【2006/07/31】
■ あなたの写真から「心霊」を見つ出すソフトウェア
怪談話が似合う季節がやってきた。雑誌などでは、心霊写真が取り上げられる機会も少なくない。あの「ナンシー小関 風 パッチもん版画」作成ソフトの作者である平林純さんが、画像から「心霊」を自動検出する新作のソフトウェアを公開していた。画像を読み込んで「Auto Search」メニューをクリックするだけで、心霊部分を四角で囲んでくれるのだ。筆者が手持ちの画像で試してみたところ、おいしいと評判のラーメンや餃子のマクロ画像で、多くの心霊が見つかる傾向があった。四角に囲まれたラーメンをじっと見つめていると、絡まった麺の中に確かに人の顔が……。
■ 赤い上に、ポイントは通常の3倍 シャア専用クレジットカード
筆者のクレジットカードは、某社標準タイプのデザインでありふれたものだ。他人が差し出すカードを覗くと、バリエーションが多くて興味深い。そうした中、GEカードが「シャア専用カード」を発表した。デザインの基本は、いうまでもなく赤。そして、利用1,000円ごとにつくポイントが、なんと通常の3倍付与されるのだ。これだけお得な特典が多いからなのか、年会費の条件が若干厳しい。初年度は3,150円で、次年度からは無料になるが、年間30万円以上のショッピング利用が条件になっている。ネットの評判を調べてみると、「店頭で使うのは恥ずかしい」なんて意見が結構多かったのが正直、意外だ。申し込み受付は8月10日から。
【2006/07/28】
■ 中川翔子ファンクラブの特典は、名前などを直筆の会員カード
あこがれのアイドルの直筆サインは貴重なものだ。最近では、辻希美さんの直筆サイン入りうちわが100万円で落札されたことが記憶に新しい。そんな貴重な直筆サインをせっせとたくさん書いているアイドルが、新ブログの女王としてすっかり定着した中川翔子さんだ。オフィシャルファンクラブ「ギザぴんく!」に入会すると、名前と会員ナンバーが直筆で書き込まれたメンバーズカードがもらえるのだ。「しょこたん☆ぶろぐ」で、ものすごい勢いで量産している様子がわかる。「あだな勝手につけたりおまけがあったりする」そうで、幸運に恵まれることもあるらしい。入会受付は7月31日振込分までだそうで、ローソンのLoppiやネットから申し込めばまだ間に合いそうだ。
■ 秘密の場所「DASH村」を、高解像度化されたGoogleマップで発見
登場時には、多くのネットユーザーに衝撃と睡眠不足を与えたGoogleマップ。今でも、眺めているとついつい時間を忘れてしまう魅力的なコンテンツだ。公開当初は、解像度の低い画像しか用意されていない地域がほとんどだったけれど、徐々に高解像度画像が追加されている。このところネットで話題になっていたのは、「DASH村」の所在地。これは、日本テレビ系列のテレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画で作られた、家と農地のことだ。番組上では、所在地を秘密にしているのだけれど、数年前にDASH村で発生した火災を地元新聞が報道したときに、住所が広く知れ渡ってしまってしまった。これをもとに、「404 error BLOG」のオーナー氏が正確な場所を探し出した。Google EarthやGoogleマップで画像を眺めると、番組で見たとおりの配置で家や畑が並んでいて、感動ものだ。
【2006/07/27】
■ 松戸駅前の「バンダイミュージアム」が8月末で営業終了
おもしろそうなイベントやアトラクションを見に行こうと思っていても、ついズルズルと先延ばしになり、そのうちに終わってしまうことは多い。2003年7月に、千葉県のJR松戸駅前にオープンした「バンダイミュージアム」が、8月末で営業を終了してしまうようなのだ。公式サイトに告知が掲示されている。現在の展示物は、栃木県壬生町に建設予定の「おもちゃのまちバンダイミュージアム」や、静岡市の「バンダイホビーセンター」に移設するようだから、二度と見られないわけではないようなんだけれど、首都圏の皆さんは今のうちに。
■ ペース早すぎ! ヤフオク出品の中澤裕子さんタオルが70万円超
辻希美さんの直筆サイン入りうちわがYahoo!オークションのチャリティに出品され、100万円を超える価格で落札されたことは、以前お伝えした。かつては、有名人の出品物に対して、いたずらで入札価格を高額につり上げることがあったが、このうちわはちゃんと取り引きされたようだった。さて今度は、中澤裕子さんのタオルとフォトフレームが出品中だ。26日23時ごろに1円で始まったこのオークション、27日20時現在で77万円を超えていた。辻さんのうちわを遙かに超えるハイペースだ。今回も正常に取り引きが成立するんだろうか。
【2006/07/26】
■ 「タモリ倶楽部」をGoogle社員が「今週は見て」とおすすめ中!?
