【2006/10/31】
■ 発熱がすごそう 「プレイステーション 3」の最大消費電力は380W
秋も深まり肌寒くなってきた今日この頃だけれど、筆者は今でも部屋の中でTシャツ1枚で過ごしている。いつも使っているPCが最大で400Wほど消費している上に、モニターを加えると、マシンからの発熱だけで約27度の室温をキープできるのだ。30日に、新型ゲーム機「プレイステーション 3(PS3)」の消費電力が最大380Wと明かされたが、偶然にも筆者のPCとほぼ同じ消費電力だ。「なつみかん@はてな」では、カタログスペックでPS3と同じ消費電力の家電製品を調べていた。衣類乾燥除湿機や二槽式洗濯機、ホームベーカリー、1.5畳用ホットカーペット、遠赤外パネルヒーターなど、かなりの大物製品が並ぶ。PS3の発売が冬で良かったと、いろんな意味で感じてしまった。
■ キーボードをななめにして、その下でマウスを使うアイディア
カップ入りの日本そばの味がぱっとしなかったので、試しにラー油を入れてみたら、これがなかなかおいしい。原料はごま油と唐辛子だから、日本そばにだって合う。そんなちょっとしたアイディアで、不具合を大幅に改善できることもあるのだ。「Gizmodo Japan」で紹介していたのは、ゲーマー用の高級PCメーカー、Alienware社の製品「Phantom Wireless Lapboard」だ。キーボードの側面にヒンジをつけ斜めのまま使えるようにして、下にできた空間でマウスを動かせるようにしてある。動画を見ると、ひざの上で実に快適そうに使っている。筆者も試しに、いま使っているキーボードを斜めにして、その下でマウスを動かしてみた。マウスを持つ右手がからだの中心に近づくので、姿勢に無理がなく、体がとても楽になって驚いた。
【2006/10/30】
■ メイド喫茶ひしめく一角にある、末広町交番が来年3月末で廃止
以前の秋葉原は、夕方6時半にはほとんどの店舗がシャッターを閉め、9時過ぎにはゴーストタウンのような雰囲気が漂っていた。ここ数年、終電間際まで営業する店が増え、夜遅くでも人の姿を目にするようになったが、人通りが絶える区画も少なくない。そのコントラストの強さがかえって恐怖だ。日本通運の旧本社ビルがあったところから、蔵前橋通りに至る一区画には、数多くのPCパーツのショップと、メイド喫茶が混在している。スポーツニッポンによれば、この区画の末広町寄りにある交番が2007年3月末で廃止されるらしい。このあたりは治安が悪化しているようなのだが、交番を廃止する代わりに、パトロールを強化するという。悪質な事件が発生しないか心配だ。
■ 受賞連発のフラッシュアニメ「やわらか戦車」に激しい批判
フラッシュムービーの「やわらか戦車」が、立て続けに表彰されている。最近では「アニメーション神戸賞」や文化庁の「日本のメディア芸術100選」などを受賞したんだけれど、これを2ちゃんねらーの皆さんが「不正だ」「広告代理店の策略だ」などと痛烈に批判。その模様は、「痛いニュース」で読める。筆者が驚いたのは、やわらか戦車を知らない人が2ちゃんねるに多かったことだ。2位以下に、知名度で勝るほかの作品が多数見られたのも、批判を激しくした要因のようだ。
【2006/10/27】
■ 容量無制限で無料のファイル共有サービスが登場
一般家庭でFTTHを引き込むのは珍しいことではなくなってきた。100Mbps回線を手頃な料金で使えるのだから、300ボーという回線速度を体験している筆者には夢のような時代だ。ところが、もったいないことに、この高速回線をYouTubeぐらいにしか使ってないのが現状。例えば、ちょっと大きめのファイルを友人に転送しようと思っても、インターネットを使うより、DVDに書き込んで渡したほうが手軽だったりする。そんな中、「ネタフル」で容量無制限というファイル共有サービスを紹介していた。しかも利用は無料で、アップロードのファイルサイズや回数も無制限という太っ腹なサービスだ。筆者も試してみたところ、1GBを超えるような巨大なファイルだとWebページの表示がおかしくなってしまったんだけれど、80MBぐらいならば20分ほどでアップロードが完了した。
