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今日の気分
by うるまでるび

やじうまWatch

噂あり、未確認情報ありのやじうまWatch。
リンク先の記事などがすでに消失していることもありますが、あらかじめご了承ください。

【2006/09/29】

■ Google AdSenseでトップのWebサイトは、月間30万ドルも稼いでいる
 Google AdSenseといえば、Amazonアソシエイト・プログラムと並んで、よく使われるネットで収入を得る方法だ。がんばってアクセスを増やしても大してお金をもらえないとか、いい感じでクリックが増えてくると「AdSense狩り」と呼ばれるいたずらでアカウントが停止されてそれっきり、という悲しいこともあるようなんだけれど、手軽なお小遣い稼ぎとして欠かせないサービスだ。「秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ」で知ったのだけれど、このAdSenseから高額の収入を得ているWebサイトを、ネット上に公開されている情報をかき集めて調査した人がいるのだ。大手出会い系サイト「PlentyOfFish.com」で月額30万ドル、人気のソーシャルニュースサイト「Digg」が25万ドルなど、とてつもない金額が並ぶ。ちなみに、PlentyOfFish.comは月間5億ページビューほどあるらしい。挑戦してみますか?

■ 米国の老舗Webサイトが見つけた、藤圭子さんの大金差し押さえ
 藤圭子さんといえば、宇多田ヒカルさんの母親として知られているけど、やや年かさの皆さんなら、1970年ごろに大ヒットを飛ばした歌手としてのほうが馴染み深いかもしれない。その藤さんが3月、米国のケネディ国際空港で42万ドルもの大金を差し押さえられていたことが報道されていた。麻薬探知犬が反応したことで、麻薬取引がらみの金だという疑いをかけられているようだ。この情報のネタ元は、セレブの過去の行状を示す書類を見つけ出しては公開するWebサイト「The Smoking Gun」だった。アーカイブには、そうそうたるセレブたちの名前が並んでいる。藤さんの書類もクリアな画像で見ることができる。解説の翻訳は「Tokyo Fuku-blog」で読める。



【2006/09/28】

■ 玄人志向の「黒サングラスの男」が、商品説明のマンガに登場
 「玄人志向」は、PCの自作を手がける皆さんにはおなじみのブランドだ。最新のデバイスを使ったボードをいち早く発売したり、動かすまでに設定がたいへんそうなボードを商品化したり、初心者には若干敷居が高いブランドなのだ。この玄人志向のマスコットは、黒いサングラスをかけて薄笑いを浮かべる、髪の分け目がくっきりした男の顔だ。なんだか怪しくて、近寄りがたい雰囲気もあるんだけれど、この黒サングラスの男が、最新商品のUSBオーディオFMトランスミッタの説明で、ちょっとしたマンガになって登場していた。カネテツデリカフーズの「微笑家族」みたいな展開を筆者は勝手に期待している。

■ 「マドンナさんが六本木のクラブに現われる」告知は“ニセ”だったのか?
 あのマドンナさんが20日の夜、六本木のクラブに現われると、mixiのコミュニティに告知があったようなのが、結局、クラブにマドンナさんは現われず、参加者から「詐欺だ」と言われる事態になっているらしい。そのコミュニティによれば、当日の入場料は女性3,000円、男性3,500円。当日のセキュリティチェックは国際空港並みに、相当ものものしかったようだ。そして、マドンナさん本人は確かにクラブには来なかったようなんだけれど、マドンナさんの娘ローデスさんや、バックダンサーやステージクルーなど関係者の皆さんは現場にいたようなのだ。つまり、マドンナさんが参加する可能性のあったパーティーは、このクラブでその夜、行なわれていたのだ。バックダンサーによるステージパフォーマンスもあったとのことだ。するとこの夜、六本木では何が起こっていたのだろう?