ヘビーなネットユーザーなら、もう空気のような存在になっているGoogle。トップページは、これ以上ないくらいシンプルなんだけれど、次々と追加される機能は高性能で、新登場の時には毎回驚かされる。このところ、ネットを徘徊してブログなどを読んでいると、Googleの方面から流れてきた(?)という「今週のタモリ倶楽部を見て」との情報がちょこちょこと出ていた。テレビ朝日の金曜深夜に放送している、タモリさんがホストのあの番組だ。番組表を調べてみると、テーマが「グーグルをめぐる」だった。番組表には「グーグルアース」なんて記述もある。それほどネットを使わないタレントの皆さんが、あのさまざまな機能をひっくるめて触れたとき、いったいどんなリアクションをするのか、見てみたい。
■ スパムメールを美しい植物や建物の画像に変換するアーティスト
先日、「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」という件名のスパムメールが届いた。29歳の未亡人という人が、旅行先のシンガポールでオオアリクイに殺された主人に代わって、孤独な夜をあなたに慰めて欲しいという内容だった。こんな独創的なものならともかく、ほとんどのスパムはどうでもいい内容だ。そんなスパムメールをもとに画像を作り上げているアーティストがルーマニアにいた。スパムを読み込ませると、画像を作り出すプログラムを作成したようだ。Webサイトには、イソギンチャク風の植物と、鉄板で組み上げたような建物の画像が掲載されている。この画像はすてきだけれど、スパムそのものはやっぱりいらない。
【2006/07/25】
■ どこの空でもたちどころにPCの画面にする、マウスカーソル風凧
学校は夏休みに突入している。子供のいる皆さんは、これからしばらく「遊びに連れて行け」攻撃を受けてヘトヘトになるわけだ。前向きに考えれば、ふだんなら躊躇してしまいそうな、子供っぽい遊びも、大手をふるって堂々とやれる、ということでもある。「I'm bored」で知ったのだけれど、PCのマウスカーソルそっくりの洋凧があった。この凧を空に浮かべると、どこの空でもたちどころにPCの画面風になる。どうせなら連凧にして、「カーソルの軌跡」を有効にしたモード、なんて遊びもおもしろそうだ。
■ 六本木ヒルズの展望台にメガスターIIが期間限定で設置
海抜250メートルの高さにある六本木ヒルズ内の「東京シティビュー」に、大平貴之さんが制作した超高性能プラネタリウム「メガスターII」が設置されるそうだ。8月末までの期間限定だ。ドームを設けずに、渋谷・新宿方面の壁に映し出す仕掛けらしい。六本木経済新聞によると、音や香りでアフリカをイメージさせる演出もあるようだ。入場料は大人1,500円だが、森美術館の同額のチケットでも入場できるので、美術館の帰りに星を眺めてみてはどうだろう。
【2006/07/24】
■ ソーシャルブックマークサービスへのブックマーク100選企画
ネット界では、ユーザーのブックマークを他人と共有する「ソーシャルブックマークサービス」が流行中だ。単独のリンク集とはまた別の価値が出てくるわけだが、日本では1年ぐらい前から続々と新しいサイトが誕生した。「観測気球」で「ソーシャルブックマークサービス100選」という企画が進められている。多くのソーシャルブックマークサービスを、livedoor リスログを使ってランキングしようというもので、参加者なら誰でも項目を追加できる。まるでソーシャルブックマークのソーシャルブックマークサービスのようになっていておもしろい。
■ 一度ボツになった番組が、YouTubeでの人気で採用される……米国
