【2007/03/27】
■ 4月馬鹿直前! 体が感じる痛みを数値化する機械が本当に登場
エイプリルフール間際の緊張がネットを支配する今日この頃。ネットには年中嘘や冗談を楽しんでいるWebサイトも多い。その中の老舗「やゆよ記念財団」がかつて飛ばした嘘は、「痛みの国際単位を『hanage』とする」というものだった。ウィキペディアにも詳しく載っているのが何とも楽しい。現実に痛みを数値化するのはなかなか難しいとは思うんだけれど、なんと実際にその装置ができてしまったのだ。作ったのは、医療機器メーカーのニプロ。病院のちょっと感動する1コマを描いたCMでおなじみのブランドだ。ニプロが開発した「知覚・痛覚定量分析装置『Pain Vision』」は、まず患者が知覚できる最小の電気刺激を測定する。その後、患部で感じている痛みと同じ強さの痛みになるまで電気刺激を強くしていく。この両者の比が数値化されるという仕組みらしい。ちなみに価格は150万円。ペインクリニックや内科、外科など多方面の医療現場で活躍する予定とのことだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 「私が当選したら私もビビる」外山恒一都知事候補の人気動画
4月8日が投票日の東京都知事選。ネットでは、候補の一人である外山恒一さんの政見放送を誰かがYouTubeに転載したため、注目を集めている。アナウンサーが「いまどき政治犯として2年投獄」と説明するのにも驚くが、頭髪をそり上げた外山さんがカメラをにらみつけるようにしてどなる刺激的な演説もびっくりだ。電話でご本人のお話を伺ってみた。動画の雰囲気とはうってかわって、電話ではとても冷静な声だったから、かえって筆者はひるんでしまった。政見放送がネットで大人気となっていることについて、外山さんもご存じだったようで、「ある程度は想像していましたが、ここまで騒ぎになるとは予想以上でした」と静かに笑う。ふだん外山さんは、ストリートミュージシャンで生計を立てているそうで、収入はふつうのアルバイトより少しいいぐらい、だとのこと。供託金の300万円は知り合いからの借金だそうで、これもストリートミュージシャンの活動で得た収入で今後返済していくという。得票について外山さんは「鹿児島で出馬した時と同じ投票率なら、3万票ぐらいじゃないかと」と読む。もし当選してしまったら、と尋ねてみると、笑いながら「困りますね」という。この都知事選のあと、住民票のある熊本市で市議選に立候補する予定だそうだ。
めたるまん(山崎一幸)
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