【2006/09/27】

■ 「ウィキ」といえば「ウィキペディア」を指す略称が急速に普及中
 最近はテレビのコメンテーターとしても活躍している井上トシユキさん。公式ブログの9月1日付記事で「自分のWikiがプリントして置いてあった」とあった。筆者はなんの「Wiki」のことなのか一瞬わからなかったんだけれど、読み進むうちに、「ウィキペディア」を指すのだとわかってびっくりしてしまった。「swk'slog」をきっかけに、mixiで多くの日記を拝見したり、はてなでアンケートを採らせていただいたりして調べてみると、ウィキペディアの略称として、「ウィキ」が使われることが非常に多くなっているようなのだ。「Wikipedia」は、「Wiki」というソフトウェアを使った百科事典、という意味で名付けられているから、まさかこんな混乱しそうな省略が出てくるとは想像もしなかった。なお、27日夕方時点でのウィキペディアには、略称について記載されていなかった。

■ 「セント・ギガ」を受け継いだBSラジオ「WINJ」が危うい放送実施中
 テレビやラジオの多チャンネル化が始まってから久しい。地上波やBSやCS、CATV、ネット配信など、それぞれの経路に多くのチャンネルがひしめき合っている。これだけチャンネルが増えれば、中には経営状態がよくわからないところも出てくるものなのだ。スラッシュドットによれば、BSデジタルラジオとしては唯一のチャンネル「WINJ」の放送が、なにやらとんでもないことになっているようなのだ。2001年に倒産した「セント・ギガ」を受け継いでいて、有料放送を実施中のはずだった。ところが、料金を払わなくても聴取できる状態が続いていて、その放送も、とぎれとぎれになったりするようだ。会社は電話が通じない状態だそうなんだけれど、それでも放送だけはかろうじて続いている。



【2006/09/26】

■ プラスチック同様に丈夫で薄く加工可能な、木材の硬度を高める技術
 ノートPCやらマウスやら携帯電話やら、身の回りにある電子機器はほとんどプラスチックで出来ている。成形技術の向上もあって、ピッタリと吸いつくように手になじむ。でもどうしても、人工の冷たい感じは消しようがない。そんなプラスチックの代わりにヒノキを使う技術を、オリンパスが開発したそうだ。エンジニアプラスチックと同等の硬さを持ち、薄く加工できるようだ。プレスリリースには、デジカメのボディに加工した画像が掲載されている。スラッシュドットでは、バイオリンやスネアドラムなどの楽器に応用する提案もあった。この素材で小型の人型ロボットを作ったらほんとうのピノキオだよなぁ。

■ おにぎりを電車の中で食べたらいけないのか!? 熱い議論が展開中
 もうずいぶん以前のことだけれど、筆者が池袋から大宮に向かう埼京線に乗っていると、目の前に座っていた若い男性がスーパーの手提げ袋から総菜の焼き魚のパックを取り出し、ラップを剥いて頭からむしゃむしゃと食べ始めたのだった。これにはさすがにびっくりしたんだけれど、埼玉を走る電車の中でなら、飲食する人は当たり前のようにいる。ところが最近は、電車内での飲食が非常識な行為と見られつつあるらしいのだ。きっかけは、Jリーガーの平山相太さんがJR車内でおにぎりを食べて「モラルに欠ける」と注意をされたことを取り上げた新聞記事だった。2ちゃんねるでスレッドが立つと、電車内での飲食について賛否両論が激しく交わされたのだった。議論は、「痛いニュース」でも引き続いている。



【2006/09/25】

■ 2,000番台で3万円が相場!? mixi古参アカウントの不法な取引価格
 株式の上場で、すっかり有名になってしまった「mixi」。筆者はmixiがオープンしてからすぐに招待してもらったので、IDが1,000番台だ。若い番号のIDだからといって特にいいことがあるわけではなく、コミュニティの参加者一覧で先頭になってしまってどこでも変に目立ったり、「mixiの古参には選民思考がある」などとレッテルをはられて嫌われたり、むしろろくなことがない。ところが、そんなIDでも価値がある人たちもいるようなのだ。「Shishimushi」では、2,000番台で3万円もの金額で取引が成立していたという話が紹介されている。筆者にはまったく信じられないことだ。ちなみに、アカウントの売買をしたことが発覚すれば、mixiの事務局によって問答無用で退会措置を食らうはずだ。



【2006/09/22】

■ 地球は丸かった……英国の大学院生が20万円かけた自作宇宙船で撮影
 小さな子供に、地球は丸いと説明したところで無駄なことだ。大人になっても、知識としては知っていても、実感できる体験をした人はそう多くはないはずだ。英国ケンブリッジ大学の大学院生が、そんな丸い地球の画像を、自作の宇宙船で撮影することに成功していた。Technobahnによれば、自作する費用は約20万円。たった2人で開発した宇宙船はヘリウムガスで空に浮かんで、内蔵のデジタルカメラで上空の写真を撮影する。上空32kmほどの距離まで浮かんだそうだ。画像は、準備の様子も含めて90枚がネットで公開されている。宇宙と言うにはまだ低い高度ではあるんだけれど、地球はやっぱり青くて美しく、そして丸いのがよくわかる。