今から十数年前のこと、フジテレビの深夜番組で「世界で一番くだらない番組」という番組が放送されていた。ドラえもんの曲をBGMにして、ドラえもんの人形がドブ川をゆっくりと流れていく様子を延々と流すなど、“くだらない”コーナーが目白押しだった。テレビ局はそんな実験を深夜帯に繰り返して、番組の企画を試行錯誤していたわけだ。その役割を、ひょっとするとあの「YouTube」が肩代わりすることになるかもしれない。「B3 Annex」で知ったのだけれど、米国で一度ボツになった番組が、YouTubeで人気が集まり復活したそうなのだ。試しに作ったパイロット版の映像をYouTubeで公開したところ、30万回以上視聴されたという。その結果、YouTubeを活用していることでも知られるNBCが、この番組を採用するに至ったようだ。この動向はちょっと興味深い。
【2006/07/21】
■ まもなく公開の映画「ゲド戦記」、ネットでは悪評相次ぐ
以前筆者は、多くのヒット作を世に送り出した映画プロデューサーに「脚本段階で面白くない映画が、どうして制作されてしまうんですか?」と尋ねたことがある。すると、「映画は会議室で作られているからね」と、どこかの映画の台詞をひねった答えを頂戴したのだけれど、ネットではそんな映画がまたひとつ誕生してしまったと評されている。まもなく全国で公開される「ゲド戦記」がそれだ。ネットでの評判を見ると、試写会で鑑賞した人の多くが、「なにを訴えたいのかわからない」と厳しい意見を披露していた。あの「デビルマン」とは比較にならないものの、スタジオジブリが作ってきた今までの作品と比べると、見劣りしてしまうらしいのだ。文化放送の番組でも、おすぎさんが「ゴミ」と発言していて、ネットで聞ける。
【2006/07/20】
■ 大人数がピクセルとなって、スペースインベーダーのものまね
30年近く前に登場したテレビゲーム「スペースインベーダー」。当時は社会問題になるほど大流行した。今から思えば、たいへん貧弱なハードウェアだ。その制約から単純な、しかも今まで見たことがない動きが生まれた。さて、「すなあじ」でそんなスペースインベーダーを人間がものまねする動画を紹介していた。どこかの劇場の客席で、大勢の人物が「ピクセル」となって画面を構成している。ひとこま撮りのアニメーションで作ってあるから、時間も膨大にかかっているわけで、ものすごくバカバカしいがおもしろい。スタッフロールで「PIXELS」として出てくる名前の多さに注目だ。
■ 回路も表示も全部、真空管のデジタル時計がドイツにあった!
真空管は一般的にはほとんど絶滅状態だけれど、一部では根強い人気がある。真空管を使ったアンプは、トランジスタでは得られない、つやのある音がする。それに、内蔵の小さなヒーターが発する光が、とても美しいのだ。当欄で過去に何度か、数字を表示する「ニキシー管」を使ったデジタル時計を紹介している。この究極ともいえそうなマシンが、「はちぽち」で紹介されていた。ドイツで作られた「Total TubeClock」だ。数十本の真空管が黒い筐体の上に整然と並び、最前面には6本のニキシー管がある。こんなに画期的に美しいデジタル時計を、筆者はかつて見たことがない。照明を落として撮影した画像がないのが残念なんだけれど、たぶん、無数の小さなヒーターがぼんやり浮かぶ中、ニキシー管のオレンジ色が光り輝く、美しい姿となるのだろう。製作者のWebサイトには、詳細な解説と回路図がある。
【2006/07/19】
■ 巨大なダジャレ? JOQR文化放送の新社屋壁面に巨大QRコードが
筆者が以前から歯がゆい思いをしていたことなんだけれど、文化放送のWebサイトにはQRコードがないのだ。関東地方の皆さんにはおなじみの、同局の略称はQR。社風的にこういうダジャレネタは好きそうなのになぁ、と勝手に思っていたところに、朗報が。18日、開局以来使っていた新宿区四谷の社屋から、浜松町駅前に新築された建物に移転した。その新社屋の壁面に、巨大なQRコードが掲示されているのだ。携帯電話で読み取り、ネットにアクセスすると、毎日プレゼントが当たる仕掛けになっているようだ。新社屋からの放送は24日からで、23日からの1週間は移転記念の特別番組が続くようだ。こちらのほうも楽しみ。
