【2007/03/28】
■ 「苗山さん」はどこにいった? NHKでインタビューに答えた人
この日曜日の午前9時半すぎ、ここ埼玉県の片田舎では、上下左右にゆらゆらと揺れる、とてもイヤな地震があった。能登半島地震の発生だ。さっそく、NHKテレビに釘付けになる。現場の町役場の男性「苗山さん」に、アナウンサーが電話インタビューをする。突然、音声がとぎれ、まったく別人の声が現われたので、アナウンサーが「苗山さんですか?」と尋ねると、不思議なことにそうだと返事をする。このやりとりをテレビで見ていた大勢のネットユーザーの皆さんは、苗山さんがどこにいったのかと不安に思ったのか、騒ぎになってしまった。2ちゃんねるのログは「へいわぼけ」にある。苗山さんがテレビで言ってはいけないことを言ってしまいそうになったから消されたのだ、などという陰謀説を唱える人たちもいる。どうにもわからないので、はてなでアンケートをとって多数決で真実を決めてしまおうとする人まで現われた。いま、たいへんなことになっている現地へ問い合わせることはできないけれど、真実はいつかわかるのだろうか。
めたるまん(山崎一幸)
■ 雰囲気ぶちこわし……気分が悪くなる「悪い景観70選」公開中
筆者が遠出をしたときに乗った、快速電車の車窓からかいま見えた風景。海沿いの谷間に家がひしめくように建っている町の、その海の景色を遮るように、巨大なリゾートマンションが建っていたのだった。マンションの住民だけには間違いなく、価値のある絶景を提供しているのだろう。たった1、2秒ほどの瞬間だけの光景が、記憶にこびりついていて、筆者は思い出すたびに気分が悪くなるのだ。たぶん景観というのはどこでも、ほんの一部の人間の自分勝手な方針で悪くなってしまうものなのだろう。「美しい景観を創る会」のWebサイトで、「悪い景観70選」を公開している。筆者が目撃した、あのリゾートマンションも載っている。ただし、改善された30例の方が見る価値がある。
めたるまん(山崎一幸)
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