かい、グループに分かれてメイド喫茶に行ったり、アニメ制作会社「GONZO」のスタジオを見学する。参加者にはアキバ周辺MAP、アキバ初心者虎の巻、オリジナル紙袋という「アキバ三種の神器」がプレゼントされるほか、メイドやバスガイドを務めるコスプレイヤーとの記念撮影も可能で、「半日でアキバを満喫できる」(日本旅行)という。開催日は1月28日で、旅行代金は1人5,800円。同社サイトから申し込める。
編集部
■ 「神主だけど何か質問ある?」2ちゃんねるで神道の謎に迫る
2ちゃんねるの「ニュース速報VIP」板では最近、さまざまな職業の人たちが開設した「質問スレッド」が流行している。普段接触することが少ない、珍しい仕事も多いから、どれもとても興味深い内容になる。20日未明に現われたスレッド「神主だけど何か質問ある?」がおもしろい。「ニャー速VIPブログ」がまとめているが、巫女さん関係の罰当たりな質問がさっそく登場。そのあと、「どうやったら神主になれるのか?」「収入は?」「本当に霊はいるのか?」などの質問が続出した。スレッド開設者の神主氏は、2ちゃんねる風のいい殺伐さ加減で、深夜1時から早朝6時にかけて丁寧に答えていた。ちなみに、職場結婚が多いそうだ。
■ ウォークマンAの注目機能「アーティストリンク」は時間が必要
ネットではソニーの「ウォークマンA」に付属するソフト「CONNECT Player」に対して、不満が吹き荒れている状態だ。ただ、やっぱりファンというのはありがたい存在だと筆者は思った。「C-TECバックルーム2」のオーナー氏は、PCと接続したまま、ウォークマンAを一晩放置した。すると、「アーティストリンク」が充実したそうなのだ。アーティストリンクは、気に入ったアーティストに近いジャンルのアーティストをリストしてくれるもので、ファンの間でも注目されていた機能。ただ、どこでも「うまく働かない」とさじを投げられていたのだ。ウォークマンAとCONNECT Playerの間で、じっくり長い時間をかけて、リンクしていくようだ。とりあえず一晩つなぎっぱなしにしてみてはどうだろうか。
【2005/11/21】
■ テレビCMにも登場の「白石さん」を騙る、スパムが大量に発信
大学生協の「ひとことカード」で有名になった、白石さんの書籍はたった1週間で20万部以上売り上げたらしい。テレビCMにも登場しているようで、ここまで大きな展開になるのなら、白石さんの名前や年齢、性別を不詳のままにするのは難しかっただろう。有名になるとマイナスの出来事も起こる。ネットでは、白石さんを騙るスパムが登場していて、調べてみるとGmailのスパムフィルターが見事に分類していた。形式がどことなくひとことカードに似ている、このスパムで宣伝しているのは、見るからにあからさまな、出会えそうもない出会い系サイト。見てみると、文面に白石さんらしさがこれっぽっちもないのだ。どうせならもう少し工夫してね。
■ ソニーブランド復活をかけた、新ウォークマン付属ソフトが不評
大型電気店をひと回りすると、いつの間にかソニー製品を握りしめている筆者だ。
そんなわけで、ソニーが最近、(PCM-D1以外で)ぱっとしないのには少々がっかりしている。さて、19日に発売された「ウォークマンA」シリーズ。asahi.comによれば、「ソニーブランド復活を狙う」なんてものすごい期待の中で登場した新製品だ。ところが発売後の週末、ネットでは悪評が渦巻いていたのだった。批判のターゲットは付属のソフトウェア。発売直前にもうアップデータが配布されていたので、イヤな予感はしていたのだ。起動に時間がかかり、メモリを大量に必要として、ライブラリから曲が消えるなどの不具合も多いとネットで評判だ。まとめブログまでできてしまっている。まもなく改良版が登場するんだろうけれど……。
【2005/11/18】
■ 新語「ワロス」で、2ちゃんねる語のはやりすたりを感じてみる