■ YouTubeで公開中の、鉄道ファンの集団による激しい怒号は怖い
我々埼玉県民は、ふだんはおとなしいんだけれど、臨界点を超えると突然怖くなるものらしい。筆者が子どものころに、当時の国鉄上尾駅で発生したのが上尾事件だ。乗客のたまりにたまった不満が、国鉄職員のストライキで爆発したのだった。そんな昔の出来事をつい思い出してしまう映像が、YouTubeに掲載されていた。上尾駅から高崎線で2つめの大宮駅での出来事らしい。再生すると、若い男たちによる激しい怒号が聞こえてくる。調べてみると、どうやらこれは鉄道ファンの皆さんらしいのだ。車両の撮影に熱心なあまりに、じゃまになる駅員さんやほかの鉄道ファンに向かって叫んでいたのだった。やっぱり何か、たまっているものがあるんだろうか。
【2006/07/18】
■ ペットボトルでスピーカーボックスを作ると良い音が出るらしい
オーディオは、お金のかかる趣味だ。のめり込んでしまえば、いくらでもお金をつぎ込める。しかも、基本的にはお金をかければかけるだけ、音が良くなるというのだからたまらない。宝くじでも当たらないと揃えられないような、超高級セットで聞く音楽の、なんとつややかなこと。そんな方向性とはまるで反対を行く、おもしろい遊びを公開しているWebサイトが、ここ最近、「無気力通信↓」ほかあちこちからリンクされている。ペットボトルを使ってスピーカーボックスを作ってみたというのだ。4号機まであって、どれも総製作費は数千円だ。中には、PC用スピーカーのジャンク品を500円で買ってきて、作り直した例もある。どれも、音はかなり良いらしい。ちょっと試してみたいなあ。
■ なんと百万円に! 辻希美さんがヤフオクに出品の“うちわ”
先日、筆者は秋葉原駅前で、キャンギャルのお姉さんから青いうちわをいただいた。「東芝フェア実施中!!」と書いてあるそのうちわは、このところの暑さでたいへん重宝している。そのうちわの白い骨格と、先日お伝えした、ヤフオクに出品された辻希美さんのうちわの骨格が、非常によく似ていることにこの間、気がついてしまった。そんなサイン入りのうちわだけれど、オークションは12日に無事終了していた。落札価格は、102万円余り。ほかにもグッズが付くとはいえ、100万円以上の高額となったのだ。この手の有名人による出品には、かつてはいたずらの高額入札が相次いだものだった。今回は、落札から6日ほど経っても落札を辞退する様子もなく、このまま取引きとなるのだろう。落札者に栄光あれ。
【2006/07/14】
■ 涼しげなかき氷画像満載の専門ブログ、オープン間近
本格的な夏が近づいてきた。蚊が出てたり寝苦しくなったりと、不快なこともあるけれど、夏ならではのお楽しみも多い。毎年期間限定で更新する、かき氷情報専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もオープンまでもう間もなく。現在は、昨年までのバックナンバーと、店舗の新店・移転情報を読める。掲載の涼しげな画像で筆者はつい満足してしまうんだけれど、今年こそは、阿左美冷蔵の天然氷を食べてみたいものだ。
■ めったに見ない風力発電の風車が、ありふれた存在に思える風景
風力発電の話題を時折目にする。例えばソニーでは、先日の株主総会で使用した電力と同量の電力を風力発電でまかなったという。調べてみると、日本の電力需要の1割は風力発電でカバーできるようだ。そんな有用な風車も、日本では実際に発電しているところをめったにお目に掛かれない。画像掲示板の「pya!」に、その風車の画像がこれでもかというぐらい掲載されている。巨大な風車が取り付けられた、2,500本ほどのタワーがぞろぞろと立っているのがわかる。場所は、米国・ロサンゼルスから車で2時間ほどにあるパームスプリングス。白い風車が林立するさまは涼しげに感じるんだけれど、実際は灼熱の砂漠で気温41度。地獄のような環境らしい。