■ Bluetooth対応のコンパクトな折りたたみキーボードが日本上陸
女の子が電車の中で、携帯電話のテンキーをものすごい勢いで打っているのを見ると、筆者は自分の手のひらをじっと眺めてしまう。どうしてこんなに能力の差があるのだろう。ここは大人の対応で、すてきなガジェットを手に入れて解決することにしよう。以前から話題になっていた「Stowaway Bluetooth Keyboard」が、日本でも出回り始めたらしい。我が家には、PDA用や携帯電話用の折りたたみキーボードが、埋もれているが、Bluetoothで使えるこのキーボードは魅力だ。税込み19,800円。
【2006/10/26】
■ 米国には、本棚など偽装する“隠し扉”の専門メーカーがある
松竹映画の「釣りバカ日誌」シリーズで筆者が心を引かれるのは、釣りのシーンではなくて、スーさんが社長室に隠し部屋を作ってあることだ。社員は存在を知らない奥の部屋に、釣りの道具がごっそりと並んでいる。社長になったら、あんな秘密基地を会社の中に作ってみたいものだ。はてなブックマークで知ったのだけれど、米国には「隠し扉」の専門メーカーがあるようなのだ。「Hidden Door」のWebサイトには、一見すると本棚やワイン棚などに見えるように作られているものがずらりと並んでいた。調べてみると、このほかにも「Secret Doorways」「Hide A Door」などかなりの数のメーカーが存在するようだ。隠し扉の画像を眺めているだけでわくわくしてしまうな。
■ 秋葉原のビルの谷間にひっそりと残る、小さな古い神社があった
秋葉原は変化の激しい街だ。最近は多くの巨大ビルがいくつも建てられてしまったし、メイドさんもやたらと増えている。そんな秋葉原も、細い路地をひとつ曲がると、昔からの変わらない下町の風景が展開しているのだ。「アキバOS」で紹介しているのは、秋葉原の某所にある「花房神社」だ。小さいながら、江戸時代からあるお社だ。こんな小さな神社でも、Googleマップには場所が明記されている。なんと、ドンキホーテと秋葉原UDXに囲まれた一角にあるのだ。周囲の風景と落差がありすぎる。
【2006/10/25】
■ イーホームズ藤田東吾社長、耐震偽装の告発で「YouTube」を活用中
姉歯秀次元建築士の耐震偽装を見逃したことで事件の当事者となった、イーホームズの藤田東吾社長。18日には東京地裁で執行猶予の判決を受け、記者会見に応じていた。藤田社長はその場で、「アパの物件でも偽装が行なわれた」と衝撃的な告発をした。しかし、この部分はごく一部のメディアを除きほとんど報道されなかった。そんな中、24日に藤田社長が語りかける映像が「YouTube」に掲載されたのだった。あの「きっこの日記」からリンクされたこともあり、3万6,000件以上のアクセスがある。続いて25日にも第2弾が公開された。ネットには、これがYouTubeの正しい利用法だ、との声もあった。
■ 予想外すぎるソフトバンクモバイル、さらに新プランが登場か?
衝撃の月額2,880円で注目を集めるソフトバンクモバイルの新料金プラン「ゴールドプラン」。基本料も予想外なら、契約内容の複雑さもまさに予想外だった。2,880円はいつまで有効なのか、どうすれば得になってなにが損なのか、とてもわかりづらいのだ。ゴールドプラン加入の前提となる「新スーパーボーナス」もいろんなものが組み合わさっていて、さっぱりわけがわからない。産経新聞のWebサイト「イザ!」で、孫正義さんが24日夜にインタビューに答えた内容が掲載されていた。来年1月15日までにゴールドプランに加入すれば解約するまで2,880円で済むことだけは、筆者にはようやく理解できた。さらに、既存ユーザー向けの新しい料金プランがこれから発表になるという。とにかく、まだまだ予想外のことは起こりそうだ。
【2006/10/24】
■ マルコーニもびっくり! MIDIキーボードで火花をコントロール