先週の週末のこと。さいたまの大宮駅そばの路上で、若者たちが大声で「おまえのことを2ちゃんねるに書いてやるからな!」とじゃれ合っていた。2ちゃんねるもすっかり世の中に定着したものだなぁ、としみじみ感じた休日だった。さて、「Yahoo!辞書」の「新語探検」で、「ワロス」を取り上げていた。 ご存じ、2ちゃんねるで流行っていたことばだ。なぜか知らないが、最近、「ワロス」がマスコミで取り上げられることが多かったような気がする。ただ、本家の2ちゃんねるでは、以前に比べるともう見かけなくなってきたことばのようにも思える。そこで、2ちゃんねらーの皆さんが使っているはずの「コッソリアンケート」で使用頻度を尋ねてみた。結果は「頻繁に使う」「時々使う」をあわせても3割ほどとやはり少数派だった。筆者がしゃれで混ぜておいた「腹立たしいので使うな」を選択する人が17%もいたのにはちょっと驚いた。
■ 残り時間はあとわずか……難病の赤ちゃん救う1億3,000万円募金
時代劇を見ていると、お金がないから重病人をお医者に診せられずにつらい思いをする、というストーリーによく出くわす。それははるか昔のことで、社会福祉が整っている現代の日本ではなかなか想像しづらいところだ。でも、娘の命を救うのに1億3,000万円かかることがわかったら? 放っておけば、数カ月で死んでしまう状況でだ。難病にかかって生まれた赤ちゃんのための募金活動が始まっている。神達彩花ちゃんは、岐阜県大垣市で生まれた、10か月の赤ちゃんだ。「ヒルシュスプルング病類縁疾患の中でも非常に珍しい全腸管壁内神経細胞未熟症」と診断されている。一度は余命数カ月の宣告を受けたものの、米国で一刻も早く臓器移植すれば治ることがわかった。詳しくは「あやかちゃんを救う会」のWebサイトを見てほしい。筆者はさっきから、彩花ちゃんの写真を何度も眺めているのだけれど、生まれてから10カ月の間、病気でずっとつらい思いをしていたからか、大人びているように感じられた。
【2005/11/17】
■ まもなく発売のゲーム機「Xbox 360」の分解写真がさっそく登場
米国では22日、日本でも12月10日に発売されるマイクロソフトの次世代ゲーム機
「Xbox 360」。現行の「Xbox」の外観はなんとなくあか抜けてなくてもっさりした印
象だったが、「360」では家電に近くなり、リビングの液晶テレビの脇に置いても違
和感は全くないと思う。外観がこれだけ様変わりしていれば、中身のほうもかなり気
になるものだ。というわけで、まだ発売には間がある16日付けで、ネット恒例の中身
の分解写真が登場していた。「Engadget」で紹介していた、「AnandTech」によれば、ドライバー1本で簡単に開腹という訳にはいかないようだけれど、トルクスドライバーなど、その道に通じる人なら必ず持っている種類の道具で十分だったようだ。「Microsoft」のロゴが入った大きなチップはなかなか興味深い。でも、「PS2」が出たばかりのころの分解写真に比べると、筆者はなんだかドキドキしない。
■ 「WILLCOMにもフィギュアが欲しい!」たのみこむに賛同多数
携帯電話のアクセサリーはいろんな種類が出回っていて、どれもよく売れている。中でも最近は、端末の外観をそっくり縮小した、ケータイフィギュアが流行中だ。本物の端末のストラップに、そのフィギュアをぶら下げると、まるで親子のようでかわいい。「useWill.com」で知ったのだけれど、「たのみこむ」で、フィギュアの「WILLCOMバージョン」が欲しいとの提案があり、多くの賛同を集めているようだ。今まではドコモやauの、世の中に数多く出回っている端末のみがフィギュア化されていて、残念ながらマイナーな存在に甘んじていたWILLCOMのフィギュアは登場していなかったわけだ。提案に必要な200件の賛同まであとわずか。WILLCOMの周辺は最近非常に盛り上がっているだけに、ひょっとするとこれは実現することになるか?