■ ひろゆきさんが失踪状態!?……ブログに「本人が知らない間に」と投稿
 22日付の夕刊フジが「2ちゃんねる『ひろゆき』失踪」と衝撃的な大見出しをつけていた。記事は、2ちゃんねる管理人のひろゆきさんが行方知れずで、裁判所からの呼び出しにも応じていないとの内容だ。この記事をテレビ番組が取り上げ、2ちゃんねらーの皆さんがたちどころに画面写真をネットに転載、昼前には2ちゃんねるは大騒ぎとなっていた。ところが、当のひろゆきさんは自身のブログに「最近は、本人が知らない間に失踪したりもするんですね」とコメントして、健在をアピールしていた。ZAKZAKにも記事が掲載されている。どうやら、ひろゆきさんを相手に法律に則った手続きをしようとしても、郵便物を受け取ってもらえない。裁判所や弁護士から見れば、ひろゆきさんは行方不明同様の状態となってしまっているようなのだ。いやはや。



【2006/09/21】

■ ガチャピンブログに疑惑の画像!? あの手でキーボードを打てるか?
 フジテレビの子供番組「ポンキッキ」に登場するキャラクター、ガチャピン。筆者が子供のころにはもう、海に潜ったり、スカイダイビングをしたりと活躍していたので、もう結構な年齢だと思うんだけれど、一応、永遠の5歳らしい。そんな何でも挑戦するガチャピンが、この夏からブログを始めている。ブログに記事を掲載するたびにコメントを多数集める、カリスマブロガーだ。取材も多数受けているようなんだけれど、記者から「ガチャピンは本当にキーボードを打てるのか?」と質問されるらしい。そこで「証拠写真」として掲載したのが、ガチャピンがノートPCでテキストを打ち込んでいるところだという画像だ。まあ、疑惑は深まるばかりだと思うんだけれど、ブログ読者の皆さんはお約束がわかる人たちばかりだし(ちなみにコメント欄は承認制)決して炎上はしないのだ。

■ 名前が変わった元・渋谷公会堂、ホールはすっかり美しくリニューアル
 音楽ファンが「聖地」と呼んでいる、渋谷公会堂。最近、サントリーがネーミングライツの権利を得て、名称が「渋谷C.C.Lemonホール」となったことが公表されていた。この名前について、ネットでは「ダサイ」「痛い」「かっこわるい」「軽蔑する」「これからも“渋公”と呼ぶぞ」と、たいへん評判が悪い。サントリーのプレスリリースには、玄関上に巨大なレモンの看板がある、衝撃的な画像も掲載されていたんだけれど、はたしてこれでどんな宣伝効果があるんだろうか。それはともかく、この渋谷公会堂は1年あまりの工事を経て、10月1日にリニューアルオープンする。「ノイズだらけ」でオープン直前のホールの様子が紹介されていた。築40年の建物とは思えないほど、すっかりきれいになっている。名前はともかく、魅力的なホールだ。



【2006/09/20】

■ 架空の“セガ研究室”が、トイレなど盛大に爆発させるムービーが人気
 28日にセガから発売される米国製のゲーム「FULL AUTO」は、マシンガンやミサイルなどの強力な兵器が搭載された自動車を操り、無人の街を疾走しながら、じゃまなものを破壊しまくるという内容だ。この過激なゲームを紹介する公式サイトが、ネットの一部で非常に高い注目を集めていた。ページを開くと現われるのは、1970年代の会社紹介映画風のFlashムービーだ。ゲーム開発中の「セガ研究室」を紹介する映画を見るような演出が施されている。開発のためにトイレやオルガンなどを、粛々と破壊していく様子が6つのムービーになっている。何はともあれ、是非見ていただきたい。