ネットをさまよっていると時々びっくりするような装置にぶち当たる。今日出会ったのは、音楽に合わせて火花が飛び散る動画だ。元ネタの「Hacked Gadgets」によれば、制作者はデンマークの芸術グループの依頼に応じて、誘導コイルをMIDIインターフェイスでコントロールできるようにしてしまったとか。ローランド製のシンセサイザー、JX-8Pが発する分厚い音と、派手な火花がすっかりシンクロしていてすさまじい迫力になっている。どこかのステージで使われることになるんだろうか。
■ ソフトバンク「ゴールドプラン」にウィルコムユーザーが警告
番号ポータビリティ制度開始前日の23日、ソフトバンクモバイルが発表した新料金プラン「ゴールドプラン」。月額基本料2,880円で通話料が0円、メールが0円と、衝撃的な内容だった。ところが、ゴールドプランで契約するにはいろいろと付帯する条件があってとてもややこしい。これに反応したのが、定額制で知られるウィルコムを利用するユーザーの皆さんだった。「WILLCOM NEWS」では特設のWebページで「このプランには数多くの落とし穴が隠されています」と、わかりづらい契約内容を6点に整理していた。月々の基本料が4,905円(加入時に契約が必須となる付加サービスを含んだ料金。ただし、付加サービスは後日解約も可能)となる点や、ソフトバンク以外へのメールが1通3.15円~210円となる点、長期にわたって解約しづらくなる点などを指摘している。そして「JAROに通報しよう」というのは、おなじみの「useWill.com」だ。コメント欄には「詐欺」など過激な表現もあった。
【2006/10/23】
■ 1枚9万8,700円のガラス製CDに、ネットでは疑問と批判が続出
21日、ガラス製のCDが発売されたことを毎日新聞が伝えた。手作りだそうで、価格が1枚で税込9万8,700円もする。ガラス製なら、手にすればずっしりとした感触で、高級感があるのだろう。記念品にするにはよさそうだ。ところが、スラッシュドットや2ちゃんねる、はてなブックマークなどのネットコミュニティではきわめて評判が悪いのだ。ポリカーボネート製の従来品に比べて「音が劣化しない」とメーカーが主張している部分に疑問や批判が集中していた。「そんなわけはないだろう」「SACDやDVDオーディオもあるのに」とか、「オカルトだ」と断じる意見もあった。メーカーのWebサイトには記載がなにもないのだけれど、きちんと説明しておいた方が良さそうだ。
■ クルマの運転をカーナビの指示通りにしすぎる衝突事故相次ぐ
誰かにまず、「ピザ」と10回ほど連続して口に出して言ってもらったあと、体のどこかを指さして「じゃあこれは?」と尋ねるいたずらがある。違う部位なのに「ヒザ」と言わせてるのが狙いなのだけれど、みんながやって知られすぎているから、今は最初からヒザを指さして、一瞬言いよどむのを笑う方が楽しいかもしれない。まあ、人間の判断など、この程度で容易に変化させてしまえるのだ。Yahoo!ニュースによれば、クルマをカーナビの指示通りに運転したための事故がドイツで相次いでいるそうだ。指示通りにハンドルを切りすぎてしまって、現実との誤差で衝突事故を起こすらしい。これは笑ってばかりはいられない。
【2006/10/20】
■ 佐賀県庁が監視との報道で、2ちゃんねるでは「佐賀」が大流行
「ハッキングから今晩のおかずまでを手広くカバーする巨大掲示板群」のキャッチフレーズでおなじみの2ちゃんねるで、「佐賀」が爆発的に流行している。きっかけは、19日に公開されたasahi.comの記事だ。佐賀県庁の依頼で調査会社が、2ちゃんねるをはじめとする、ネット上のあらゆる場所に書き込まれた「佐賀」という言葉を監視している、と報じていた。以来、オシムジャパンやWinny、金曜ロードショーなどなど、現在1万以上のスレッドに「佐賀」の文字が。ほとんどがこの1日で投稿されたもので、その数は今も増え続けている。
■ 「Ajax IME」にブックマークレット登場、日本語変換がどこででも