■ オタク系SNS「オタバ」が19日に新規登録を再開、20万ユーザーを目指す
8日に、当欄で紹介したオタク系SNS「オタバ」だが、19日22時から新規登録を再開し、プレオープンする運びとなった。以前、紹介した直後はアクセスしにくい状況が続き、あまりにアクセスできないので個人的にはサービスの存続を懸念したが、無事プレオープンに漕ぎ着けたようだ。会員数は8日のベータ版オープンから3日間で約3,300人。代表のひろたつ氏は「半年で20万人のオタクユーザーの獲得を目指します」と意気込む。童貞のためのSNS「D.T.」などオープンソースの「OpenPNE」を利用したミニSNSが増える中、オタバの成長を生温かく見守っていきたい。
編集部
【2005/11/16】
■ お寺ではお布施が高い「戒名」が無料でつけてもらえるサイト
お墓や位牌に書いてある「戒名」。本来は仏教の修行をしたあとに授かるものだけれど、今では亡くなった時につけるための名前になっている。お寺から名前をいただく時に、決まりとして納めるお布施はどこでも結構な金額になるのが相場だ。筆者の菩提寺では確か30万円だった。また、お寺にどれぐらいお布施を納めて戒名をつけてもらったのか、見る人が見ればわかる仕組みになっているらしい。「和の心に酔いしれろ」で、そんな戒名に革命を起こしそうなサービスを紹介していた。なんと、クリックひとつで戒名を無料で作成してくれるのだ。気に入らなければ、何度でも再作成できるのもうれしい。筆者もさっそく作ってみたら、「旭腐院処隣浸遼居士」「暑舞院商厨戒踊居士」「偽陀院稼穏葬濡居士」「鬱宅院粘働芽帳居士」なんて出てきた。……もういいやこれで。
■ Google Mapsを組み込んだラブホテル情報検索サイト
ラブホテルの室内は、実にさまざまだ。内装に凝りまくって豪華なところがあるかと思えば、30年ぐらい放置したままのようなところでも平気で営業していたりする。地域によって料金の相場もかなり違う。もっとも最近はWebサイトを開設しているホテルも多いし、ラブホテルの情報を専門に扱う検索サイトもいくつかあるから、事前に調べておいて遊びに行けば間違いない。最近知ったのだけれど、Google Mapsを組み込んだラブホテルの検索サイトがあった。「Dixy」では、Ajaxなど最近流行の技術を取り入れていて、従来の検索サイトとは一風変わった操作方法で、おもしろくホテルを選べる。マウスでスクロールする地図が基本で、道順を頭に入れておきやすいから、道に迷ってしまったばかりに「きょうは帰る」と言われてしまうような悲しい事態は避けられるのだ。
【2005/11/15】
■ 2ちゃんねるでパキスタン北部地震被災者を支援する運動が活発に
2ちゃんねるで今、パキスタン北部地震の被災者を支援する運動が盛り上がっている。始まりは、10月20日深夜。キャラクター「モナー」のインスパイヤで得た利益を、あの会社はどうするんだろうという議論が2ちゃんねるで繰り広げられている最中のこと。誰かがぽつりと「パキスタンにモナーカイロ送ったら」というアイデアを投稿したのだ。すると2ちゃんねるではおなじみのキャッチフレーズ「しない善よりする偽善。」が登場、インスパイヤ問題はそっちのけで、急速に運動が活発になったようだ。送るものは、カイロから毛布に変更。先週末からは募金の振込受付が開始している。集める金額が数十万円でやや大きいので、老婆心だけれどトラブルが起きないか筆者はちょっと心配してしまうが、とにかく無事成功しますように。
■ 童貞のためのソーシャル・ネット「D.T.」に入会者がぞくぞく