■ かな漢字変換“VJE”の開発会社、株式会社バックスがまもなく休眠化
 「kinnekoの日記」で知ったのだけれど、かつて「VJE」を開発した、株式会社バックスが休眠化すると、公式Webサイトに8月4日付で掲載されていたのだった。 VJEは、日本でPCといえば9801だったころによく使われていたかな漢字変換ソフトだ。洗練された変換性能を持っていたVJEは、代金を払ってもPCに必ずインストールしておきたいソフトだった。あのころのパソコン通信では「ふつーVJE」なんてことばも慣用句化していて、よく見かけたものだった。VJEに関する権利はすでにヤフーに譲渡されているようだ。Webサイトの会社案内を見ると、住所は六本木ヒルズになっている。



【2006/09/19】

■ 「インターネットとヤフーはどう違うんですか?」と聞く人にブログを教授
 昨年の当欄で、「原始人に技術を教えるスレ」のまとめサイトを紹介した。何も知らない原始人(だという設定のスレッド主)に、現代の技術をよってたかって教えるのだ。当たり前に思えるものでも、原始人に説明するのはとてもたいへんだ。あの竹熊健太郎さんが、とても似たような目に遭っていたのを知った。フジテレビのWebサイトの企画で、斉藤舞子アナウンサーに「わたし、ブログをやりたいんです」と相談されているのだけれど、斉藤アナは「インターネットとヤフーはどう違うんですか?」と質問してしまう人なのだ。竹熊さんが四苦八苦している様子は、動画で見ることができる。斉藤アナの輝かしい過去の出来事は、この手の情報ではクオリティが高すぎると評判のウィキペディアに詳しい。

■ 朝日新聞が2ちゃんねらーの願いを受け入れた……重体女子生徒支援で
 朝日新聞といえば、2ちゃんねるでは批判の対象によくなる報道機関だ。そんな朝日新聞と2ちゃんねらーの皆さんとの協力関係がこの週末に実現していた。 8月末、2ちゃんねらーの皆さんが怒っていたのが、2003年にあった須賀川市の市立第一中学校で女子生徒が意識不明になった事故だった。両親による巨額の民事訴訟がニュースになり、学校の隠蔽体質から病状が悪化したとの情報もあって、普段は補償金を求める原告に厳しい2ちゃんねらーの皆さんからも「もらって当然」「これはかわいそう」と女子生徒への同情がスレッドに投稿されていた。学校や教師への批判が相次ぐ中、折り鶴やカンパを両親に届けたいという動きが2ちゃんねらーの間で広まってきた。そして、2ちゃんねらーのうちのひとりが、どうやら本当に泣きながら、カンパや折り鶴を女子生徒の両親に渡す窓口を探し回ったのだった。市や学校、報道機関などに片っ端からメールをしても断られる中、唯一受け入れてくれたのが、なんと朝日新聞の福島支局の記者氏だった。朝日新聞の福島版では記事も掲載された。支援の動きは強まっているようだ。



【2006/09/15】

■ Apple携帯電話の発表はまもなく? 「iTunes 7」の中身から推測
 「iTunes 7」が13日からダウンロードできるようになった。曲間をギャップレスで再生できるようになっていて、筆者はうれしくなってYMOのファーストアルバムを聴きまくってしまった。DVDへのバックアップ機能も試してみたら、実に簡単でスムーズに使えてしまった。動作がもっさりしてしまったのと、不具合があるようなのが残念なんだけれど、今後、たぶん改善されることだろう。そんなiTunesには、Appleから携帯電話の発表が近いんじゃないかと思わせる部分があるそうだ。「My Sleepless Nights in the Big Apple」によれば、現行のiTunes対応携帯電話では利用できない機能の説明がファイルの中に含まれているのだとか。ずいぶん前から噂になっていたApple携帯だけれど、そろそろ発表になるのか?

■ あの“きっこの日記”が書籍化で予約が殺到中? 10月10日発売
 あの「きっこの日記」が白夜書房で書籍化されるようだ。きっこさんは、日記にアフィリエイトも貼らず、お金になることはやってこなかったが、13日付の日記で「ある事情」で出版することにしたと公表した。どんな事情なのか気になるところではある。それはさておき、すでに予約がかなり集まっているようで、セブンアンドワイのサブカルチャー部門売れ筋順のトップになっている。さて、どれぐらい売れるのだろうか。発売は10月10日だ。