Webブラウザだけで日本語入力ができる「Ajax IME」が相変わらず評判がいい。日本語対応のPCでなくても日本語で打てるから、海外でとても便利だ。このブックマークレットが「きまぐれ日記」で公開されている。今までは、Ajax IMEのWebページでいったん打ち込んだテキストを、ほかのフォームにコピペしなければならなかったけれど、このブックマークレットがあれば、どのフォームでもそのまま打ち込めるのでとても便利だ。Internet ExplorerとFirefoxで試してみたところ、どちらでも軽快に入力できた。ただし、フォーム側がJavaScriptを使っていると、Ajax IMEと競合してしまうのか、動作しなかった。
【2006/10/19】
■ 男性教師が女子生徒の顔面を繰り返し殴りつける動画がYouTubeに
福岡の中学2年生が自殺した事件では、担任だった教師が数々の暴言を吐き、いじめに加担していたことが問題になっている。もし、誰かがその発言を録音し、ネットで公開していたらどうなっただろう。YouTubeに、男性教師が女子生徒の顔面を何度も殴りつける動画が掲載されていた。言葉をよく聞くと、不明瞭ながら韓国語らしいことがわかる。生徒の言葉を聞いていた教師は、突然女子生徒の額を殴りつけ、頬や頭部を立て続けに力一杯殴っている。どういう事情なのか不明だ。現在、視聴回数は2万件を超えている。
■ 「イートレ」とググると、楽天証券への資料請求のおすすめが
オンライントレードを提供する証券会社の競争が激しさを極めている。手数料はこれ以上下がりようがないほど安くなっている。その手数料も、口座を開設してからしばらくは無料としている会社もある。さらに信用口座の申込書に貼る印紙代4,000円を負担したり、口座を開設するだけで現金同様に使えるポイントがもらえたりと、大盤振る舞いだ。Googleで「イートレ」と検索して表示される広告にちょっと驚いてしまった。「イートレ」は、SBIイー・トレード証券のことを指すはずなのだけれど広告のリンク先には「楽天証券資料請求はこちらから!」と出てくる。スクロールするとネット証券各社の比較表も見える。ただし、イー・トレード証券についてはまったく触れていない。なかなかすさまじい。
【2006/10/18】
■ なんとなくついてない、と感じているあなたに“ネットお祓い”
たとえば、朝寝坊をしたのを皮切りに、道でお金を落としたり、電車の中で足を踏まれたり、わくわくしながらリンクをクリックしたら「バーボンハウス」だったり、ろくでもないことが連続して起こる日もある。1日だけならまだしも、坂道を転げ落ちているような気分をなんとなく感じていたりする日が続くと、これはつらい。「アキバ系!文京区本郷四畳半社長」で、そんなときにピッタリのコンテンツ「ネットでお祓い」を紹介していた。宮崎県都城市にあるお寺、龍襌院のお坊さんによる約1分間の音声ファイルが3つ公開されている。胸の前で両手の平を合わせながら、順番に聞いていくだけで、心は落ち着き、肩の凝りがほぐれてくるから不思議なものだ。明日はきっといいことが。
■ 奈良県の妊婦死亡でネットから「産婦人科崩壊」の指摘も
奈良県の病院で分娩中に意識不明になった妊婦が、18の病院に受け入れを断られて死亡した。主治医のミスもあったようなんだけれど、報道では、妊婦が6時間にわたり放置されてから、ようやく手術が始まった点を強調している。「新小児科医のつぶやき」によれば、ネットに参加する医師の間では、このような患者を使命感だけで受け入れてしまうことは、身の破滅を招くという意味で「ロシアン・ルーレット」と呼ばれ、恐れられているそうなのだ。「天漢日乗」には、奈良県県議会厚生委員会の記録からの引用で「今、産婦人科が県下でどんどん閉鎖をされてきている」と気になる発言もある。どうやら、医療の現場はかなりの勢いで変化しているようだ。
【2006/10/17】
■ 今なら抽選なし!? ライブドア事件公判で傍聴希望者が減少
東京地裁で立て続けに行なわれている、ホリエモンこと堀江貴文被告の公判審理。9月4日から17日までに16回開催された。livedoor ニュースによると、殺到していた傍聴希望者が最近は少ないそうだ。16日は一般傍聴席と希望者の数がちょうど67人で釣り合い、抽選がなかったとか。裁判が始まったころは、希望者が2,000人も集まったことがニュースになったほどだったけれど、公判も回を重ねるとさすがに減ってくるらしい。事件を生で感じたい人には今がチャンスか?