オープンソースのSNS「OpenPNE」の公開後、ミニSNSが増えているようだ。おもしろい流行だけれど、残念なことに、OpenPNEの現行バージョンではサーバーにかかる負荷がかなり大きいようで、会員数が増えすぎるととたんにWebページを表示する反応が遅くなってしまう。以前紹介した「オタバ」も、登録者があっという間に3,000人を超えたものだから、サーバーが負荷に耐えきれずにうまく表示できない状態が続いている。さて、今ネットの一部で非常に高い注目を集めているSNSを紹介したい。童貞のためのSNS「D.T.」だ。現在、童貞の皆さんが300人以上集まっている。文書化された規約はまだできてないのだけれど、とりあえず「2週間以上ご無沙汰」なら参加する資格があるらしい。現在は登録制で誰でも入れるが、人数も増えたからそろそろ招待制に切り替わりそうな気配だ。でも童貞同士のつながりなんて、ネット以外にあるんだろうか。
【2005/11/14】
■ 2ch「ディズニーランドのキャストだけど」スレッドに質問殺到
夢と魔法の国、東京ディズニーランド。クリスマス同様、最近の筆者には縁のない場所だ。あれだけの規模の施設を整然と運営するのは、並大抵のことではないと思うけれど、その裏方の事情はほとんどが企業秘密だ。さて、半月ほど前には葬儀屋さんが懇切丁寧に質問に答えるスレッドが立てられていた2ちゃんねるの「ニュース速報(VIP)」に、今度はディズニーランドのキャスト(従業員)さんが登場していた。金曜日の朝7時に登場、昼12時までの5時間に膨大な数の質問に答えていた。わかりやすいまとめは「ニャー速VIPブログ」に掲載されている。ひょっとするとこれは、ディズニーランドのコアなファンなら、あたりまえの知識なんだろうか。「ミッキーの中の人などいない!」と思っているお子様に見せるには少々刺激的かもしれないが、そうじゃなければ、一度読んでおけばディズニーランドがもっと深く楽しめそうだ。ちなみに、キャストさんが着用するぬいぐるみは1体100万円以上。キャストさんへの感謝の手紙は必ず本人に届くそうで、読みながら涙を浮かべてしまうことも多いそうだ。
■ 松崎しげる最新アルバム、16日からiTMSほか8サイトで同時配信
8月のiTunes Music Store(iTMS)開始時に、上位にランクインした名曲「愛のメモリー」を歌う松崎しげるさん。その後、TVや雑誌などに登場するたびに、「ダウンロードで3位になった」と少し照れくさそうな笑顔で触れてくれる松崎さんは、11月2日に35周年記念の新アルバム「My Favorite Songs」をリリースした。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と競演するなど豪華な内容だ。アルバムに収録されている豪華版「愛のメモリー」はWebサイトで試聴できる。ただ、ネット配信の予告が全くなかったので実はがっかりしていたのだけれど、16日に開始されることが、松崎さんの所属事務所のWebサイトに掲載されていた。2000年以降に発売したアルバム3タイトルも配信される。iTMSだけでなく、MoraやOnGenなど8つの音楽配信サイトが取り扱うのもすばらしい。配信開始を楽しみに待ちたい。
【2005/11/11】
■ Googleの計算機能では、簡単な引き算「7-11」ができなかった
Googleに電卓機能があることはとても有名だ。MSNなどの検索サイトでも同様の機能はあるが、Googleはこんなおまけであっても1番を目指さないと気が済まない性分なのか、つい最近も機能アップしている。ところが、ものすごく簡単な引き算ができなかったという指摘が「tach のアレゲ日記」であった。問題の数式は「7-11」だ。「7-10」なら検索結果の一番上に、電卓アイコンつきの計算結果が登場するのだけれど、「7-11」だといきなり、「セブンイレブン」関係のリンクが出てきてしまう。ただ、数式の最後に「=」をつけたり、各項の間にスペースを入れると計算結果のみ表示されるようになるので、実用上はまったく問題ない。
