■ 画期的！　IPアドレスを読み上げる声の主はセクシーな美女!?
　自分の使っている「IPアドレス」がバレると恐ろしいことになる、というのは半分は都市伝説だ。スーパーハッカーがたちどころにPCに進入してきて恐ろしい、ということはまずないだろうけれど、有名な会社内にあるPCでどこかの掲示板にろくでもないことを書き込んで、そのIPアドレスが漏れたりすれば、第2の「GK」騒動のできあがりだ。このIPアドレスを簡単に確認するには、「確認くん」などのWebページにアクセスすればよい。 IPアドレスを気にするのは、アングラっぽい使い方をするときに限るから、確認するWebページにはアングラっぽい雰囲気が何となく漂う。「POP*POP」で紹介していた「MoanMyIP.com」は、そんな常識を覆す画期的なサービスだった。セクシーなお姉さんの画像がトップに現われるこのページでは、過剰にけだるい女性の声でIPアドレスを読み上げてくれるのだ。セクシー、というより悪夢にうなされているかのような声なんだけれど、これからはこのページを愛用することにします。

■ ニコニコ動画で、動画作者自身による大量の「ホメ」コメント
　２ちゃんねるを中心にした、恐ろしい夏の大調査は続く。今度は「ニコニコ動画」での、自作動画へ自分自身で大量のコメントをつける、「自演」が発覚していた。ニコニコ動画名物の、スーパーインポーズ機能つきコメントは匿名ではなく、データ内にコメント主のユーザーIDが埋め込まれていた。プロキシーソフト「Proxomitron」を使ってこのIDを明確にする手法が知られると、自分自身で自作動画に大量コメントをつけていたユーザーの存在が次々とわかってしまったのだ。まとめWikiにこれまでに起こったことがリストになっている。ニコニコ動画では、画面上に流れるコメントを閲覧者が読んで気分が盛り上がり、自分でもコメントをつけ加えてまた盛り上がる。このスパイラルのとっかかりが、動画作者自身による「ホメ」コメントの嵐だったのだから、少々興ざめだ。騒ぎの起こったあと、コメントに埋め込まれたIDにはスクランブルが掛けられ、誰が投稿したのかすぐにはわからないようになった。この騒ぎに、ニコニコ動画の運営ブログで「野暮なことはいうな、ということです」との表明があった。

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