■ PCに2GBのメモリを搭載するのは贅沢? とあるチャットの風景
メモリの値段はどんどん安くなるから、買うときはいつでも「安くなったなぁ」と感心してしまう。今どきならPCに1GBぐらいのメモリを搭載するのは、当たり前だろう。「ARTIFACT@ハテナ系」で興味深い話題が紹介されていた。とあるチャットで、「メモリ2GB積んでます」と発言した人に、「自慢テラワロスw」と激しいつっこみが入ったという。それからチャットの空気が一気に不穏になって「嘘でも512って言うもんでしょ!」などとたしなめられたり。変化の激しいものを話題にするときは、気をつけないといけない。
【2006/10/16】
■ 最高額は13万円! mixiのアカウント売買を仲介するというWebサイトが登場
以前の当欄で、mixiのIDが若い番号なら3万円で売れる、なんていう怪しい情報を紹介したことがあった。その後、ネットのあちこちから「わたしも売りたい!」と妙な方向に積極的な発言が相次いで、筆者は面食らってしまった。高額な金銭と引き替えにできるほど、mixiのアカウントに価値はないとは思う。しかし、また妙なWebサイトが登場していたのだった。mixiのアカウントの取引を仲介するというのだ。すでにいくつか売り物が並んでいて、一番お手頃なのは1万8,000円、高い方は、なんとびっくりの13万円だ。「特定商取引に関する法律に基づく表記」のリンクの先にはなにもなかったりするし、ホントに仲介してくれるのかはまったく不明だ。なにが起こっても誰も責任を取らないし、mixi事務局に取引が発覚すれば問答無用でアカウントが停止になるだろう。
■ ごくふつうの女子高生も、聖地にやってくれば絶好の被写体に
聖地・アキバの中央通りは、日曜や祭日は歩行者天国になる。ちょっと前は、臨時に置かれた折りたたみいすに家族連れが所在なさげに座っていたぐらいだったけれど、ここ最近はまるでイベント広場だ。いろいろと批判もあるようなんだけれど、メイド服などでコスプレをした女の子が多数のカメラマンから撮影されていたり、お祭り騒ぎが毎週繰り広げられている。おなじみ「アキバBlog」によると、この日曜日に、たまたま通りかかった制服姿の女子高生が、カメラの砲列に取り囲まれたようなのだ。路上撮影会になってしまったきっかけはよくわからない。ただし、この突発的な出来事に、高校生のほうもまんざらではなかったようだ。
【2006/10/13】
■ とてつもない洪水になっても生き延びられそうな円筒形簡易住宅
とある地方の古い農家。軒先にこれまた古い小さな舟がある。昔は洪水が頻発していた地方で、いざという時には舟で避難したようだ。備えあれば憂いなし。「はちぽち」で見かけたのは、白いポリエチレンで出来ている、円筒状の「SNAIL SHELL SYSTEM」だ。直径はちょうど、人の背ほどもあり、ふたを閉めればこの中で人間がひとり、生活することが可能らしい。電源なども引き込むことが可能らしいけれど、この中で長期間暮らすのはつらそうだ。円周にはゴムが付いていて、転がしていくことも可能。水に浮かべても漕いで進めるよう、オールが張り付いている。備えあれば憂いなし。
■ 番号ポータビリティの費用は意外に大きく、最大15,750円
番号ポータビリティ制度がもうまもなく、24日から始まる。しつこくツーカーを使い続けている筆者の元には、auへの切り替えを促す大きなサイズの郵便物が頻繁に届いている。ドコモも新機種を発表したし、各社とも臨戦態勢といったところだ。ただ、実際に切り替えるとなると費用がけっこうかさむようなのだ。「ライター三上@仕事場」でまとめているのだけれど、年間契約の解約料がかかってしまうと、最高で15,750円もかかるのだ。乗り換えにはタイミングが大事だ。
【2006/10/12】
■ 紆余曲折の“1チップMSX”がようやく、一般発売の注文を受け付け開始
2005年夏に発売予定だった1チップMSXも、予約が集まらず発売延期になってしまった。それから1年あまり経ち、ようやく発売にこぎ着けたのだった。MSXメールマガジンによれば、12日から一般発売の注文を受け付けている。規格はMSX2になり、スロットはちゃんと2つ装備。青いスケルトンのケースに収まり、完成度は高い。5,000台限定生産で、価格は税込20,790円。発送は年内だというから、いま申し込んでも入手できるまでにはずいぶん時間がかかるので、コンパイルステーションの無料ゲームで遊んでみてはどうだろう。2週間限定だが「アレスタ外伝」と「ジャブーンヒーロー」の2タイトルが無料配信中だ。
■ 「スプー」が変化したあのフィギュアが、ヤフオクにて出戻り出品中
今年の春、NHKテレビ「おかあさんといっしょ」の絵描き歌のコーナーで、お姉さんが描いた「スプー」の出来映えがものすごかったため、ネットではたいへんな人気を呼んでいた。念を押しておけば、人気だったのはスプーではなくて、お姉さんの絵の中にいるよくわからない生き物のほうだ。その流行の渦の中で生まれたフィギュアがいま、ヤフオクに出品中だ。このフィギュアに見覚えのある読者も多いだろう。数カ月前にも出品されていて、当欄で紹介している。ただ、いたずらの高額入札が続出して、結局取引が成立しなかったのだ。その後、渋谷区神南のお姉さんのもとに送ってみたところ、ていねいなお断りのお手紙とともに返送されてきたそうだ。その手紙とともに今回出品しているのだけれど、すでに1回、いたずらで落札されて取引が不成立になっているのだった。なかなか行き先の決まらないこのフィギュア、これからどうなってしまうのか?