■ 駐日フランス大使が自身のブログで、若者の暴動について説明
10月末から発生しているフランスでの暴動。にわかに信じがたい出来事だった。現地では、ここにきてようやく沈静に向かっているようだ。情報化が進んだ現代だからか、暴動に参加した若者たちが携帯電話で連絡を取り合っていたり、暴動を煽る内容をブログに掲載していた人物が逮捕されたりと話題も多い。さて、駐日フランス大使のベルナール・ド・モンフェラン氏がはてなダイアリーでブログを開設しており、暴動にも触れている。暴動の原因について、民族や宗教が発端ではないとして「恵まれない地区での重大な社会的な危機感によるもの」「不完全な教育、親の権威の不在、そして働くことができないという社会的な危機感を表現している」という。問題は、相当根深そうだ。
【2005/11/10】
■ 議員の発言に涙ぐむ人も……「杉村太蔵が聞きたいっ!」参加レポ
9日に衆議院第二議員会館会議室で行なわれた、「杉村太蔵が聞きたいっ!」。これに出席した「TBN」のオーナー氏が、その模様をレポートしている。前日に杉村さんからの直電があったり、当日会場で某テレビ局から隠し撮りを依頼されたり、めったに体験できない驚きの出来事の連発だったようだ。会が始まるとさっそく、マスコミシャットアウトで、杉村さんからオフレコ話。国会議員としてはそうとう危険な話題が飛び出していたようだ。後半には、参加者からサッカーで立ち直った話があって、杉村さんの「よし、一緒にサッカーやろうか!」との発言で「俺も」「私も」と声が上がり、涙ぐむ人が出る一幕もあったようだ。
■ 耳のそばにiPod nanoを差し込む、専用コードレス・ヘッドフォン
大人気の「iPod nano」。外装が傷つきやすい問題で、海外では訴訟ざたにもなっているらしい。もっともそのおかげで、iPod nano向けのアクセサリー売り場は、保護フィルムや携帯ケースの品揃えが豊かになっているようだった。イヤフォンも、iPodと組み合わせて使うのにちょうどいいモデルが続々と登場していて、そんな中でもnano専用としては究極といえるようなものが、「Fresh News Delivery」ほかネットのあちこちで話題になっていた。「mTUNE」は、ごっつい密閉型のコードレス・ヘッドフォンだ。このコードレスの方式は、電波なんかで音楽を飛ばすのではない。nanoを右耳側に組み込んで使うのだ。いやー、こんなかっこいい方法があったとは。
【2005/11/09】
■ 高クオリティの自主製作映画、フィンランドの「Star Wreck」
まったく、すさまじい自主映画があったものだ。「スタートレック」をパロディにしたコメディ映画「Star Wreck: In the Pirkinning」のことだ。9月末、1時間44分の動画ファイルがネットで公開されて以降、たったの1週間で45万件ものダウンロードがあったという。フィンランドの5人の学生と失業者の手によって、7年がかりで完成にこぎ着けた。公式サイトには、製作したスタジオの様子が掲載されている。青い背景の撮影場所がある以外は、PCが何台か並ぶ汚いリビングだった。肝心の映画は、背景に流れる音楽もハリウッド映画並みのすばらしさだし、これは劇場の大画面で見てみたい。プレストン・ネビンスさんによる日本語字幕も公開されている。字幕付きで映画を見るためにはソフトウェアの設定がちょっとやっかいなのだけれど、スラッシュドットにヒントがあるので、頑張ってぜひ見てほしい。
■ 仕事中でもmixiしたいプログラマーに、ありがたい!? テクニック
