【2007/02/20】
■ 「雰囲気」を「ふいんき」と読む学生が関西では多数派らしい
(←なぜか変換できない)という但し書き付きで使われるジャーゴン「ふいんき」。「雰囲気」の誤読で、読者の皆さんは当然おわかりだろうと思うのだけれど、念のために正しい読み方を付け加えておけば、「ふんいき」だ。「ふいんき(←なぜか変換できない)」のようにわざと間違えるようになったのは、おそらく2ちゃんねるが発祥だ。たぶん最初は誰かが本気で間違えて、慣用句となってネットコミュニティに定着したものだろう。定着しているのを知らずに、「本当は『ふんいき』だろ?」などとまじめにツッコミが入るのもよく見かける光景だ。「Yahoo!辞書」の「新語探検」でこの「フインキ」を取り上げていて驚いた。ネットジャーゴンとしてではなく、本気でこう読んでいる若者が増えているというのだ。特に関西圏では、70%の学生が「ふいんき」と呼んでいるらしい。ちなみに、ATOK 2007では「ふいんき」と入力しても、「『ふんいき』の誤り」と注釈が付いて変換できる。
めたるまん(山崎一幸)
■ 逮捕から1年……ブログに産婦人科医支援のコメント多数集まる
日本では、警察に逮捕されたのちに起訴されると、非常に高い割合で有罪になる。そんなこともあって、逮捕されただけで社会的に大きなダメージを負う。2006年2月18日、福島県立大野病院に勤務する産婦人科の医師が警察に逮捕され、のちに起訴された。2004年12月に起こった、患者が帝王切開中に大量出血して死亡した件が業務上過失致死と医師法違反に当たるとされたためだ。今ではこの一件は「福島事件」と呼ばれている。医師の逮捕からちょうど1年後の18日付で、ブログ「新小児科医のつぶやき」に「我々は福島事件で逮捕された産婦人科医の無実を信じ支援します」とのタイトルで、賛同のコメントを求める記事が掲載された。するとたちどころに多くのコメントが、はてなダイアリーの許容容量を超えるほど集まっていた。福島事件の背景にある「出産難民」の現状は、ウィキペディアでよくまとめているようだ。
めたるまん(山崎一幸)
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