■ 産経izaイメージガール、1次予選1位は「くぁwせdrftgyふじこ」
産経グループのサイト「iza」で、イメージガールオーディションを開催中で、5名の1次選考通過者が決まったというリリースがFAXで編集部に届いた。うーんINTERNET Watchでニュースにするのは厳しいよね~と思いつつ通過者の顔ぶれをなにげに見ると、1位通過者の名前が「ふじこ」、ブログのタイトルが「くぁwせdrftgyふじこ」。ノーマルモードのFAXでは解像度が低くて顔がよくわからないものの、ちょっと「リング2」の仲間由紀恵ちゃん演じる貞子風に見える(美人だってことです。念のため)。もうちょっとよく見える写真はないかとふじこさんのブログにアクセス。すると、美形写真の下にはまったくそぐわない、vipperノリ丸出しのプロフィールが。リリースによれば、18日からはプロカメラマンが撮影したグラビア付きの2次審査が始まるそうなのだが、外見と中身のギャップが魅力のふじこさんに注目していきたい。
くどう(編集部)
【2006/10/11】
■ ネコババされた携帯の画像流出で、水野美紀さんのブログに励まし殺到
拾得物を持ち主に返さずにネコババすると、たぶん犯罪になるはずなんだけれど、俳優の北村有起哉さんがなくした携帯は、本人に戻らないまま、中の画像だけが写真週刊誌の誌面に掲載される、不思議なことになっているようだ。画像はあの水野美紀さんとの親密な2ショット。おふたりにとってはまったく災難なことだった。水野さんと北村さんはどちらもブログを開設していて、水野さんのブログは、コメント投稿もオープンにしている。こんな出来事のあとだからコメントが殺到しているのだけれど、いわゆる炎上とは雰囲気がだいぶ違っていて、ほとんどの皆さんは水野さんを暖かく励ますばかりだった。誰が悪いのかを、皆さんちゃんと見抜いているのだ。
■ 液晶画面が壊れたPSPをおいしそうな卵焼きで包んでヤフオクに出品
持ち歩くマシンは、どれだけ大事に扱っていても、一瞬の気のゆるみで「パキ」と逝ってしまう。しかも、修理費が高いから、修理をあきらめることも多い。ヤフオクに、液晶が壊れたままの携帯ゲーム機「PSP」が出品されていた。悲しみにくれたはずの出品者はなぜか、PSPを卵焼きで包んでみたのだった。ほんのり甘い味付けに、カットわかめと鯖の水煮が加えられた、栄養満点のオムレツ風卵焼きだ。締め切りまでにはあと2日あるし、絶対に食べられない卵焼きなんだけれど、順調に入札されているようだ。
【2006/10/10】
■ 画面切り替えなしで、ブログの段落ごとにコメントを付けられる機能
Googleマップから急速に広まったAjax。もう珍しくはない技術だけれど、Ajaxの格好いい使い方にはなかなか出会えない。「秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ」で紹介していた「Jack Slocum's Blog」が、Ajaxで実現したすてきな機能を公開中だ。ブログツール「WordPress」に、コメントを付けられるという機能である。本来ならば、コメントを付けるためにはWebページを切り替える必要がある。これが、画面を切り替えずに、するすると現われるダイアログからコメントを書き込めてしまうのだ。格好いいし、待ち時間も少ない。しかも、段落ごとにコメントが付けられる。こんな付加機能が、1日仕事でできてしまったというからすごい。筆者が簡単にチェックした限りでは、FirefoxやInternet Explorer、Operaの3つのブラウザで動作した。
■ 女の子がランニングマシンから転げる5秒の動画にアクセス50万件超
GoogleがYouTubeを買収すると聞いたときは、信じられなくて思わず「ボーガスニュース」の記事かと勘違いしてしまった筆者だ。YouTubeを買収しても、Google Videoは「永久になくならない」らしいからひと安心だけれど、そのGoogle Videoで、「Girl vs Treadmill」と題する5秒の動画が注目を集めている。トレーニングルーム内のランニングマシンに勢いよく乗り込んだ女の子が、ベルトに足を取られて転び、顔を強打するという動画だ。女の子の転び方が無防備すぎて笑えるんだけれど、その動画のアクセス数が公開後20日間で50万件を超えたことにも笑ってしまった。たまたま撮影された転げ落ちた姿が、これだけのアクセスを世界中から集めてしまうのだから、インターネットはおもしろい。