「mixi」の会員数が200万人を突破するのも、もう間もなくだ。あっという間に巨大になってしまったものだ。ハマってしまうと、だんだんとログインの間隔が短くなってしまう。PCや携帯電話からアクセスしまくりだ。とはいえ、仕事中にあの目立つオレンジ色の画面を表示させてしまうと、やっぱりまずいだろう。そんなとき、Operaのユーザーモードで画像なしの状態がちょっとおすすめなのだけれど、IEしか使えない環境にはこんな方法もある。mixiのハックテクニックでおなじみの「ぼくはまちちゃん!」に、開発情報サイトの「MSDN」そっくりの画面にする偽装法が紹介されていた。筆者も試してみたが、画面がガラッと変わる様子に思わずウケまくりだった。
【2005/11/08】
■ 世界初のオタク系SNS「オタバ」がオープン、会員数が急増中
オープンソースのSNS「OpenPNE」のおかげで、最大手の「mixi」とは対極を行く、小規模のSNSがぽつぽつと誕生し始めているようだ。そんな中、OpenPNEを使ったあるサイトが急速に会員を集め始めている。「世界初のオタク系SNS」と銘打った「オタバ」だ。オープンは7日深夜なのだけれど、登録会員数はすでに900人を超えているからすごい。筆者がちょっとだけ覗いてみたところでは、会員の中に、その方面で名前の知られている人もいた。現在は誰でも参加できる登録制なのだけれど、運営者のブログによれば、近日中に招待制に移行する可能性もあるようだ。また、すでにサーバーの移転も検討されている。今の会員増の勢いからすると、今後の運営次第では、相当大きなコミュニティになりそう。
■ 杉村太蔵衆院議員が、フリーター・ニート対象の懇談会開催予定
衆議院で最年少の議員、杉村太蔵さん。出馬の経緯や、棚ぼた式に当選したこと、当選後の放言など、議員としては型破りなせいか、ネットでも妙に人気が高い。さて、「TBN」を開いてみると、オーナー氏が「明日、急遽、衆議院議員の杉村太蔵氏とお話できることになりました」とのこと。以前から杉村議員がいっていた、フリーターやニートを対象にした懇談会「杉村太蔵が聞きたいっ!」を開催することになったようだ。11月中に4回、それぞれ先着順に40名参加可能だ。場所は衆議院の第二議員会館会議室。募集の詳細は杉村議員のブログに掲載されている。
【2005/11/07】
■ 本田美奈子.さん最後のアルバムがiTMSでダウンロード急増中
歌手の本田美奈子.さんが6日未明に死去した。38歳。10数年前に、本田さんにとって転機となったミュージカル「ミス・サイゴン」を筆者は見ている。小さな体をめいっぱい使った、エネルギーあふれる演技だった。そんな古い記憶があるからなのか、亡くなったことが今も信じられないでいる。本田さん最後のアルバム「アメイジング・グレイス」が、iTunes Music Storeでの売り上げ2位になっていた。興味本位で本田さんの曲を聞きたいだけの人なら、購入せずに30秒の試聴で済ませているだろう。オフィシャルサイトは今、トップページが死去の告知文に切り替わっている。でもサイト上には従来のコンテンツが残っていて、「私は、生きるために歌う。本田美奈子.」とあった。
■ 名作フリーソフト「FD」の作者、出射厚さんの死去から1年
日本でPCといえば「PC-9801」を指した頃のこと。多くのマシンにインストールされていたソフトウェアが「FD」だった。フリーソフトとして配布されていて、PCは当時操作環境が貧弱だったから、どんなマシンにもまず一番最初にFDをインストールしたものだった。この作者の出射厚さんが1年前の11月7日、亡くなった。56歳だった。今からちょうど1カ月前、FDのクローンソフト「WinFD」のWebサイトに、死去の告知が掲載された。その後すぐにスラッシュドットのトピックと、2ちゃんねるには複数のスレッドが開設され、FDと出射さんを懐かしむ声が殺到していた。WikipediaではFDに関する項目が、当時ユーザーだった皆さんの手によってまとめられている。現在、FDの各種バージョンが集積された、ネット上の「FD記念館」開設の動きがある。