【2006/09/14】

■ ネットを使った危険なキャンペーン 銀行のCFからアダルトゲームへ
 三井住友銀行が放送しているネットバンキングのCFで、「雨やどり」と「お風呂あがり」をネットで検索するように勧めている。これに従うと、特設のWebページに誘導されるという仕掛けなんだけれど、「高木浩光@自宅の日記」によれば、同名タイトルの大人向けゲーム、いわゆる「エロゲー」のページが検索結果のトップになるというのだ。筆者が14日の昼頃に試してみたところ、ほとんどの場合はトップの広告スペースに三井住友銀行の特設サイトへのリンクが登場するものの、10回に1回程度、エロゲーがトップになってしまっていた。その後しばらくして、広告の出現頻度が強化されたようで、Googleではトップが必ず三井住友銀行へのリンクになっている。他の検索サイトでは、エロゲーではないが、さだまさしさんの名曲「雨やどり」関連のページになることが多いようだ。

■ 電力線通信の解禁で未来はどうなる? 掲示板でも意見が続出中
 総務省の電波監理審議会が13日、電力線通信(PLC)を解禁する答申をとりまとめた。PLCとは、ACラインにデータ通信の信号を乗せる技術のことだ。別に光ファイバや電線を用意しなくても、電源コンセントを利用して、高速な通信が可能になる。ただし、信号が2~30MHzの高周波のため、航空無線や短波ラジオ、また天文学の観測にも影響を与えることが心配されている。答申について、Sankei Webでは「日本の産業界の飛躍にもなりそう」と歓迎しているのに対して、asahi.comでは「電波公害になれば、総務省の責任になるはず」と国立天文台助教授の発言を紹介している。意見は今でも真っ向から対立しているようなのだ。2ちゃんねるやスラッシュドットなどネットでの議論も激しく繰り広げられている。セキュリティやコストの問題、無線LANがある今必要なのか、など興味深いやりとりがあった。



【2006/09/13】

■ はてなブックマークで大人気の、Windows XPがキビキビ動くTIPS
 Windowsには、ZIP形式の圧縮ファイルを、フォルダのように扱える機能がある。圧縮ファイルの中身を、まるでフォルダの中を操作するように扱える。もうすっかりおなじみの機能で、便利といえば便利なんだけれど、筆者はマシンにファイル圧縮のツールを別にインストールしてあるから、絶対に必要というわけではない。それにどうやら、この機能のせいでエクスプローラの動作が遅くなっているようなのだ。この機能を停止する方法が「hail2u.net」で紹介されている。コマンドプロンプトから、コマンドを2行打ち込むだけだ。はてなブックマークではこの記事へのブックマークが急激に増えていて、3日ほどで1,300件を超えている。エクスプローラの反応の悪さに、皆さんそれほどイライラしていたということなのだろうか。なお、簡単とはいえコマンドプロンプトからの操作ではあるので、自分の責任で実行していただきたい。

■ 敷居が高い? 100人笑わせないと入会できないSNSがオープン
 新しい企画のSNSがいまも続々と誕生している。少々乱立ぎみではある。mixiとは違った機能を備えたSNSも増えてきているから、どれか1つ長く付き合えそうなSNSを見つけてじっくり使えば、新しい楽しみも生まれそうだ。 7日にオープンしたSNS「笑得ドットコム」は、お笑いと懸賞が特徴のSNSだ。会員には種別があって、誰でもすぐに加入できる「お笑いファン」「お笑い評論家」のほか、なかなか加入できない「笑わせ屋」がある。テーマに沿った一発ギャグを考える「大喜利」のコーナーで、100人から笑いをとらないと加入できないのだ。敷居はかなり高い。その影響か、SNS全体の加入者数もまだ数十人と少なめだ。



【2006/09/12】

■ 木訥とした語り口の、志村けんさんの公式ブログに急に人気が高まる
 志村けんさんの公式ブログが人気だ。ブログがオープンしたのは8月7日。日本人なら誰でも知っている、有名人の志村さんだけれど、ブログ開設当初は記事にコメントがほとんどなく、静かなスタートだった。ところがこのブログの存在がネットユーザーの皆さんに急に知れ渡ったようで、この週末にコメントが急増していた。ほかの有名タレントさんの写真があったりもするんだけれど、それより志村さんの簡単な料理のレシピの方が筆者には興味深かった。語り口は、飾り気のない自然体だ。あいはら友子さんの著書「手の上のシャボン玉」を読んだあと、「読んで泣いてしまいました」「家族、愛する、愛される人が、子供が欲しい」と書いてしまう。このスタイルは志村さん以外ではマネできるもんじゃなさそうだ。