【2006/10/06】
■ NHKニュースの直前に登場していたあの時計が、ブログパーツになった
時計代わりにテレビをつけっぱなしにしておく。何しろ時計としてはとても正確だから、以前はそんな使い方もよくあった。テレビの時計らしさを際立たせていたのが、NHKのニュース前に登場していたアナログ式時計だ。画面ではとても立派に見えるんだけれど、現物は手のひらで隠れるぐらいの小さなものだった。地上デジタル放送で表示に遅れが生じてしまうため、少し前から使われなくなってしまったこの時計が、なんとブログパーツとして復活していた。NHKの「ラボブログ」からのリンクをたどって登録すれば、自分のブログに貼り付けられる。この時計は、受信料を払わなくても使えるようだけれど、払ってから使った方がたぶん、気分はいいと思う。
■ 若者のみに聞こえる高音発生装置を発明した人物がイグ・ノーベル賞に
6月の当欄で、とても高い音が収録されたMP3ファイルを紹介したことがあった。若者だけが聞き取れる高い音を使って、コンビニでたむろする連中を不快な気分にさせるのが目的という装置が発する音だ。BBCニュースのページで今も聞ける。この装置を発明したハワード・ステープルトンさんが、最近は妙に権威のある、イグ・ノーベル賞を受賞したのだった。asahi.comによれば、この音が教師に聞こえないことをいいことに、授業中にも使える携帯電話の着信音として転用され、欧米では社会問題になっているようなのだ。問題になるぐらい流行すれば、文句なくイグ・ノーベル賞ものだ。
【2006/10/05】
■ フィリピンの刑務所で967人による“アルゴリズム行進”
子ども向けの番組なのに、大人の中にも根強いファンが多い、NHK教育の番組「ピタゴラスイッチ」。この中の「アルゴリズム行進」は、並んだ人が同じ動きを1ステップずつ遅らせて動く、おもしろい行進だ。できるだけ大人数でやるとおもしろそうなこの行進、「Intermezzo」では967人によるアルゴリズム行進の動画が紹介されていた。撮影場所はフィリピンの刑務所らしい。皆さんおそろいの赤い服を着て、団結して記録を目指す姿は美しい。
■ 似顔絵を作成するWiiの内蔵ソフトをよく再現したフラッシュムービー
まもなく発売の任天堂のゲーム機「Wii」。発売日の12月2日まであと少しだけど、筆者もじれったくなるほど待ち遠しい。そんな待ちきれない人にお勧めなコンテンツ。「Engadget Japanese」で知ったのだけれど、Wii内蔵のプログラム「Wii Channel」の似顔絵作成機能を似せたフラッシュムービーを作った人がいるのだ。どうやら、発表された画面写真を見ながら作ってしまったらしい。筆者も試してみたら、自分で作ったものが微妙に似ていて、ひとりで受けまくってしまった。本物のWiiでは、この似顔絵をゲーム中のキャラクターとして使えるそうなんだけれど、想像しただけでうれしくなってしまった。
【2006/10/04】
■ 2ちゃんねるのひろゆきさんが、裁判所に行かない理由をブログで説明
かつては「裁判所に通うのが仕事」と公言していたのに、すっぽかすようになってしまったため「失踪中」と言われている2ちゃんねる管理人の西村博之(ひろゆき)さん。そのひろゆきさんが自身のブログで、「某雑誌の質問に答えてみるの巻。」とタイトルを付けて現状を説明した。最近は、ローグギャラクシーというゲームをしつつ、だらだらと過ごしているらしい。裁判所に現われないことについても説明している。全国で裁判があるため、全部に出席するのは不可能。全部に出席できないのなら全部に出席しないのが平等、と筆者には理解できそうもない理由を挙げているのだった。
■ 参議院から内容削除が相次ぎ編集保護になったウィキペディアのページ
ウィキペディアでは、「編集合戦」と呼ばれるいざこざが起こることがある。ウィキペディアでは誰でもページを編集できるのだけれど、記載の内容について意見の対立が起こると、文章が削除されては追加される、激しい編集の攻防戦が繰り広げられるのだ。履歴が保存されるために、サーバー資源の無駄にもなる。応酬が加熱して暴走気味になり、読むに耐えられない内容に改変されてしまう場合もあるので、編集が制限される「保護」モードに移行することもある。現在、参議院議員の山谷えり子さんに関するページが、編集保護の状態に置かれている。参議院で使用しているIPアドレスから内容を削除する編集が相次いだためだった。参議院に問い合わせてみたところ、参議院のIPアドレスは、議員も職員も使用するものなんだそうだ。いったい、誰がこんなことをしたのか。