【2005/11/02】
■ ライブドアの「フレパ」も、画面が「mixiインスパイヤ」だった
ライブドアのソーシャルネットワークサービス(SNS)「livedoor フレンドパーク」が1日にリニューアルし、「livedoorフレパ」と名前も変わってオープンしている。ネットではさっそく話題になっているんだけれど、「ZAPAブロ~グ」などあちこちで注目されていたのは“インスパイヤ”だった。筆者は約半年ぶりに、フレパの表紙のWebページを開いてみた。すると、青空のもと広々とした草原で人物ふたりが遊んでいる画像が飛び込んでくる。SNSで会員数トップの「mixi」にとってもよく似ている。ログイン画面を経て(この画面は以前から、ヤフーのログイン画面によく似ているとの評判だ)、個人のページを開くと、項目の配置といい、色調といい、みごとなインスパイヤっぷりなのだ。ぱっと見ただけではたぶん区別がつかない。今後は「mixiインスパイヤ」がSNSのスタンダードになってしまうのだろうか?
■ 自民・民主両党が開催の懇談会の様子が各ブログにぞくぞく掲載
国会議員の皆さんはほとんどが政治の専門家で、伝えるマスコミの皆さんも政治報道の専門家だ。そんな専門家同士から出てくるものは、要点はちゃんと押さえられていても、今ひとつ理解しづらかったりする。ブログなどの役割は、そのピンとこない部分を埋めるところにもありそうだ。民主党は31日に、ブログのオーナー氏10名を党本部に招いて、前原誠司代表らとの懇談会を開いた。また1日には自民党で、ブログオーナーとメールマガジン発行者41名を招いて、中川秀直政調会長らとの懇談会を開催している。出席者の皆さんのサイトにはさっそくその時の様子が掲載され始めている。こういった会合は自民党は2回目、民主党では初めての実施なんだ。でも、議員への質問はなかなか鋭かったようだ。両党の懇談会に出席している、泉あいさんの「GripBlog」から、出席者のサイトをたどってぜひ読んでみてほしい。
【2005/11/01】
■ 関西弁のアフレコでおなじみの「ホットペッパー」CM動画サイト
リクルートの雑誌「ホットペッパー」のCMが妙に引っかかってしまう。筆者はテレビをほとんど見なくなっているのだけれど、なんだか「ホットペッパー」のCMは妙に遭遇率が高くて、流れるたびににやついてしまうのだ。過去に制作されているいくつかの作品はどれも、映画などの映像に、シーンの本来の意味とは無関係な内容を関西弁のアフレコ音声でかぶせる手法で作られている。現在放送中の映像は、モーツァルトの才能に嫉妬するサリエリ、というシーンで、音声では、演歌をレッスンする先生と生徒になっているもの。テレビでまだ見ることができないとか、過去の名作も見てみたいとか、そんな人には「ホットペッパーCM劇場」がおすすめだ。
■ 書籍化に関して2ちゃんねるで大騒ぎになった「痴漢男」が映画に
ちょうど1年前、とあるスレッドが2ちゃんねるに開設された。それから大晦日までの2カ月にわたって、スレッド主の「痴漢男」さんが繰り広げたやりとりが書籍化された。どうも書籍化までの経緯がうまくなかったようで、「痴漢男」スレッドが立っていた「ニュース速報VIP」掲示板では、出版前後の時期に批判の投稿が乱れ飛んでいたのを覚えている。「電車男」の二番煎じだ、なんて評判だったので、筆者は興味を持てずにいたが、いつの間にか映画化までされていたのだった。ミニシアターでの単館上映ではあるけれど、19日から公開予定となっている。まとめサイトでは、出版社への批判などもありつつ、2ちゃんねるへの投稿全文が読める。
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