■ 松岡圭祐さん公式サイトの「究極の血液型心理検査」はウソだった
 松岡圭祐さんの公式サイトでは、しばらくの間「究極の血液型心理検査」というふれこみのコンテンツを公開していた。ネットでは、占いのコンテンツがたいへんな人気を呼ぶ。この松岡版血液型占いでも、ブログや、mixiの日記などで、結果が非常に多く取り上げられていた人気ぶりだった。ところがこの占いが、結果をまったくの全くアトランダムで表示していたことを、当のサイトで種明かししていたのだった。徳間書店刊の小説「ブラッドタイプ」の宣伝で、血液型占いは全くの迷信だと証明する意図があったようだ。種明かし以降、この占いを紹介したネットユーザーの皆さんは、ブログや日記の読者に宛てたお詫びを続々と掲載していて、ちょっとかわいそうなことになっている。ちなみに、筆者の記憶が確かならば、かつてブームのころに徳間書店は血液型占いの書籍を何冊か出版していたはずなんだけれど、そのあたりの種明かしは今のところ、ない。



【2006/09/11】

■ エアギター世界一になった、「ダイノジ」おおちさんの雄姿がYouTubeに
 音楽にかぶれた男の子なら、誰でも一度はやってみるギターの当て振りに、いつの間にか「エアギター」と名前が付いて久しい。本場はなぜかフィンランドらしく、あちらでは世界選手権が開かれている。ちなみに、公式サイトのドメイン名はやたら長い。その11回で、なんと日本人が優勝をさらってしまった。吉本興業所属のお笑いコンビ「ダイノジ」のおおちさんだ。 iPodのCMでおなじみの「Are You Gonna Be My Girl」にあわせて巨体が軽やかに舞う様子は、YouTubeで見られる。ちなみにダイノジは、ZAKZAKによれば「実力のあるコンビだが、知名度がイマイチ浸透していない」そうだ。

■ 自民党総裁候補の麻生太郎さんのアキバでの演説が、ネットで注目
 聖地・アキバでの街頭演説といえば、筆者が思い出すのは自称「唯一神」の又吉イエスさんだ。聖地での演説では「聴衆の反応がいい」と唯一神も満足されているそうだけれど、そんな質の高いオーディエンスを狙ったのか、自民党の総裁選候補3人による街頭演説も全国に先駆けて9日、アキバで行なわれた。演説の様子は、あのオーマイニュースでノーカットの動画を公開しているほか、YouTubeやブログなどで動画や静止画像を見かけることが非常に多かった。それは、候補の1人、麻生太郎さんの人気がネットではたいへん高いためだ。マンガファンとして知られる麻生さんを、ネットの一部では親しみを込めて「ローゼン麻生」と呼んでいる。麻生さんも十分理解していて、演説の冒頭に「自称秋葉原オタクの皆さん、ありがとう」と呼びかけていた。



【2006/09/08】

■ ネットで好評の「時をかける少女」、フィルムは年末まで全国を巡回
 この夏、ネットで好評だったアニメ映画「時をかける少女」。この映画の細田守監督と渡邊隆史プロデューサーが出席した、映像業界向けセミナーの内容が「桀紂屋」で紹介されていた。高い人気となった影響で、懐かしい「ロードショー」形式の上映となっているようなのだ。その昔は、封切り館の上映期間が終わった後、2番館、3番館と順にフィルムが運ばれていった。映画館の数がとても多かったころの上映方法だけれど、上映館が少しずつ拡大した「時かけ」でも結果的にとてもよく似てしまったのだ。当初の予定では6館の上映だったところ、最終的には100館を超えるそうで、14本のフィルムが年末まで全国を巡るようだ。デジタル上映なら、映像データをあっという間に転送できる時代ではあるんだけれどね。