【2006/07/13】
■ ツバメの巣を撤去してしまい、Webサイトで謝罪した有名ホテル
藤沢周平の短編小説「玄鳥」の冒頭に、子育てが始まったばかりのツバメの巣を壊すよう、夫が妻に命じるシーンが出てくる。巣があるのは門の上だ。上役が門をくぐるときに、ツバメの糞で粗相があってはならないとの考えなんだけれど、同時に、人間的な冷酷さがはっきりとわかるエピソードなのだ。これと同じ出来事が現実に起こっていて、筆者はちょっと驚いてしまった。舞台は、箱根にある有名なホテル。客からの「糞が汚い」という苦情と、外壁に看板を取り付ける都合で、子育て中だったツバメの巣を片っ端から撤去して、抱卵中だった卵と、生きているヒナ40羽ほどを無惨にも裏山に捨ててしまったのだった。その様子が「箱根&芦ノ湖の環境問題を考えるブログ」に掲載されたのをきっかけに、テレビ局が取材に動き、ホテルに抗議が殺到したようだ。そしてホテル側は、Webサイトに謝罪文を掲載したのだった。昔のように、ツバメの子どもを口を半開きにしたまま1時間も眺めるような体験を持つ人は少ないだろうから、人知れず無惨な目に遭う巣も近頃では多いのだろう。
■ 美しい階段の画像を掲載するブログ「階段だらけ」
最近の駅には、エスカレーターがいたるところに取り付けられている。たとえ遠回りしてでも絶対にエスカレーターに乗りたい筆者だが、美しい階段は別だ。ただし、段を一歩一歩踏みしめるたびに、上り詰めてから現われる景色を想像してわくわくできるような、そんな階段に限る。「OnionKills Zombies」で知った、「階段だらけ」というブログには、そんな階段の画像が、これでもかというぐらい掲載されている。筆者も知っているような有名な階段、どこかのかっこいい建物のかっこいい階段、どこだかわからない駅の階段などが多数揃っている。
【2006/07/12】
■ アニメ映画「時をかける少女」ブロガー向け試写の感想ぞくぞく
7月15日から劇場公開のアニメ映画「時をかける少女」。試写会が何度か行なわれていて、参加した皆さんがブログなどで感想を公開している。読んでみると、ほぼどれも絶賛だ。さて、配給の角川ヘラルド映画が実施したブロガー向けの試写会が9日の日曜に無事終了したようだ。参加者のブロガーの皆さんは、作品の感想や批評をブログに掲載している。どれも興味深い内容なのだけれど、ふだんは入ることのできない、角川ヘラルド映画の試写室そのものについての観察や感想もなかなかおもしろいのだ。「なつきの日記風(ぽいもの)」によれば、座席は革張りのシートで座り心地がよいとか。ただ、身じろぎすると「ギュウギュウ」と音がしてしまうそうだ。「アニメって本当に面白いですね。」によれば、座席数は30席ほど。その中に、なぜか庵野秀明さんも混じっていたそうで、気がついた参加者はちょっとだけラッキーだ。
■ プレイステーション3公式Webサイトにアップルマークが一瞬登場
そろそろ怪談話の季節だ。本来目を閉じているはずの顔の画像が、突然目を見開いたりするような、あり得ない出来事がまことしやかにネットで伝えられていたりする。どんな画像でもフォトショップを使えば作り出せてしまうのだけれれど、それでも状況によっては、恐ろしい怪談になってしまう。さて、そんな怪談より、関係者にはもっと恐ろしいかもしれない出来事が、ソニーのプレイステーション3の公式Webサイトで発生していたようだ。問題は、Webサイトトップに掲載されている、フラッシュ画像にあった。ここに写っている黒いプレイステーション3の筐体に一瞬、黒いアップルマークがうっすらと重なっていたというのだ。「気になる、記になる…」によれば、アップロード中の手違いだったという説明があったようだ。誰かの怨念(?)のような気がするんだけれど……。
【2006/07/11】
■ 韓国大統領府の声明文、日本の「ばか騒ぎ」と表現していた?