【2006/10/03】
■ ヤフオクの出品料をケチろうとして大損に!? DS Liteを破壊の危機
Yahoo!オークションで取引すると、出品時に10円50銭、それに加えて落札額の5%のシステム利用料をヤフーに支払うことになる。高額商品だとちょっとした金額になるのだけれど、この5%分をなんとか減らそうと、不思議な工夫をする出品者がいることを「痛いニュース」で知った。人気で品薄のDS Liteブラックモデルを、開始価格10円にして出品していたのだけれど、出品は本体のみで、付属品を16,999円で買ってくれなければビスなど取れるものは全部はずす、というのだ。つまり、落札額を低額に抑えて、システム利用料を安く済ませるのが出品者のもくろみだったようなのだけれど、相手が悪かった。落札者は560円で落札した上、「付属品は買わないので、本体だけ送って」と要求したのだった。出品者は落札者の要求に答えてしまうと、DS Liteを1台壊してしまうことになる。ほんのちょっとの節約のために、このままでは大損しそうな出品者だ。
■ うまい人の描いた絵が、ますますきれいになっていくスレッド
「イミフwwwうはwwwwおkwwww」で紹介されていた2ちゃんねるのスレッド「絵を上
手くみせるコツ」がすばらしいことになっていた。画力そのものを高めるのではな
く、一目見て上手に見えるような方法を知りたいというのがスレッド開設者の要望
だった。すぐに具体的な作例の画像が、少々大人向けのものも含めて公開され始める
んだけれど、どれもぐっとうまくなるテクニックが施されている。さらに、もともと
絵がうまい人が書き込みはじめて、美しい線画が、別の人の手によってより美しいフ
ルカラーの絵に変わるのを目撃できるのだ。念のため、作例はエッチな絵柄が多いの
で注意だ。
【2006/10/02】
■ 普及率に意外なほどの格差が……mixiの都道府県別普及率を算出
いまではすっかり一般にも知られるようになったmixi。総会員数も600万人を超えたようだ。「PPM COMBiNATION BLOG」で、都道府県別のmixi内比率と普及率を算出していた。トップは東京都で、mixi全ユーザーの25%以上、つまり4人に1人は東京在住者ということになる。普及率でも約9.6%だから、東京にいる10人に1人はmixiユーザーなのだ。反対に、福島・秋田・岩手あたりでは、普及率は1%程。筆者の地元の埼玉と比べても4分の1程の数字だった。これからユーザーが増えていくんだろうか。
■ “失踪中”の2ちゃんねる管理人ひろゆきさん、11月の早稲田祭に出現予定
2ちゃんねるの管理人、ひろゆきこと西村博之さんは以前から、遅刻やすっぽかしの常習者として有名だった。最近では、裁判所からの呼び出しにも応じないそうで、「失踪者」のレッテルまで貼られてしまった。そんなひろゆきさんが早稲田大学の学園祭、早稲田祭のイベントに登場するとの情報がmixiのコミュニティに掲載されていた。「2ちゃんねるから見た情報社会」とのサブタイトルが付いている。詳細は早稲田祭の公式サイトに近日中に掲載されるはずだ。心配なのは、当日の遅刻やドタキャンだけれど、筆者の印象では、肝心なときには時間通りに必ず登場するからたぶん大丈夫だ。
■ あの「YS-11」が自転車になって帰ってくる!?
9月30日に国産旅客機「YS-11」が惜しまれつつ引退した。YS-11については、NHKの「プロジェクトX 翼はよみがえった」で誕生物語をご覧になった方も多いだろう。
そのYS-11の元技術者が開発した軽量折りたたみ自転車が「YS-11」と名づけられ、11月10日販売開始される。価格は89,250円。発売元の有限会社バイク技術研究所は、日本航空機製造勤務の後、トヨタ自動車でクルマの開発に27年間携わってきた団塊の世代が設立。電動アシスト自転車、自転車用ABS、超軽量折りたたみ自転車などを開発しており、アルミ合金フレームで7.3kgを実現したYS-11はその製品化第1弾だという。折り畳み部をヒンジレス化した独自機構というのはちょっと見てみたい。
編集部
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