■ アーミーナイフの所有を、石神井警察署のWebサイトで勧めていた!?
 「デスノート」で知られるマンガ家の小畑健さんが、銃刀法違反容疑で警視庁石神井署に逮捕された。アーミーナイフを自動車のダッシュボードに入れていたことが原因だ。その石神井署のWebサイトで、アーミーナイフを入手しておくことを勧めていることがネットで話題になっていた。Webサイト上で、災害時の非常持ち出し品のひとつとして、アーミーナイフのようなかたちをした「多機能ナイフ」をリュックに入れておくことを勧めている。家にあるリュックの中なら推奨で、自動車のダッシュボードだと違法だというのだから、これは知っておかないとあぶない。



【2006/09/07】

■ 交通事故の実態を伝える書籍のPDFファイルを無料公開中
 福岡市東区でRV(レジャー用多目的車)が追突され海中に転落し、幼児3人が死亡した事故について、今も連日報道が続いている。警察の調べでは、加害者は事故現場への道順すら覚えてない酩酊状態だったそうだ。「自動車ニュース&コラム」で知ったのだけれど、沼澤章さんの書籍「殺人ドライバー」のPDFファイルが無料公開されている。福岡の事件をきっかけに公開に踏み切ったようで、2001年に発行した書籍の内容に加筆修正してある。本書によれば、交通事故で加害者となるドライバーは、キャラクターに特徴があり、犯罪者としての資質があるという。死亡事故を繰り返して起こすドライバーもいるようなので、これでは被害者も浮かばれない。

■ デスノート作者が“ライト”のせいで逮捕のニュースがネットを駆ける
 「デスノート」や「ヒカルの碁」で知られるマンガ家、小畑健さんが銃刀法違反の現行犯で逮捕された。あまりにも衝撃的だったためか、ネット上にたちどころに広まった。小畑さんが自動車を無灯火で運転していたのを警察官が発見。職務質問で、小畑さんが刃渡り約8.6センチのアーミーナイフを所持していたのがわかったという事件だ。産経新聞が「ライトのせいで…」と、うますぎる見出しを付けたのも話題になっていた。ただ気になるのは、この事件が、かつてアキバで頻繁にあった、警察による「オタク狩り」にとてもよく似ている点だ。刃渡りの長い刃物や、長いドライバーなど、疑われるようなよけいなものは、くれぐれも持ち歩いてはいけない。



【2006/09/06】

■ テレビ東京の街頭インタビューに、あの“高橋名人”が一般人として登場
 6日は、秋篠宮妃紀子さまの男子ご出産のニュースで一色だった。大事件が起きても既定の番組スケジュールを守り通すことで知られるテレビ東京も、この日だけはふだんの番組を休止して、ご出産を伝える報道番組に切り替えていた。その番組内の街頭インタビューで、とてつもない偶然な出来事が起こった。なんと、あの高橋名人が、一般のサラリーマンとしてインタビューに答えていたのだ。高橋名人もブログで、インタビューを受けたことを報告している。高橋名人とテレビ東京のファン層が一致するからか、当然のようにネットでは大騒ぎになっていた。

■ 韓国映画の盗作疑惑を、韓国紙が「日本の劣等感が爆発」と記事に
 2日に全国公開した映画「グエムル 漢江(ハンガン)の怪物」。韓国で大ヒットしたパニック映画だ。ところが日本では、「ムービーウォーカー」のランキングで初登場7位と、あまりふるわない。そして、この映画に盗作疑惑が取りざたされているのだ。ネットでは、日本のアニメ作品「WX 機動警察パトレイバー」の「廃棄物13号」にそっくりだという評判だ。映画の公式サイトに、一般から投稿されたレビューが掲載されているのだけれど、盗作を指摘した手厳しい内容のものも多数あった。韓国最大の新聞社である朝鮮日報の日本語版サイトでは、この盗作騒動を、韓国ネチズン(ネットユーザー)の言葉として「日本の劣等感が爆発」と、刺激的な見出しの記事を掲載している。ちなみに、日本のブログなどに載った映画の感想を拝見すると、手放しでほめている皆さんが多かった。



【2006/09/05】

■ スパムはどこの国からやってくるのか 一目でわかる「Spammap」
 メールボックスの半分がスパムメールで埋められると、やるせない気持ちになる。日本語で読めるスパムメールならまだいいが、どこの国から発信されたのかわからない内容で届くと、怒りを通り越してあきれるしかない。「Spammap」というWebサイトでは、米国在住のサイトオーナー氏に届いたスパムメール最新100通について、発信元をGoogle Map上に示している。日本や米国からは意外に少なくて、欧州やアジアからが多いのが一目瞭然だ。