5日のニュースは、北朝鮮が発射した複数のミサイルで一色になった。発射したミサイルのうち、長距離弾道ミサイルのテポドン2号はアラスカまで到達する能力があるといわれている。ミサイルが十分届く日本で、大騒ぎになるのも当然のことだ。それをどういうわけか、日本の騒ぎを否定する声明文を、韓国大統領府がWebサイトで公表した(←リンク先サイトは当然ながら韓国語なのでご注意)のだった。マスコミ各社とも、韓国語のコメントを「日本のように未明から大騒ぎする必要はない」と翻訳して伝えているんだけれど、「usbmouseブログ」によると、これが誤訳だというのだ。ほんとうは「ばか騒ぎ」だという。筆者もいくつかの自動翻訳で確認してみたところ、どこでも「ばか騒ぎ」としか出てこない。いくらなんでも大統領府の公式コメントで、他国を「ばか」扱いなんてことはないと思いたいのだが……。
■ 長野の放火容疑の女は、2ちゃんねるで書き込み規制されていた?
4月から6月にかけて20件の放火をした疑いで、長野県諏訪市に住む20才の女が逮捕された。驚くほど多い放火の件数だけれど、その火事の現場を撮影して、画像を自身のブログに他人事のようなコメント付きで掲載していたのだった。ネットを探してみると、彼女の痕跡が多く残っていた。グラビアタレントの熊田曜子さんに似ているのが自慢だったようだ。2ちゃんねるのスレッドに「ぇーたん」「くまえり」などのハンドル名で登場して、自身を撮影した画像を2ちゃんねらーの皆さんに見てもらっていたようだった。そして4月ごろ、2ちゃんねるへの書き込みを規制されていたようなのだ。どれだけの頻度で書き込んだのかは不明だけれど、少々度が過ぎていたようだ。
【2006/07/10】
■ チャリティーオークションに辻希美さん出品のうちわが高額に
テレビ番組「世界バリバリ☆バリュー」が、Yahoo!オークションでチャリティーオークションを開催中だ。番組に出演する4人の有名芸能人が、サインを入りの商品を出品している。入札価格はどれも数万円に上るが、その中でも辻希美さんが提供するうちわが人気だ。入札価格は、10日20時時点で約78万円を超えている。ヤフオクは締め切り間際の価格上昇が激しいわけだから、これからどこまで値段が上がることになるのか、想像すると恐ろしい。さて、ここで注目したいのはQ&Aのページだ。あしなが育英会の関係者らしい人を相手に、入札者から妙にひねった質問が次々と投げかけられていた。このオークション、これからどんな展開になるのか。
■ 11歳とは思えない歌唱力の米国人少女の動画が人気を集める
週末のネットでは、11歳の米国人少女が注目を集めていた。名前はBianca Ryanさん。NBCテレビの「America's Got Talent」という、視聴者参加型のゴングショーに出演したときの映像が、NBCによってYouTubeで公開されている。まずは見ていただきたいのだけれど、11歳とは思えない力強い歌唱力なのだ。たった2分間の曲で、聞くものをとらえて放さない。筆者はもう、5、6回も繰り返して聞いてしまった。曲は、「And I Am Telling You I'm Not Going」。歌うのがむちゃくちゃ難しそうなこの曲は、ダイアナ・ロスやシュープリームスをモデルに、米国の芸能界を駆け上がるさまを描いたミュージカル「Dreamgirls」に出てくる。Biancaさんもこれから有名になっていくんだろうか。番組のWebサイトでは、番組中のこのほかのハイライトシーンもダイジェストで見られるようになっている。
【2006/07/07】
■ 「TRIO」ブランド限定復活……アマチュア無線機創業記念モデル
