【2007/06/19】
■ いつもの「呪文」で2ちゃんねるが潰れそうになるほど高負荷
「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」と意味深なタイトルの書籍が29日に発売される。2ちゃんねる管理人のひろゆきこと西村博之さんが、いつものようにヒネリの効いたインターネット論を展開する内容らしい。開設から8年が経った2ちゃんねるだけれど、これまでに何度も「潰れる」と騒ぎになった。結局、乗り切ってきているのだけど、2ちゃんねるのサーバーがうまく動かなくなるほど高い負荷が与えられることがある。宮崎駿さんの名作アニメ「天空の城ラピュタ」が、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で放送されると、多くの2ちゃんねらーの皆さんが放送を見ながら、関係のスレッドに感想を書き込む。ラピュタを崩壊させる呪文「バルス」を主人公のふたりが叫ぶとき、2ちゃんねらーの皆さんもいっしょになって書き込むのだ。「移譲記章」によれば、6月15日の放送時には、その一瞬の投稿数が1,609に達したそうだ。放送のたびに、殺到する数が増えているような気がする。最近は、寺田農さんが声を演じる悪役、ムスカの名言「見ろ、人がゴミのようだ!」も大人気で、サーバーに高負荷を掛けているようだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 投稿止まず……発覚から1カ月以上経ったペッパーランチ事件
ペッパーランチ大阪心斎橋店で起こった女性客への拉致暴行事件が、いまもまだ2ちゃんねるで注目を集めている。事件が発生したのが5月9日、報道されたのが16日だから、もう1カ月以上続いていることになる。マスコミによる報道はすでに全くなく、2ちゃんねらーの皆さんによる独自調査もほとんど追加情報がない状態だ。それでも次々に投稿が続き、スレッドもいっぱいになるとまた新規に立てられる。つまり、この事件の決着に納得していない2ちゃんねらーが多いのだ。報道される前に、心斎橋店は早くも看板をはずされる。ペッパーランチの他の店舗はまったくいままで通りに営業している。大手のマスコミのうち、報道していないところもあった。そんなところから、何らかの組織がかかわったという陰謀論が生まれてしまった。マスコミや警察などへの不信感も大きいのだろう。ネットではいつ収束するのか、まったくわからない状態だ。
めたるまん(山崎一幸)
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