■ オーマイニュースの市民記者がmixiで他人のプロフィールを改ざん
 いろんな意味で話題のWebサイト「オーマイニュース」には、市民記者の投稿をそのまま掲載する「ニュースのたね」というページがある。ここに掲載されている記事は、編集作業を経ていないそうだが、時には編集局の判断で掲載拒否することもあるらしい。掲載を拒否された記事を集めるブログ「オーマイニュースにノラナイニュース」もできていた。さて、この「ニュースのたね」に載った記事が、ネットの一部で注目を集めていた。記事によると、書店の店頭で客に無料開放しているPCで、誰かがmixiにログオンしたまま放置していたという。この記事を書いた市民記者は、その他人のアカウントに入り込んで、プロフィールを改ざん。「この程度の改ざんは許されることだろう」と記事で告白していたのだった。「ニュースのたね」が、いったいどんな掲載基準を設けているのか興味がわいてくる。



【2006/09/04】

■ 聖地・アキバの新流行? “木彫仏像”が登場
 フィギュアを扱う店やメイド喫茶やらが増えて、今やすっかり萌えの街として認知されてしまった感もある、聖地・アキバ。以前は、長らくPCの街であり、電子部品のそろう街でもあり、家電の安く買える街、オーディオ機器の街、無線の街だったわけだ。でも、もともとは、江戸時代から続く下町で、宮内庁御用達の箸勝本店があったり、ザ・コンピュータ館のそばにすだれ専門店があったりして、萌えとかPCとかの視点から眺めると異質に見えるものでもちゃんと残っている。「アキバBlog」によると、電気街口のラジオ会館4階にあるイエローサブマリンで、フィギュアに並んで、木彫の仏像が展示販売されているそうだ。仏具店で購入するより、安く買えるところはアキバらしい。

■ 構想8年! コックピットが実物大の747フライトシミュレーターを自作
 別荘が建ち並ぶ地域に行くと、建築途中で長期間放置されている残骸のような家を見かけたりする。たぶん、素人が家を自分で建ててみようとして、飽きてしまったのだろう。大物の自作は楽しいけれど、なかなか完成まではたどり着かないものだ。「I'm bored」で知ったのだけれど、ボーイング747-400の実物大コックピットを備えたフライトシミュレーターを作ったがいるのだ。計画は1998年から始まっている。それから8年経ち、あのあこがれの3次元の動きを見事に実現してしまっている。中古の自動車から取り外したらしい、灰色のシートに乗って喜ぶおじさんがとてもまぶしい。



【2006/09/01】

■ 電子レンジの中で、様々な物体を変形させる動画を公開中のサイト
 その昔、魔法の万能調理器として、お金持ちのキッチンに登場した電子レンジ。今では、冷凍やレトルトの食品を温めるのに欠かせない存在だ。つい間違えて、カレーにスプーンを差したままチンしてしまうと、火花が飛んで焦る。見るとキレイなものだから、もっと盛大にやってみたいという誘惑に駆られるが、説明書には「危険!」と書いてある。とはいえ、もっと火花を見たいというあなたに、すてきなWebサイトがあった。「トーイチャンネット」で知った、「MicrowaveCam.com」だ。様々な物体が、内部から煙や光を発しつつ変化していく様子が、動画で見られる。中でも、ブドウを加熱する様子が興味深い。ブドウから出た人魂状の大きな発光体は、大月教授にぜひ解明してもらいたいところだ。

■ ネット書店に押されて経営不振の老舗書店が、会費制で再建を図る
 ふだんは、アマゾンや楽天のネット書店で書籍を買う筆者だけれど、本当は本屋に行くのが大好きだ。暇があればついふらふらと埼玉県大宮市のジュンク堂に行って長居してしまう。するとなぜかトイレに行きたくなるんだけれど、今回はその話ではない。「On Off and Beyond」によれば、米国のカリフォルニアにあるスタンフォード大学にほど近い、創業50年の古い書店「Kepler's」が、ネット書店に押されて経営難に陥ってしまったそうだ。この苦境をなんと、本屋に来る顧客に会費を払ってもらうことで乗り切ったということだ。日本でも通用するかはわからないけれど、これぐらい工夫しないと、これからの本屋さんが生き残るのは、日本でも難しそうだ。


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