インターネットがまだ、世間には影も形も見えなかったころのことだ。どこかの家の屋根の上に設置された大きなアンテナは、子どものころの筆者のあこがれだった。そんな家の中には、「TRIO」「YAESU」「STANDARD」などと書いてある立派な無線機が置かれていて、どこかの国の人と交信が行なわれていたのだ。ケンウッドが創業60周年を記念して、アマチュア無線機オールモード・マルチバンダー「TS-2000S(ブラックバージョン)」を限定発売する。記念モデルだけに、1986年に封印してしまったブランド「TRIO」を復活させているのだ。このTRIOモデルは日本国内向け60台のみ。オープン価格で、予約受付は19日から。
■ ソニーのPSP広告写真が「人種差別」だと問題に……オランダ
ソニーのある広告が問題となっている。オランダで発売される白いPSPの広告だ。白人女性が黒人女性のあごをつかみ、にらみつけた写真に書かれた「PSP White is coming」というコピーが争点となっている。欧米では、多くのニュース系サイトで取り上げられ、ネットコミュニティで抗議の声が盛り上がっているようだ。最近のソニーは、こういう問題が起こったときの対策が遅れて傷を深くしてしまうんだけれど、「阿部重夫編集長ブログ」によると、今回もソニーはあまり危機意識を持っていないらしい。大丈夫か、ソニー。
【2006/07/06】
■ 賛否がまっぷたつ……ネットで注目集めるテキスト「鏡の法則」
このところネットで話題になっているのが、野口嘉則さんの「鏡の法則」というテキストだ。半年ほど前から公表されていたものだが、今では書籍にもなって、アマゾンの書籍ランキングで現在15位と、高順位をキープしている。テキストは物語になっていて、実話をもとにしたという解説がテキストの冒頭にある。息子が学校でいじめられていることに悩んでいた41歳の主婦が、「それはあなたが誰かを責めているからだ」とアドバイスを受け、父親に感謝の電話をしたら事態が好転した、というあらすじだ。「読んだ人の9割が涙した」とのふれこみだけに、「感動した」「泣いた」との感想がネットに多くあった。一方で、かなり手厳しい批判も、はてなブックマークなどに多数ある。
■ 美しく無駄がなく、温度低下も少なそうな、カップ麺の作り方
テレビなどで時折、「小笠原流礼法」の先生が作法を実践して見せてくれることがある。弓馬術を起源として、数百年かけて磨き込まれた礼儀作法は、体の動きに無駄がなく、とても美しい。そんな小笠原流とはまったく無関係なんだけれど、同様にとても美しくて無駄のない作法が「TBN」で紹介されていた。それは、カップヌードルの作り方だ。メーカー推奨の標準的な作り方はカップに印刷されているのだけれど、そんなものはまったく無視した画期的な作法だ。たぶん、これなら標準の作り方よりお湯の温度低下が少ないはずだ。食べたあとのカップもまとまっていて美しい。
【2006/07/05】
■ 3年かけて、世界中で体をブルブル震わせる姿を撮影した男性
筆者は最近、なぜだか頻繁に伊豆半島に出かけている。ネットというのは、とてもありがたいもので、伊豆地方にまるで縁のない筆者と遊んでくれる、地元の心優しい人たちと出会えるのだ。「miscellany morgue secondary」で知ったのだけれど、3年もかけて、世界中に出かけていって、妙な踊りをしてくる男性のWebサイト「Where the Hell is Matt?」がおもしろい。メインのコンテンツは、その踊りの動画だ。世界の名所で、Mattさんが体をブルブル震わせているのだった。日本では、渋谷のハチ公前交差点らしきところで、ブルブルやっていた。Mattさんの踊りは冴えないけれど、すべてを通して見ると心の中に感動がわき起こってくる。Mattさんのお気に入りは、ケニヤと南極大陸、ルワンダで撮影した部分らしい。このサイトには世界中から感想が寄せられているようだ。
■ パン粉を散布する機能付き……Java製アリの行動シミュレーター
