【2007/10/16】
■ またか……亀田史郎さんの手紙がアニメのセリフ似だと指摘が
今まで妙なストッパーがかけられていたせいなのか、一度勢いのついた亀田一家へのバッシングが急激に増えているようだ。そんな中、2ちゃんねるで新しい発見があった。1970年代中頃に放送されたアニメ「侍ジャイアンツ」。主要人物以外は、実在の野球選手が実名で登場して、当時の野球少年たちの心をとらえたこの作品の、最終回に登場する川上哲治監督の感動的なセリフ。これと、亀田兄弟の父、史郎さんが以前、息子の興毅さんにあてて書いた手紙の文面によく似ているというのだ。この30年前のアニメを、すぐさま検証できるのがネットの恐ろしいところだ。この問題の手紙を取り上げたTBSの番組映像に、アニメのセリフを重ねた動画がすぐに作られ、公開中だ。
めたるまん(山崎一幸)
■ TBS「アッコにおまかせ!」の「初音ミク」扱いがネットで問題に
亀田騒動に続いて、またTBSテレビがらみの騒ぎだ。14日に放送された「アッコにおまかせ!」で、バーチャル歌手ソフト「初音ミク」の人気を2分半ほどの映像で紹介していた。しかし、映像ではロクに歌声を聞かせることもなく、後半では初音ミクのユーザーである男性2人を登場させ、部屋の中やコスプレ姿などを紹介。まるで変わり者向けのおもちゃであるかのように扱っていたのだった。男性2人の映像は1分半ほどだが、曲を作る模様などをなんと3時間もかけて撮影したようで、男性たちには実際に放送された内容とは違う内容の台本が渡されていたという。おかげでネットはまたもや大騒ぎになり、取材を受けた初音ミクの発売元が、何も悪くないのになぜか謝罪するはめになってしまった。今回、悪意があったかどうかはともかく、結果的にはTBSのスタッフが仕組んだ誘導に、取材対象の皆さんが引っかかってしまったように見える。そこで、テレビ番組などマスコミへの登場回数が公称1,400回という、日本コンピュータクラブ連盟理事長の山本隆雄さんに伺ってみた。「マスコミは、まず結論ありきで取材している」「インタビューでは好きなようにしゃべらせてくれる。その中から、都合のいい部分だけを編集して取り出す」ということだった。湾岸戦争のころには、「テレビゲームのようにおもしろいですよね」とインタビュアーに促されたこともあったそうだけれど、「さすがに戦争を肯定できなかったので、その通りに発言しなかったところ、そのインタビューは没になった」そうだ。テレビのインタビューを受けるにも、放送を見るときにも、十分ご注意を。
めたるまん(山崎一幸)
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