筆者はアリの巣を眺めるのが好きなんだけれど、子どものころならともかく、いまさら地面にしゃがみ込んで眺めているわけにはいかない。他人の目があるからだ。それでも隙を見て、アリの巣のそばにしゃがみ込んで眺めるんだけれど、せいぜい2分が限界だ。そんな筆者に、すてきなWebサイトを教えてくれる人がいた。Javaで作ったアリシミュレーター「JavaAntz」だ。Webページを開くと、左上の巣穴からアリが高速で這い出てきて、たちまち画面いっぱいになる。画面をクリックすると、パン粉をまくことができるようになっている。アリたちはたちどころにパン粉を見つけて、きれいに整列して巣穴に運んでいくのだ。アリマニアにはたまらない。
【2006/07/04】
■ nakata.net cafeで「暴君ハバネロ」入りアイスを期間限定発売
中田英寿さんが3日、公式サイト「nakata.net」上で引退発表をした。日本中からアクセスが殺到したため、一時期、Webページの表示が困難になってしまった。現在も公開されているコンテンツは通常より大幅に少ない状態になっている。中田さんといえば、菓子メーカーの東ハトの非常勤役員としても有名だ。東ハトも、山崎製パンが買収、子会社化するとの報道があったばかり。この転機を迎えた両者が、奇しくもコラボレーションする。「JIN ビジネスニュース」によれば、アイスクリーム「黒糖アイス 暴君ハバネロ仕立て」を、nakata.net cafeで、7月10日から16日まで期間限定で先行発売するのだ。沖縄のアイスクリームメーカーと東ハトの共同企画で作られた「冷たいのに汗が出る」不思議な感覚を味わえるらしい。食べてみたい。
■ 小西真奈美のショートムービー、この夏はアサヒビールで
昨年秋と今年春に実施されたDTIのキャンペーンで、小西真奈美の日替わりショートムービーを楽しみにみていた男子の皆さんは多かったことだろう。キャンペーンの期間が終わって、あの動画もWebサーバーからは封印されてしまった。生きる希望をかろうじて、ムービーファイルに見いだしていた皆さん。アサヒビールの発泡酒「アサヒぐびなま。」のWebサイトで、なんとまたもや、小西真奈美がショートムービーに登場しているのだった。こちらのキャンペーンはすでに6週目に入っている。今後の公開頻度が週に1本なのが若干悲しいところだけれど、男子の渇いた気持を潤すにはなんとか間に合う。
【2006/07/03】
■ 一瞬にして、画像をナンシー関の消しゴム版画風にするソフトウェア
かつて、ナンシー関というテレビウォッチ界の巨人がいた。大型の消しゴムに彫り込んだ有名芸能人の似顔絵と、鋭い視点から眺めた文章で人気を博したんだけれど、2002年6月に心不全で惜しまれながら急逝した。いま、mixi内には「ナンシー関的顔面スタンプ」というコミュニティがあって、ナンシー関さんの作風を受け継いだ「ナンシー小関」さんがほとんど毎日、消しゴム版画風の似顔絵を掲載している。特徴を的確に捉えた似顔絵で、他の人にはなかなかまねのできない職人技だ。そして7月2日、「inside out」のオーナー氏、平林純さんがとてつもないソフトウェアを作り上げてしまった。その名も「ナンシー小関 風 パッチもん版画」作成ソフトだ。顔写真の画像ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、消しゴム版画風の白黒画像に変換してくれる。操作は簡単な上に、感動するほど完成度が高い。まったく、才能のある皆さんにはかないません。
■ 頭が目覚めないとアラームが止められない、画期的目覚まし時計
睡眠時間が少ないと、ついつい目覚まし時計のアラーム音を無視しがちになる。電子音のアラーム程度では耳に届かない、かといって大音響のベルでも半覚醒状態のままスイッチをオフにしてしまう。そんなあなたには、「百式」で紹介していた目覚まし時計がオススメだ。「Pattern Clock」は、アラームを止めるときに、ランダムに光る4つのボタンを、点滅する順番通りに押さなければならない。公式サイトには、止める様子が動画で公開されているのだけれど、これなら絶対に起きられそうだ。頭を使って起きる目覚まし時計、これはちょっと欲しいぞ。
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